2008-05-30

☆酸化マグネシウム(magnesium oxide)について

  『酸化マグネシウム(magnesium oxide)』は白い細粒剤の、制酸剤、緩下剤である。日局酸化マグネシウム(重質酸化マグネシウム)で組成されている(含有している)。自分は1袋2.5gで処方されている。
※基準名は日本薬局方 酸化マグネシウムで、日局 酸化マグネシウム(重質酸化マグネシウム)を含有している。

 薬局から貰った注意書き(薬局が作成したもの)等を転記する。
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【薬の作用】
過剰の胃酸を中和する、便通を良くする、尿路結石を予防する薬です。胃粘膜を刺激する過剰な胃酸を中和したり、腸内で水分を吸収して腸内容物を増やし、排便を促します。

【注意事項】
・ 下痢、長期・大量服用により高マグネシウム血症等が現われる事があります。
・ ビタミンDを含む医薬品やサプリメントを採る場合は医師、薬剤師に相談して下さい。
・ 牛乳や、乳製品等カルシウムを多く含んだ飲食物や、カルシウム剤は大量に採らないで下さい。
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 酸化マグネシウムは、多くの製薬会社から出されていて、自分が処方されているのがどこのものなのか分からないが、どこのも大きな違いがなさそうで、添付書類に書かれている注意事項もほぼ同じである。
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【慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)】
1. 腎障害のある患者[高マグネシウム血症を起こすおそれがある。]
2. 心機能障害のある患者[徐脈を起こし、症状が悪化するおそれがある。]
3. 下痢のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
4. 高マグネシウム血症の患者[症状が悪化するおそれがある。]
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 ブログ内の参考ページ:2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等2006/05/19

2008-05-29

☆バクタ錠(Baktar)について

 『バクタ錠(Baktar)』は、合成抗菌剤である。白色錠剤で”780”と刻印されていて、
割線が付いている。直径約11.0mm、厚さ約5.2mm、重量約0.50g。バクトラミン錠に変更になるまでは、バクタ錠を処方されていた。
※一般的名称はスルファメトキサゾール・トリメトプリム(Sulfamethoxazole Trimethoprim)製剤で、1錠中に日局スルファメトキサゾールを400mg、トリメトプリム80mg含有している。ちなみに添加物は、[カルメロースカルシウム,ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸マグネシウム]とあり、バクトラミン錠とは、こういう点で違っている。

 以下に、薬局から貰った注意書き(薬局が作成したもの)等を転記する。
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【薬の作用】
 細菌による感染を治療・予防する抗菌薬です。細菌の発育に必要な葉酸の合成や働きを阻害して、細菌の増殖を抑えます。

【注意事項】
・ 食欲がない、気持ちが悪い、吐く、下痢、腹痛、胃の不快感、口内炎、発疹、かゆみ、発熱、頭痛、うとうとする、血液検査値異常等が現われる事があります。
・ 他に服用中または使用中の薬がある場合は、医師、薬剤師に必ず伝えて下さい。また他の薬を併用する時も相談して下さい。
・ アレルギー体質の方や、今までに薬で、ぜんそくや発疹、じんましん等が出た事のある方は、医師、薬剤師にその事を伝えて下さい。
≪別の薬局での注意事項≫
・ 貧血、出血傾向、発疹等の皮膚の異常、ショック(かゆみ、不快感、呼吸困難、血圧低下等)が起これば、直ちに受診して下さい。
・ 缶等の気密容器で保管して下さい。
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 ちなみに、これが退院後間もなく、バクトラミン(Bactramin)錠に変更された。

 最後に、添付書類に書かれている警告、禁忌等の所を一部転記する。
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【警告】
 血液障害、ショック等の重篤な副作用が起こることがあるので、他剤が無効又は使用できない場合にのみ投与を考慮すること。

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1. 本剤の成分又はサルファ剤に対し過敏症の既往歴のある患者
2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
3. 低出生体重児、新生児
4. グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠乏患者[溶血を起こすおそれがある。]

【原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)】
1. 血液障害又はその既往歴のある患者[血液障害を悪化させることがある。]
2. 本人又は両親、兄弟が気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者又は他の薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
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 以上。この他に、参考として、バクタ(Bakter)錠について書いてあるページは右記の通り:『2006/05/19』、『2006/06/12』、『2008/05/08

【備考】
・顆粒もある。
・薬価基準収載年月:1976年6月
・販売開始年月:1976年6月。
・製造販売元:塩野義製薬株式会社。


追記(090523):バクタ錠(Baktar)、及びバクトラミン(Bactramin)は、「カリニ肺炎の予防(prevention)に」といって処方(prescription)されていた薬である。原虫(Protozoa)、カビ(molds;Fungi)の仲間、ばい菌(bacillus、microbe)、バクテリア(bacterium、複数形はbacteria)にも効果はあるかもしれないが、バクタやバクトラミンはピンポイント的にカリニ肺炎(pneumocystis carinii pneumonia)(原虫による肺炎)に効くのだという。現在はカリニ肺炎と言わず、ニューモシスチス肺炎(pneumocystis carinii pneumonia;ニューモシスチス-カリニ肺炎)と呼ぶのだそうだ。

2008-05-28

☆ロキソニン(Loxonin)錠について

 『ロキソニン(Loxonin)錠60mg』は痛み止めとして処方されているが、鎮痛薬(analgesic)・抗炎症薬(anti-inflammatory drug)・解熱剤(antipyretics)である。
※ 『ロキソニン錠60mg』は、極薄紅色錠剤、” SANKYO/157”と刻印されていて、割線が付いている。直径約9.1mm、厚さ約3.3mm、重量約250mg。販売開始年月:1986年7月。
※ 重量は錠剤の重さで含有量ではない。
※一般的名称はロキソプロフェンナトリウム水和物製剤で、プロピオン酸系抗炎症剤、日局 ロキソプロフェンナトリウム水和物製剤を無水物の形で含有している。
※ 『ロキソニン細粒』もあるらしい。
錠剤アップ写真は『2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等』内、参照。

 薬局から貰った注意書き(薬局が作成したもの)等を転記する。
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【薬の作用】
 炎症による腫れや痛みを和らげ、熱を下げる薬です。

【注意事項】
・ 腹痛、胃痛、吐き気、下痢、便秘、むくみ、発疹、発熱、眠気、口内炎等が現われる事があります。
・ 空腹時を避け、食後に多め(コップ1杯)の水で服用する様にし、食事を採らない場合は牛乳等と一緒にお飲み下さい。
・ 頓用の場合は、熱が下がらなかったり、痛みが止まらなくても、5~6時間以上あけて飲んで下さい。また空腹時の服用は避けて下さい。
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 最後に、ネットで調べた、その他、添付書類に書かれている禁忌等の所を一部転記する。
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【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1. 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制により、胃の血流量が減少し消化性潰瘍が悪化することがある。]
2. 重篤な血液の異常のある患者[血小板機能障害を起こし、悪化するおそれがある。]
3. 重篤な肝障害のある患者[副作用として肝障害が報告されており、悪化するおそれがある。]
4. 重篤な腎障害のある患者[急性腎不全、ネフローゼ症候群等の副作用を発現することがある。]
5. 重篤な心機能不全のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制により浮腫、循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させるおそれがある。]
6. 本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者
7. アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息発作を誘発することがある。]
8. 妊娠末期の婦人
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 自分の場合は、肝機能(liver function)検査値異常等が現われた時もロキソニンは関係なさそうであったので、自分には合っているお薬なのだと思っているが、結構注意事項が多いお薬である様だ。

 その他、ブログ内の関連ページ:2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等2006/05/192006/06/14

【備考】
・製造販売元:第一三共株式会社。

2008-05-27

☆フォサマック錠(Fosamac)について

 『フォサマック錠(Fosamac Tablet)35mg』は骨粗しょう症(骨粗鬆症:osteoporosis)治療薬である。昨年12月から処方され、その時に既にこの薬について書いた(2007-12-04 (火) 骨粗鬆症の薬:フォサマックについて)ので、一部重複する所があるが、改めてまとめる。

 週に1回服用する35mgの錠剤は、恐らく間違って毎日飲んでしまわない様にと、大袈裟といえるほど念入りに注意書きを書いたピンクの厚紙を3つ折りにして、1錠を包装している。厚紙を開けば嫌でも注意書きを目にする事になるし、その一錠をぽちっと押せば簡単に取り出せる様になっている。写真は、その3つ折りで閉じている厚紙を開いた状態で、その表と裏を上下に並べて撮っている。

 その厚紙の中に埋まっている、フォサマックが1錠だけ入っている銀色のシートを無理やり取り出してみると、表面には【フォサマック35mg】、【識別コード77】と書いてあり、裏面には【フォサマック35mg】とある他に、【週1錠1回のむ おくすり】と書いてある。間違って35mg錠を毎日飲んでしまわない様に、2重、3重に、予防している様だ。これでもまだ誤飲があるのか、包装のデザインが去年より更に少しだけ変わったみたいで、一番大きな違いは、『フォサマック』と書いた、骨の形をしたシールが、追加されており、それを『のみ忘れないように シールをカレンダーに貼っておきましょう』、とある所だろう。かわいいので、早速カレンダーに貼ってみている。習慣になるまでは、週1回というのも、うっかりすると忘れてしまうので、のみ忘れない為にも、いい方法かもしれない。

 35mgのフォサマックは、白色楕円形の錠剤で、長径: 10.3mm、短径: 5.6mm、厚さ: 3.6mmで、錠剤表面に”77”と、裏面には骨マークの柄が刻印されている。35mgは週1回朝食前に服用する。販売開始年月:2006年9月。
※ちなみに『フォサマック錠 5mg』は白色の円形の錠剤で、直径: 8.0mm、厚さ: 3.2mmで、錠剤表面に”925”と、裏面には骨マークの柄が刻印されている。5mgは毎朝食前に1錠服用する。販売開始年月: 2001年8月。
※一般的名称はアレンドロン酸ナトリウム水和物錠で、アレンドロン酸という形で含有されている。

 厚紙に書いてある注意書き、及び、薬局から貰った注意書き(薬局が作成したもの)等は【2007-12-04 (火) 骨粗鬆症の薬:フォサマックについて】を参照。
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 最後に、ネットで調べた、その他添付書類に書かれている禁忌等の所を一部転記する。
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【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1.  食道狭窄又はアカラシア (食道弛緩不能症) 等の食道通過を遅延させる障害のある患者〔本剤の食道通過が遅延することにより、食道局所における副作用発現の危険性が高くなる。〕
2.  30分以上上体を起こしていることや立っていることのできない患者
3.  本剤の成分あるいは他のビスホスホネート系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
4.  低カルシウム血症の患者
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 ブログ内の参考ページ:2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等

【備考】
国際誕生年月:1993年7月
・製造販売元:萬有製薬株式会社。

2008-05-25

☆ウルソ錠 (Urso)について

 『ウルソ錠 (Urso 100mg)』は、肝・胆・消化機能改善剤。50mgの錠剤もあるらしい。錠剤アップ写真は『2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等』内、参照。
※ 『ウルソ錠100mg』は、白色錠剤、”235”と刻印されていて、割線が付いている。直径約8.0mm、厚さ約2.7mm、重量約150mg。販売開始年月:1981年9月。
※ 『ウルソ錠50mg』は、白色錠剤、”234”と刻印されていて、割線が付いている。直径約6.0mm、厚さ約2.4mm、重量約75mg。販売開始年月:1962年7月。
※重量は錠剤の重さで含有量ではない。
※一般的名称はウルソデオキシコール酸錠で、催胆薬(choleretic)、日局 ウルソデオキシコール酸(ursode-oxycholic acid)を含有している。

 以下に、薬局から貰った注意書き(薬局が作成したもの)等を転記する。
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【薬の作用】
 胆汁の分泌を促す、肝臓の働きを改善する、消化を助ける、胆石を溶かす薬です。胆汁の分泌を促進し胆汁の流れを良くしてコレステロール系の胆石を溶かし、肝臓を保護したり、膵液の分泌を促し消化吸収を良くします。

【注意事項】
・ 下痢、かゆみ、腹痛、気持ちが悪い、発疹、便秘、胃の不快感、胸やけ、吐く、食欲がない、めまい、肝機能検査値異常等が現われる事があります。
・ 症状に合わせて用法・用量が調整されます。指示された用法・用量を守って下さい。
・ 胃腸薬(制酸剤等)を服用する時には必ず医師、薬剤師に相談して下さい。
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 最後に、添付書類に書かれている禁忌等の所を一部転記する。
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【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1. 完全胆道閉塞のある患者〔利胆作用があるため,症状が増悪するおそれがある.〕
2. 劇症肝炎の患者〔症状が増悪するおそれがある.〕
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 以上。その他、ブログ内の参考ページ:2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等

【備考】
・製造販売元:田辺三菱製薬株式会社。

2008-05-23

2008/05/22 (木) 結節性紅斑?

  5/19の通院記録の追記を少々。

 右人差し指先の腹側に、赤い斑点がずっとあり、一向に消えない事について訊いてみた。鉛筆等を持った時、丁度親指の爪が当たる所なので、そのせいかとも思っていたのだが、昔はこんな所は赤くなっていなかった。よく覚えていないが、退院してから間もなく出来た様に思う。先生は指を触診(palpation)され、よくわからないが感染症か何か、結節性紅斑(erythema nodosum)かもしれない、悪くなる様だったら皮膚科へ、との事。感染症(infection)の場合なら、発赤部位が少ししこりになるらしいが、小さいので、触ってみても非常に微妙である。この皮膚の発赤原因が感染症とは考えた事も無かったので、これまた驚き。感染症でない事を願いつつ、これまた、様子を見守る事に……

 帰宅後、少し結節性紅斑について調べた所、下肢(特に下腿伸側)に圧痛のある結節(node)を多発する病気だとある。前ぶれとして発熱(pyrexia、fever)や全身倦怠感(malaise)、関節痛(arthralgia)等があり、四肢、特に下腿伸側に、直径1~5cm大に少しだけ隆起し、触ると皮下に硬いものを感じ、押すと痛い紅斑(erythema)が多発するらしい。更に、細菌(bacterium)その他の多種アレルゲン(allergen)に対する免疫複合体(immune complex、抗原抗体複合体:antigen-antibody complex)による脂肪小葉隔壁の血管を場とするアレルギー(allergy)反応と考えられており、ベーチェット病(Behcet disease;Behcet syndrome)やサルコイドーシス(sarcoidosis)の部分症状として生じることもある、と何やら難しい事が書いてあったが、自分の場合はどうなのか、う~ん、よくわからん……。

 左親指の付け根等にも赤い点々があるが、先生は、これは結節性紅斑ではないだろうと言われるので、紅斑は多発どころか、上肢の指に、たった1ヶ所だけという事になるし、直径は1cmもないし、僅かに膨らんでいるとも言えないが、押してみてもかすかに痛い程度で…… まあ、今のところ悪さをしている訳でもないし、取り敢えずの病名に惑わされずに、これも観察を続けていくとしましょうか。

 もう一つ追記。薬の整理をしていたら、一番大事な免疫抑制剤(immunosuppressant)のネオーラル(Neoral)が14日分しかなかった。以前薬局の手違いで、薬が足りなかった事があったので、また薬局さんのミスかと思ったが、ふと処方箋(prescription)を見るとネオーラルだけどういうわけが14日分になっていた。病院へ電話をして、どうしたら良いかKB先生に問い合わせたのだが、先生、申し訳なさそうな声で、追加で処方するにしても、改めて診察を受けて貰わなければならないらしい事を言われ、次回は2週間繰り上げて受診する事になりました。チャンチャン♪

2008-05-21

2008/05/19(月) 通院記録

 この4週間の体調は、相変わらず指・頸・腰など各種関節痛(arthralgia)。おおむね良好だとは思うのだが、4月初めの、体が軽くなったという感じは少なく、だるい日が多い。こむら返り(twist、leg cramp)はしばしば起こり、こむら返りまでいかなくとも、足は毎日つっている(特に起床時)。筋肉痛(myalgia)。軽いのど痛(咽喉痛:pharyngodynia)も常時で、時々きつい日がある。口内炎(stomatitis)なのだろうか、時々、舌痛(glossalgia)、歯磨き時に歯茎(歯肉:gum;gingivae)からの出血あり。右耳ぼーっとする時があり、起こると長時間続く。これも耳鳴り(みみなり、じめい:ear noises;tinnitus;ear ringing)になるかどうか分からないが、丁度エレベーター等で急上昇した時に耳がボワンとする感じで、普通なら唾を飲み込めば消失するのだが、自分の場合、なかなか治まらない。血圧は低めで安定している(上:84-94、下:57-62、脈:60前後)。昨日、今日と腹痛(abdominal pain;abdominalgia)がある。

 血液検査(blood test)の結果は、アミラーゼ以外は全て正常で、いいですね、と先生。プリントアウトされた表を見ると、肝機能(liver function)は全て正常値内、アミラーゼ(amylase:AMY)だけは前回下がり始めたと思ったのにまた少し上昇していた。しかし、心配するほどでもないとみえ、それ以上の注意事項は特に言われなかった。そして今回も免疫抑制剤(immunosuppressant)を減量すること無く、薬の量は同じのまま、4週間様子を見守る事になった。

 ところで、先生が処方(prescription)をPC画面で確認されながら、「まだ痛み止めは要りますか」と訊かれたので、欲しいし、出来れば1日3錠に増やして欲しいといった時(結局増やしては貰えなかったが)、「(痛み止めの)ロキソニン(Loxonin)にゾロは無かったかなぁー」とPC画面で薬を探しながら話されるのを聞き、この『ゾロ』という言葉にちょっとびっくり。ジェネリック(generic)医薬品の事を俗にゾロ製品とも言うらしいが、ゾロ製品という言葉を自分は聞いた事がないと、つい最近書いたばかりだったからだ(2008/05/10(土) ジェネリック医薬品について)。ふ~ん、お医者さんはこんな感じで普通に使われているんやなぁ…等と感心しつつ、改めて、出来得る限りジェネリックに変更はしないで下さい、とお願いした。(先生は、痛み止めは出来るだけ処方したくない考えだという気がするが、それ以外に多分、私が痛み止めから卒業するステップとしてゾロで探そうとされたのだと思う。あくまでも私の想像だが。。。) ジェネリックの話が出たついでに、現在のバクトラミン錠(Bactramin)へ変更される前に処方されていたバクタ錠(Baktar)もゾロなのかを訊いてみると、果たして、バクタもゾロであった。まあいずれにせよ、薬の効き目が思わしくないとか、明らかにその薬により深刻な副作用(side effect)が出た場合(あるいは報告された場合)とかは別として、一旦処方された薬を、単に安価だからとジェネリックに(或いは、ジェネリックから、より安価なジェネリックに)変えて欲しくはないなぁーっという気持ちに変わりはない。

 その他、耳がぼーっとする件について先生は、記録はされておられたが、特にコメントは無く、喉は「相変わらず真っ赤」だった様だが、今回も順調な感じ……まずまずである。
【血液検査の結果】5/19:
WBC(白血球数) 3.3、HGB(ヘモグロビン) 10.6、PLT(血小板数) 166、
GOT(AST) 27、GPT(ALT) 14、γ-GTP 26、LDH 209、AMY 142

2008-05-18

☆バクトラミン錠 (Bactramin)について

  『バクトラミン錠 (Bactramin)』は、合成抗菌剤(antimicrobial agent;antibacterial agent)である。白色錠剤で”ROCHE”、”B”、”S”と刻印されていて、裏面には割線が付いている。直径11mm、厚さ約5.3mm、重量約500mg。錠剤アップ写真は『2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等』内、参照。重量は錠剤の重さで含有量ではない。
※一般的名称はトリメトプリム・スルファメトキサゾール製剤(Trimethoprim Sulfamethoxazole)で、1錠中に日局スルファメトキサゾールを400mg、トリメトプリム80mg含有している。
※ 参考までに、添加物は[カルボキシメチルセルロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、トウモロコシデンプン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ポリオキシル40]となっている。薬を錠剤の形に固める材料等なのだと思うが、この添加物がバクタ錠とは異なっている。

 以下に、薬局から貰った注意書き(薬局が作成したもの)等を転記する。
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【薬の作用】
細菌による感染症を治療する抗菌薬です。細菌の発育に必要な葉酸の合成や働きを阻害して、細菌の増殖を抑えます。

【注意事項】
・ 食欲がない、気持ちが悪い、吐く、下痢、腹痛、胃の不快感、口内炎、発疹、かゆみ、発熱、頭痛、うとうとする、血液検査値異常等が現われる事があります。
・ 他に服用中または使用中の薬がある場合は、医師、薬剤師に必ず伝えて下さい。また他の薬を併用する時も相談して下さい。
・ 薬物で過敏症を起こした事がある方、本人または家族が気管支喘息や発疹等アレルギーを起こしやすい体質の方は、医師、薬剤師にその事を伝えて下さい。
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 最後に、添付書類に書かれている警告、禁忌等の所を一部転記する。
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【警告】
血液障害、ショック等の重篤な副作用が起こることがあるので、他剤が無効又は使用できない場合にのみ投与を考慮すること。

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1. 本剤の成分又はサルファ剤に対し過敏症の既往歴のある患者
2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
3. 低出生体重児、新生児
4. グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠乏患者[溶血を起こすおそれがある。]

【原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)】
1. 血液障害又はその既往歴のある患者[血液障害を悪化させることがある。]
2. 本人又は両親、兄弟が気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者又は他の薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
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 以上。この他に、参考として、バクトラミン錠に変更される前に処方されていた、バクタ(Bakter)錠について書いてあるページは右記の通り:『2006/05/19』、『2006/06/12』 、『☆バクタ錠について』 。より安いジェネリックに変えられたものと思われる(参照ブログ:『2008/05/10(土) ジェネリック医薬品について』)。

【備考】
・ 販売開始年月:1976年6月。
・ 製造販売元:中外製薬株式会社。
・ 顆粒もあるらしい。


追記(090523):バクタ錠(Baktar)、及びバクトラミン(Bactramin)は、「カリニ肺炎の予防(prevention)に」といって処方(prescription)されていた薬である。原虫(Protozoa)、カビ(molds;Fungi)の仲間、ばい菌(bacillus、microbe)、バクテリア(bacterium、複数形はbacteria)にも効果はあるかもしれないが、バクタやバクトラミンはピンポイント的にカリニ肺炎(pneumocystis carinii pneumonia)(原虫による肺炎)に効くのだという。現在はカリニ肺炎と言わず、ニューモシスチス肺炎(pneumocystis carinii pneumonia;ニューモシスチス-カリニ肺炎)と呼ぶのだそうだ。

2008-05-17

☆ビクロックス錠(Vicclox)について

 『ビクロックス錠200(Vicclox Tab. 200mg)』は、抗ウイルス化学療法剤である。錠剤アップ写真は『2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等』内、参照。
※ 『ビクロックス錠200(Vicclox Tab. 200mg)』は、白色錠剤、”MK”、”03”と刻印されていて、割線が付いている。直径約8.5mm、厚さ約4.2mm、重量約260mg。
※ 『ビクロックス錠400(Vicclox Tab. 400mg)』は、白色錠剤、”MK”、”05”と刻印されていて、割線が付いている。直径約11.0mm、厚さ約5.3mm、重量約520mg。
※重量は錠剤の重さで含有量ではない。
※ 一般的名称はアシクロビル錠で、ウイルスDNAを阻害、アシクロビル(acyclovir)を含有している。

 以下に、薬局から貰った注意書き(薬局が作成したもの)等を転記する。
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【薬の作用】
ヘルペスウイルスによる感染症(単純疱疹、帯状疱疹)を治療する薬です。ウイルスの遺伝子(DNA)の合成を阻害して、ウイルスの増殖を抑えます。

【注意事項】
・ 腹痛、下痢、頭痛、眠気、貧血、吐く、血液・肝・腎機能等臨床検査値異常等が現われる事があります。
・ 服用回数が多い薬なので、必ず指示に従い服用して下さい。
・ 体が脱水状態になると腎臓でこの薬が溶けきれず、結晶化して、腎障害を起こしやすいので、この薬を服用中は普段より多めに水分を取って下さい。水分制限を指導されている方は医師、薬剤師に相談して下さい。
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 ちなみに、自分の場合はヘルペス(herpes)予防にと、処方(prescription)されている。この薬は、単純疱疹(herpes simplex;fever blister;(口唇)cold sore)、帯状疱疹(herpes zoster;shingles)の他に、骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制に処方される。

 去年、免疫抑制剤(immunosuppressant)をゼロにされた後に、ビクロックスも終了にしましょうかと言われた時があったが、これは止めないでまだしばらく続けて欲しいとお願いした薬である。何故なら、例えばヘルペス科に属するウイルスのサイトメガロ・ウイルス(cytomegalovirus)等は日本では30歳迄に約90%の人が感染(infection)しているといい、たとえ発病しなくてもそのウイルスは消滅する事なく潜伏し続け、免疫(immunity;immunization)力が落ちた時等に帯状疱疹になって現われるとかなんとかと聞いた事があるからだった。おまけにずっと昔に帯状疱疹を経験していて、治療法もないとかで確か対症療法(symptomatic treatment)として、塗り薬とビタミン(vitamin)剤しか処方して貰えなかった様な記憶がある。その時は右脇腹から背中にかけて出たのだが、とにかく痛くて堪らない。2~3週間は痛く、その後もしばらく痛み続ける、あんなのはもう2度と罹りたくないので、予防出来るのなら予防を、そして、十分に免疫力が付いたと自信が持てるまで続けたいと思ったのだ。

 最後に、添付書類に書かれている禁忌等の所を一部転記する。
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【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
本剤の成分あるいは塩酸バラシクロビルに対し過敏症の既往歴のある患者
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 以上。

【備考】
・ 販売開始年月:2000年7月。
・ 販売元:明治製菓株式会社。
・ 製造販売元:小林化工株式会社。

2008-05-16

2008/05/16 薬の国際誕生日とは

 薬についてまとめたり、調べていたら、国際誕生年月というのがあった。必ずしも全てのお薬に書いてある訳ではなさそうなのだが、どういう意味なのかを調べてみた。

 『国際誕生日』(『国際誕生年月』)とは、「我が国、又は、外国で初めて該当する医薬品の製造、又は、販売が認められた日」をさして言うらしい。

2008-05-15

2008/05/15 アメリカの健康保険組合

 先日、アメリカに住む友人に会う機会があった。その時、偶然だがジェネリック(generic)医薬品の話になり、この人も『安易にジェネリックは飲みたくない派』の様であった。例えば錠剤なら、いくら有効成分もその含有量も同じといっても、それを錠剤状に丸める(固める)為に使われる材料や成分が違うと、作用も違ってくる可能性があると指摘されていたが、どんな薬でも、1粒の錠剤にする為に使われる成分というのは、有効成分の量に対して70%以上を占めるのは間違いないと思われる事から、容易にこの可能性を想像出来る。ここまではほぼ自分も知っている話だったが、米国在住年数の長いこの人は、更に面白いというか、驚くべき話をしてくれた。

 アメリカでは、健康保険(health insurance)組合が、患者(patient)に予告なく勝手にジェネリック医薬品に変更してしまうそうなのである。個人が個別に掛けているであろう保険会社(○△生命保険といった類)ではなく、健康保険組合が、である(つまり、日本ならば国民健康保険とかに相当する所が、である)。ジェネリックは安いので、健康保険組合が負担する金額も当然安くなるのは分かるが、患者や医者(doctor)にも関与させる事無く、勝手にジェネリックに変えられてしまうとはなんとランボーな、と驚いてしまったが、それがアメリカでは普通なのだそうだ。そして、正規薬(オリジナル薬)なり、他の薬なりに変更したければ、主治医から『その薬でなければならない』という証明を書いて審査して貰わなければならないのだとか……

  どの方式がいいのか悪いのかは置いておいて、健康保険組合が薬の種類を変える権限があるとは、お国変われば、色々と凄い違いがあるものだ。

2008-05-14

2008/05/13 (火) ブッククロッシング・ジャパン

 『ブッククロッシング・ジャパン』というものがある事を情報番組で知った。これは本の新しい流通方式らしく、「『本に世界を旅させる』活動」だそうだ。何でも、読み終わった本を登録して、公園のベンチでも、ブッククロッシングゾーンになっているお店や場所などに、わざと忘れて置いていく。。。次にそれに興味を覚えた誰かの手に取られて読まれる事を願って置いていく。。。本を手にした人は、ネットを通じて、その本がどこを旅してきたかが分かる(多分、本を手にした人、それぞれが、ネットにそれを記録していくのだろうと思う)。本をごみで捨ててしまうよりは有効で面白い方法ではないか?

 引っ越し前に、いくつも古本屋さんに問い合わせたり来てもらったりしたのだが、『bookオ▽』の類の古本屋の出現以来、10年以上経った本の殆んどは1円の価値にもならないという扱いをされ(つまり、古本としては引き取れない、古紙にしかならない、古紙として需要の高い中国に輸出される、といわれ)、悲しく侘びしい思いをした。今日、ブッククロッシングの紹介番組を偶然見て、もし去年、家をたたむ前にこの情報を知っていたら、大量の本を紙くずにせずに、この方法で少しは救えたかもしれないと、少し残念に思いつつ、早速インターネットでアクセスして覗いてみた。

 「本に世界を旅させる活動」のHP、この中のブッククロッシングゾーンという所からすこし抜粋してみる。次の様な仕組みになっているそうだ。【ブッククロッシングは、自由に(マナー、モラルを守り)本を”わざと”忘れて来て、その本を偶然、手にした人が、本を読んだあと同じように本をどこかへ忘れて来る...その「本の旅」をずっと追跡できるのです。  しかしながら、自分に感動や優しさを与えてくれた大切な本が「落とし物として扱われないだろうか?」「ゴミとして捨てられないだろうか?」そんな心配があるのも事実です。 そんな心配や不安を解消するための場所が「ブッククロッシング・ゾーン」です。 本を自由に持ち帰ったり、そこへ大切な本を置いておく。そして、あなたの大事な本は、いつかそこから世界へ旅立ちます。「ブッククロッシング・ゾーン」は、言わば本の休憩場所ですね。】

 そもそもアメリカ発(アメリカの夫婦で、奥方は日本人女性の様だ)の試みらしく、本の登録件数など多いけれども、日本の本はまだまだ少なく、安心して置いて(置き忘れて)いけるゾーンも少ない(何も知らない人に捨てられてしまってもいいと覚悟するなら、公園でも、駅のベンチでも自由に置き忘れていけばいいのだろうが……)。ちょっといくつか見てみた中に、「どこどこの公衆電話の上に置いてきた」というのがあったので、日本でも本を冒険の旅に出している人が確かにいるらしい。しかし日本語版HPは、本を検索しようにも、まずは英語のページから入っていかなければならないので、気軽に使える感じではない。それでも、そのうち登録してみて、もう絶版になってしまった母の書いた本でも置き忘れてみようかなと思ってみたりする。別に母の本に限らず、もう読まなくなったどんな小さな些細な本でも、色んな人に読まれる可能性がある『旅に出す』方が、本も嬉しいのではないかと思うし、また実際に送り出した本のどれかが無事旅に出てくれれば、きっと自分も一緒に旅した気分になれ、嬉しい気持ちになりそうだ。

  ブッククロッシング、日本では、まだ始まったばかりの試みの様であるが、きっと日本語版のHPが充実していって使い易くなれば、そして、本を置けるスペース(店など、即ちブッククロッシングゾーン)が増えて行けば、利用者(登録者)ももっと増えるんじゃないかな。

2008-05-13

2008/05/13 (火) レストア腎移植(restore kidney transplant)に動きあり

 愛媛の宇和島徳洲会病院で万波誠医師が行なったレストア腎移植(restore kidney transplant;修復腎移植)関連で、動きがあった様だ。『2008/02/13 万波医師の病気腎移植について1』と『2008/02/13 万波医師の病気腎移植について2』に、この万波医師の行なった移植について書いたが、自分は、これは素晴らしい医療技術の開発というか、発見なのではないかと考えている。しかし、日本が誇ってもいいと思われる成果に対して、厚生省はそれを詳しく調べもしないで認めようとはせず、それどころか万波医師から医者としての命をも断とうとしている。。。とてももどかしく思っていた件だ。

 今日ニュースで流れていたので、ネットで検索してみたのだが、その記事の一部をMSNの産経ニュースから引用する。
【厚生労働省が「原則禁止」の指針を示している病腎移植について、超党派の国会議員約80人でつくる「修復腎移植を考える超党派の会」(会長・杉浦正健元法 相)は13日午前、会合を開き、第三者による客観的評価などを条件として、容認できるとする見解案をまとめた。今後、厚労省や移植関連学会などと調整をはかりながら、議員立法化も検討するとしている。(後略)。】

  万波医師が行なった「病気腎移植」、改め「レストア腎移植」については、万波医師が所属する徳洲会グループが発行している徳洲新聞があり、そこのメディア情報の所で、『腎臓移植医療について』というページがあるので、興味を持たれた方の参考になるかもしれない。万波医師を応援する人が増えてきた様で、やっといい傾向が見え始めてきたのではないかと思っている。

2008-05-12

☆ミコシスト(Mycosyst)について

 『ミコシスト(Mycosyst)カプセル100mg』は深在性真菌症治療剤である。形状は、緑色(キャップ側)と白色(ボディ側)のカプセルで、[TTS 355 / 100mg]と印字されている。カプセル(capsule)の大きさは3号で、重量は約0.27g。カプセルのアップ写真は『2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等』参照。この他に、50mgカプセルもあるらしく、こちらは[TTS 354 / 50mg]と印字、カプセルの大きさは4号で、重量は約0.20g。 重量は錠剤の重さで含有量ではない。
※ 一般的名称はフルコナゾールカプセル、合成抗菌剤(antimicrobial agent;antibacterial agent)で、フルコナゾール(fluconazole)を含有している。

 以下に、薬局から貰った注意書き(薬局が作成したもの)等を転記する。
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【薬の作用】
カビ(真菌)による感染症を治療する薬です。真菌の細胞膜成分の合成を阻害する事により、真菌の増殖を抑えます。

【注意事項】
・ 吐き気、下痢、発疹、頭痛、むくみ、吐く、腹痛、食欲がない、肝機能検査値異常等が現われる事があります。
・ 他に服用中または使用中の薬がある場合は、医師、薬剤師に必ず伝えて下さい。また他の薬を併用する時も相談して下さい。
・ アレルギー体質の方や、今までに薬で、ぜんそくや発疹、じんましん等が出た事のある方は、医師、薬剤師にその事を伝えて下さい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 最後に、添付書類に書かれている禁忌等の所を一部転記する。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1. *次の薬剤を投与中の患者:トリアゾラム,シサプリド,エルゴタミン,ジヒドロエルゴタミン
2. 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者
3. 妊婦又は妊娠している可能性のある患者
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 以上。その他、ミコシストについて書いたページは『2006/05/19』。

※ 追記事項(080826): ミコシストの併用注意事項という項目の中に、免疫抑制剤(immunosuppressant)のネオーラル(Neoral)の様なシクロスポリン(cyclosporin A;CyA)製剤の血中濃度を上昇させるという報告がある。

【備考】
・販売開始年月:2003年7月。
・発売:塩野義製薬株式会社。
・製造販売元:高田製薬株式会社。

2008-05-11

☆ネオーラル(Neoral)について

 現在のお薬の一覧を書いたついでに、これから各薬について、薬局から貰っている薬の説明と注意事項等もまとめていこうと思う。もしかして、以前書いていて重複するのがあるかもしれないが、再掲という事で、ここにまとめておく。

 先ずは、『ネオーラル カプセル(軟カプセル)』について。
 
 これは免疫抑制剤(immunosuppressant)(カルシニューリンインヒビター)で、私が知っているのは25mg(写真)と50mgの2種類で、この他に10mgというのもある様だ。1日に2回服用する場合は、12時間おき、即ち、朝9時に飲めば、夜の分は21時に服用する様に指示されている。これは血中濃度が一定に保たれる様にする為と聞いた様に思う。この薬は銀色のアルミ素材でシーリングされている。普通お薬といえば片面は透明になっていて薬がどんな形状か見る事が出来るが、これは完全遮光状態である。これを初めてアルミシートから開封して取り出した時、何とも生臭い匂いがして驚いた記憶があるが、今はもう慣れてしまった(今でも鼻を近付けると生臭い匂いがするのだが、きっと普段は、脳がその臭いを無視する様にと指令を出しているのだろう)。またカプセル(capsule)といっても良く見る形状とは違い、25mgのネオーラルの場合、ラクビーボール型の黄土色のカプセルで、[NVR 25mg]と印字されている。また、ソフトカプセルとあるが、爪を立てると少し凹む位の弾力性があり、つなぎ目は閉じている(『2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等』内の写真参照)。
※10m、25mg、50mgとそれぞれ色・形状が少しづつ違っている。
・ 10mgでは、長径:8.9mm、短径:6.7mm、質量:0.2g
・ 25mgでは、長径:14.0mm、短径:8.2mm、質量:0.4g。
・ 50mgでは、長径:21.9mm、短径:8.5mm 、質量:0.8g
※ 重量は錠剤の重さで含有量ではない。
※一般的名称はシクロスポリン製剤で、日局 シクロスポリン(cyclosporin A;CyA)を含有している。
※日局とは『日本薬局方(Japanese Pharmacopoeia)』の略で、日本国内での医薬品の品質・純度等について定めた基準で、厚生省告示。薬事法に基づく。

 次に、このネオーラル(Neoral)に添付されている説明書を転記する。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『ネオーラルカプセルを服用される方へ』
【注意:以下の場合は必ず主治医に相談して下さい】
・ 薬を服用して発疹等が出た事がある。
・ 他に薬を服用している。(薬局で買った薬も)
・ 妊娠または授乳中である。
・ 最近予防接種を受けた、もしくは予防接種を受ける予定がある。

【服用について】
・ 服用方法:このお薬(カプセル)は、服用する直前にアルミシートから取り出して下さい。また、必ず指示に従い、コップ1杯の水またはぬるま湯と一緒に服用して下さい。
・ 服用し忘れた場合:気が付いた時に出来るだけ早く1回分を服用して下さい。但し、次に服用する時間は5時以上間隔を開けて下さい。

 絶対に2回分をまとめて1度には服用しないで下さい。
・ 併用での注意:このお薬を服用している時に、グレープフルーツジュース(※)を飲むと、この薬の作用が強く出る事が知られていますので、避けて下さい。
※一部のかんきつ類(グレープフルーツ、ブンタン、スウィーティー等)には、この薬の作用を強める成分が含まれていますので、なるべく食べる事は避けて下さい。セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品と一緒に服用すると、この薬の作用が弱くなる事が知られていますので、避けて下さい。
・ 誤って多く服用した場合:すぐに主治医または薬剤師に相談して下さい。
・ 高齢者の方へ:特に指示を守って服用して下さい。
・ その他:自分の判断で服用を止めたり、この薬の代わりにサンディミュンを服用しないで下さい。

【保管上の注意】
・ 服用直前まで、薬の包装のまま保存して下さい。カプセルを包装から取り出したままにすると、カプセルが柔らかくなったり、カプセル内に含まれている成分が蒸発する事があります。
・ 車の中や、室内の高温になる場所を避けて保存して下さい。
・ 直射日光を避けて保存して下さい。
・ 湿度の高い場所を避けて保存して下さい。シートをハサミ等で切って保存する場合は、ポケット部分を切らない様に注意して下さい。
・ 小児の手の届かない場所に保管して下さい。
ノバルティス ファーマ株式会社
ネオーラル ホームページ http://www.neoral.jp/
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以上で、説明書の転記終わり。

参考1:私が主治医から訊いた話では、予防接種(protective inoculation;prophylactic inoculation;prophylactic vaccination)は、免疫抑制剤のネオーラルを飲んでいると、予防の為に注射したワクチン(vaccine)の効き目が妨げられるらしいので、免疫抑制剤服用中は予防接種を受けても効果がない、または少ないという事である。

参考2:ずっと以前に薬局で訊いたのだが、グレープフルーツ同様の作用がある果物は、スウィーティ、文旦(ぶんたん)の他にバンペイユ、ハッサク、夏ミカンだそうだ(ハッサクと夏ミカンは自信がない)。

 最後に薬局から貰った注意書き(薬局が作成したもの)等を転記する。
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【薬の作用】
臓器(腎臓・肝臓・骨髄)移植での拒絶反応を抑えたり、ベーチェット病による眼症状、乾癬等の皮膚疾患、再生不良性貧血等の貧血、腎臓の機能障害(ネフローゼ等)、重症筋無力症の症状を改善する薬です。免疫反応を抑制する事で作用を示します。

【注意事項】
・ 毛深くなる、熱感、手足の震え、吐き気、むくみ、高血糖、高血圧、歯茎が腫れる、発疹、貧血、腹痛、胃の不快感、頭痛、耳鳴り、発熱、体がだるい、肝・腎機能検査値異常等が現れる事があります。
・ この薬を服用中は感染症にかかりやすくなっています。手洗いやうがいをまめに行ない清潔に心掛けて、感染症に十分注意して下さい。
・ ワクチンの接種を受ける場合は、必ず医師または薬剤師に相談して下さい。
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 以上、久々によく目を通してみると、いつもの体調に思い当たる症状がちらほら…… 本当に、GVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)なのか、薬の副作用(side effect)なのか、見極めるのは難しいものなのだと、今更ながら感じる。

最後に、添付書類に書かれている警告、禁忌等の所を一部転記(著作権か何かが発生するのかどうか分からないので、載せていいのかどうか不安だが、お薬に添えられている注意書き等なので、載せてもいいと信じる)
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【警告】
1.臓器移植における本剤の投与は、免疫抑制療法及び移植患者の管理に精通している医師又はその指導のもとで行うこと。
2.本剤はサンディミュン(内用液又はカプセル)と生物学的に同等ではなく、バイオアベイラビリティが向上しているので、サンディミュンから本剤に切り換える際には、シクロスポリンの血中濃度(AUC、Cmax)の上昇による副作用の発現に注意すること。特に、高用量での切り換え時には、サンディミュンの投与量を上回らないようにするなど、注意すること。なお、サンディミュンから本剤への切り換えは、十分なサンディミュン使用経験を持つ専門医のもとで行うこと。一方、本剤からサンディミュンへの切り換えについては、シクロスポリンの血中濃度が低下することがあるので、原則として切り換えを行わないこと。特に移植患者では、用量不足によって拒絶反応が発現するおそれがある。

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.妊婦、妊娠している可能性のある婦人又は授乳婦
3.タクロリムス(外用剤を除く)、ピタバスタチン、ロスバスタチン、ボセンタンを投与中の患者

【原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)】
神経ベーチェット病の患者〔神経ベーチェット病症状の悪化が報告されている。〕
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以上。

※ 追記事項(080826): ミコシスト(Mycosyst)(次項参照)を併用すると、ネオーラルの様なシクロスポリン製剤の血中濃度を上昇させるという報告が、ミコシストの注意事項の中にある。

【備考】
国際誕生年月:1993年2月。
・ 販売開始年月:2000年5月。
・ 製造販売:ノバルティス ファーマ株式会社

2008-05-10

2008/05/10(土) ジェネリック医薬品について

 最近ジェネリック(generic) 医薬品とかいう言葉がCM等でも良く聞かれる様になった。効き目・成分は同じだが、値段が安いとかいう、要するに正規薬(オリジナル薬)のコピー商品(薬)だと自分の中では理解しているが、自分としては『ジェネリック医薬品は極力使いたくない(飲みたくない)派』である。

 普通に“generic”を辞書で引くと、『商標登録されていない』という意味等が出てくるが、ここでいうジェネリックとは、新しく作られた薬の特許期間終了後に、それをまねて製造・販売される、化学的には同一成分の医薬品の事で、俗にゾロ製品ともいうそうである(聞いた事ないけど…)。オリジナルの薬よりも安価である事が多いので、ジェネリックにすると薬代が安くなる。その一方で、いくら、有効成分・含量が全く同じであっても、製剤上の違い等から、生体内での吸収・代謝(metabolism)の動態が微妙に異なる事も多くあるそうで、安易にジェネリックに変更すべきではないとする意見もあるという。
※080530追記:例えば、『バクタ錠(Baktar)』と『バクトラミン錠 (Bactramin)』は有効成分の含量は同じだが、その薬の添加物(錠剤の形にする為の成分等だと思う)は両者で違っている。錠剤1個に含まれる添加物の量は、有効成分と比べると大きな割合を占めている。製剤方法も当然違っているだろう。添加物一つを見てもこうなのだから、いくら有効成分が同じだと言っても、作用が異なる可能性は、十分考えられると思う。

 さて前回、自分は『ジェネリック医薬品は嫌だ派(即ち、正規薬派)』と書いたが、これは母からの影響もある。当然母も正規薬派である。こんな事があった。

 ビタミン剤に【アリナミン F(Alinamin F)】というのがあるが、これのジェネリック版に【アリ▽△ン】という非常によく似た名前のビタミン剤がある(そう母から聞いたので、ジェネリックだと信じているが、もし違っていたら失礼)。疲れた時等に飲むと良く効くと、母が時々自分の貰っている薬から余った(飲まずに残った)分を私にもわけてくれていたが、アリナミンの方が値段が高いのでと言って、アリ▽△ンをくれる方が多かった。その時、母は「成分は同じと言うけど、アリナミンの方が効く様なので、アリナミンをお願いしても、往診に来て下さる先生の病院ではアリ▽△ンしか処方してくれへん」と言って、アリナミンの方は昔からのかかりつけのお医者さんに処方(prescription)して貰っていた。私はせっかくただで母から貰ったビタミン剤なので、それまではサプリメント(supplement:栄養補助食品)等飲む習慣はなかったが、腰を痛めてからは鎮痛薬(analgesic)の他に、アリナミン又はアリ▽△ンも1日1錠飲む様になっていた。

 ある時、体中とても疲れてしんどいと母に言った事があった。すると、「だまされたと思って、アリナミンを3錠飲んでごらん」と言われ、アリナミンの方だと念を押された。飲み方も、3回に分けるのではなく、1回に3錠飲めという。1日3錠位飲んでも大丈夫なのだが、そもそもビタミン(vitamin)は飲み貯めが出来ず、必要量より多く取っても余分なビタミンは体外に排出されるという話をこの時初めて教えて貰った。そういう仕組みなのに、何故か過剰摂取すると、疲れが取れるという。つまり母曰く、過剰投与によるショック療法(shock therapy)だそうだ。

 だまされたと思って3錠飲んでみたが、2、3時間経っていただろうか? 炊事でもしていたのだと思う。いつの間にか体が非常に軽快になっているのに気が付いた。そう、疲れが取れて楽になっているのだ。ビックリしてすぐに興奮気味に2階の母に報告しに行くと、「そうでしょ」と満足気。

 もう一つ、これに関連した話がある。それは家まで母の往診に来て下さっている先生から聞いた話だそうだが、「先生の患者さんの中で、このショック療法を知っている人がいるらしい」と母が言う。その患者さんは(多分在宅で)かなり具合の悪い人だそうだが、先生が勧める色んな点滴を断る(必要無しという)のに、時々、ビタミン剤の点滴を先生にお願いするそうだ。詳しい事は忘れてしまったが、多分アリナミンの類のビタミン剤を通常濃度の3倍か10倍か、とにかく母も驚く位の濃さで点滴の注文をするという。自分が体験して驚いたアリナミン3錠に含まれる量と比較にならない位の大量投与である。すると、その患者さんはしばらくは元気になるそうなのである。

 当時私は早速、職場で非常に疲れた時に、ビタミン剤のショック療法試してみた事があった。その時は手元にアリ▽△ンしかなかったので、それを3錠飲んでみたのだが、あの時の様な疲労回復が見られなかった。早速母にそれを報告すると、母は「そうやろうな」という。いくら成分が同じと言っても、作り方が違うと、必ずしも同じ効き目になるとは限らないと、今回ジェネリックについて調べた辞書での説明と同じ様な事を話してくれた。

 製薬会社が苦労して研究開発して作った薬の特許が切れると、同一成分で同様の薬(ジェネリック)が出現する。製薬会社が1つの新薬を作るのには莫大な資金が要るし、薬が出来たとしても副作用等の調査もクリアしなければなかなか市場に送り出す事が出来ない(更に発売後深刻な副作用等が報告され使用出来なくなる場合もある)のに対し、ジェネリック(後発薬)の方は比較的簡単に出てくる(と思う)。ジェネリックでも世に出て数年経っても良好な結果を得ているものであれば、ある程度安心出来るかもしれないが、果たしてジェネリック医薬品のうちどれ位が、正規薬と同じ効能を発揮するかは疑問である、といった感じの事等、母は製薬会社に勤めていた経験上、思う所が随分と多い様であった(『いい加減な事をして薬を作って出している所も無きにしも非ず(なきにしもあらず)……』といった感じの事を話してくれたのを覚えている)。

 ごくありふれたビタミン剤で、その大きな違いを体験した私は、それを聞いて、すっかりアリナミン信者になってしまった。もちろん、この時以来『正規薬派』になってしまったのは言うまでもない(別にその当時は色んな薬にお世話になっていた訳ではないのだが…)。そして、それ以降アリ▽△ンの事を「あー、(アリナミンに似た)【バッタミン】の方ね」等と冷やかしていって、母とニヤニヤとしあう様になったものだった。それでもビタミン剤であるのには変わりないから、普段はお安いバッタミンの方を、そして母から教えて貰ったショック療法(我々は『アリナミン・ショック』と名付けていた)をしたい(即ち、どうしようもなく疲れた)時は、必ずアリナミンという風に使い分ける様になった。

 ところで現在は、入院以降、ケモ(化学療法:chemotherapy)や、治療の為の飲み薬を多数処方された為、アリナミン等のビタミン剤は飲んでいないし、退院後も(その時点ではまだ原因不明だった) 肝機能(liver function)の値が安定しなかった為、先生の診断に雑音が入ってはいけないと思い、(自主的に)飲まない様にしている。でも、もうそろそろいいかな…? と考えている。
※ネットで調べてみたところ、アリナミンはビタミンB1欠乏症の予防や治療に服用し、私が飲んだアリナミンF (25mg)糖衣錠ならば、通常1~4錠を1~3回に分けて服用するが、必要(効果・効き目)もないのに漫然と飲み続ける事は避ける様にとある。また頻度は非常に少ない様だが、副作用(side effect)に胸やけや下痢等が起こる事があるそうだ。ビタミン剤といっても薬は薬なので、これを読んだ方は、無闇に真似等されず、ちゃんと説明書(処方)に従って服用願いたい。あるいは主治医に相談して頂きたいと思う。

  もう一つ、CMに『例えばどんな薬…、だけでなく、どこの薬か…、考えた事がありますか…』というのがある。控え目なCMなので、最初、気が付かなかったが、これはジェネリック医薬品を宣伝するCMに対抗するCMである様だ(多分そうだと思うのだが…)。はっきりと言葉にして言っていないが、暗に、ジェネリックではなく先発薬(新薬;正規薬、要するにオリジナル)を選びませんかと、婉曲に言っている様に思われる。自分も原則、先発薬に重きを置いているのには変わりない。どんなクスリ(薬)にもリスク(risk)は付き物だろうが、同じリスクがあるとしたら、それら(薬効や副作用について)のデータ数も当然多いであろう先発薬(オリジナル)の方が、後発薬(ジェネリック)よりも安心度(の確率)は高いと私は思っている。その一方で、正規薬の中には想像以上に非常に高価なものもあるのを知り、ジェネリックにしたい気持ちもわからないではないなぁ、と思ってしまうのも事実である。しかし、極端に値段が変わらないのなら、そして自分で薬を選べるのなら、今後も迷わず、先発薬(オリジナル)の方を選びたいと思っている。

2008-05-08

2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等

 去年10月末に免疫抑制剤(immunosuppressant)のネオーラル(Neoral)がゼロになった時、それに伴なうお薬も同時に中止なり、飲み薬が殆んど無くなっていたのだが、肝臓にGVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)が起きた為、年末からネオーラルを再開する事になり、それに伴ない、また他のお薬も去年9月以前の状態に復活している。

 現在処方(prescription)されている薬について、久しぶりに書きあげておく。また以前、薬局で各薬の薬価を教えて貰った事があるので、その単価も記録しておこうと思う。1錠当たりとか、1カプセル当たりの値段で、Capとあるのはカプセル(capsule)の略である。この薬価は10割の価格で、3割負担の人ならば、窓口での支払いは3分の1の値段になるが、あくまでも薬だけの価格なので、薬局での調剤技術料とか薬学管理料とかが別途かかる事に注意。 写真は、朝飲む1回分である。朝が一番お薬の種類が多い。

★『ネオーラル25mgカプセル(軟カプセル)
・ 9時、21時に各1カプセル (total 50mg/日)
・ 免疫抑制剤
・ 薬価:323.70円 / Cap
・ 写真右のラクビー型の黄土色カプセルで、[NVR 25mg]と印字されている。

★『ミコシスト(Mycosyst)カプセル100mg
・ 朝食後2カプセル (200mg/日)
・ 薬価:744.20円 / Cap
・ 写真中央、[TTS 355]と印字されている、白と薄緑色のカプセル。

★『ビクロックス錠200 (Vicclox Tab. 200)、200mg
・ 朝食後1錠
・ 薬価:118.00円 / 錠
・ 写真中央カプセルの上にある、[MK 03]と刻印されている白色錠剤。

★『バクトラミン錠 (Bactramin)
・ 朝食後1錠
・ 薬価:71.60円 / 錠
・ 写真左上、[ROCHE]と刻印されている白色錠剤。

★『ウルソ錠 (Urso 100mg)
・ 朝・昼・晩の食後に、各2錠 (600mg/日)
・ 薬価:14.30円 / 錠
・ 写真では[235]と刻印されているのがこれで、その右隣りがその裏面である。
※肝臓を守る薬として処方された。肝機能(liver function)の値が正常値になったので、各1錠に減量するか、または終了になるかと思ったのだが、きついお薬(&高い薬)でもないので、念の為にまだ続けましょうといわれ、続けている。

★『ロキソニン(Loxonin)錠60mg
・ 朝・夕食後、各1錠 (120mg/日)
・ 薬価:23.30円 / 錠
・ 写真では[157]と刻印されている薄桃色の錠剤である。
※ 痛み止めとして、ロキソニン、又はナイキサンを服用
これは入院以前からよくお世話になっていた。主に椎間板ヘルニア(disk herniation)による腰痛(lumbago;backache)に服用していた。余談になるが、O-157(オー・イチ・ゴウ・ナナ)が流行った時、このロキソニン錠に刻印されている数字が一緒だったので、なんとなく覚えやすい。

★『酸化マグネシウム(magnesium oxide)、0.5g』(散薬)
・ 適宜。現在、1日3回(袋)服用している。白色の粉薬。別名『カマグ』とも呼ぶ。
・ 薬価:9.7円 / 10g.
・ 写真、錠剤の下に見える白い袋がこれ。
※これは0.5g入りの散薬なので、一袋当たりに換算すると0.485円となる。

★『ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒(医療用、顆粒剤)、No.68 (2.5g)
・ 適宜(こむら返りが起こった時等)。1日2~3回(袋)、食前又は食間に服用。
・ 薬価:8.4円 / g
※2.5g入りの顆粒なので、1袋当たり21円となる。

★『フォサマック錠(Fosamac Tablet)35mg
・ 毎木曜日(週1回)の起床時に1錠 (35mg/週)飲む。フォサマックを飲む日は服用後30分経ってから、朝食を取り、それからいつものお薬を飲む事になる。
・ 薬価:847.80円 / 錠

 免疫抑制剤のネオーラルが、値段の高い薬と退院前に聞いた事はあったのだが、初めて具体的な値段を薬局で教えて貰った時は、予想より高くて驚いてしまった。かつて入院時、点滴から飲み薬のネオーラルに変更になった時、1日175mg位服用していたので、確かに高いお薬である。ちなみに、ネオーラルには50mg入りカプセルもあり、25mgの値段を単純に倍にしたよりは割安になっている(下記参照)。それとは別に、ミコシストカプセルもこんなに高いお薬とは知らなかった。1カプセル744.20円で、しかも毎日2カプセル服用しているのだから、2倍の値段になる(支払いは3割負担だから、その30%の値段になる)。現在のネオーラルより高く付いているではないか。去年11月に一旦お薬が殆んど終了になった時、薬代が恐ろしく安くなって驚いたが、個々の単価をこうして見ていると無理はない、と改めて感じた次第だ。

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【参考】以下に、かつて処方されていた薬等も記録しておく。薬価は同様に10割の値段が書いてあり、3割負担の患者ならば、各価格の3割の額を支払う事になる(この場合、残り7割は保険組合が負担してくれる)。
ネオーラル50mgカプセル(軟カプセル)
・ 薬価:569.3円 / Cap

ナイキサン(Naixan)錠100mg
・ 朝・昼・晩の食後に、各1錠 (300mg/日)
・ 薬価:9.30円 / 錠
※痛み止めとして、ロキソニン、又はナイキサンを服用

『ハイペン錠(Hypen) 200mg』
・ かつてロキソニンの替わりにごく短期間だが、処方された痛み止め。私にはロキソニンの方がよく効く気がする。
・ 薬価:36.1円 / 錠

『ゾビラックス錠(Zovirax) 200mg』
・ 途中から現在のビクロックス錠に変わる。同じ薬効らしい。
・ 薬価:294.1円 / 錠

バクタ錠(Baktar)
・ 途中から現在のバクトラミン錠に変わる。同じ薬効らしい。
・ 薬価:94円 / 錠

『プリンペラン(Primperan) 5mg』
・ 吐き気(nausea)止め
・ 薬価:6.4円 / 錠

イソジンガーグル(Isodine gargle)、7%、30ml
・ うがい薬、適宜
・ 薬価:3.60円 / ml
※30ml入りなので、1瓶108円(10割価格)

『カトレップパップ70mg (5枚 / 袋)』
・ 膏薬(plaster)、貼り薬
・ 外用鎮痛消炎剤
・ 薬価:31.60円 / 枚

『ゲンタシン軟膏(Gentacin Ointment)、0.1%、10g』
・ 塗り薬
・ 薬価:15.9円 / g

フォサマック錠(Fosamac Tablet) 5mg
・ これは毎日起床時に1錠服用分(35mg/週)する。
・ 薬価:142.7円 / 錠

 最近ジェネリック(generic)医薬品という言葉がCM等でも良く聞かれる様になった。効き目・成分は同じで、値段が安いというが、自分としては『ジェネリック医薬品は極力使いたくない(飲みたくない)派』である(後述)。

 退院後、処方される薬の名前が何回か変わり、恐らくジェネリック(generic) 医薬品に変更されたのだと気付いて、ある時、先生に「ジェネリックは嫌なので正規のお薬に戻して貰えないですか」とお願いした事があった。先生は早速PC画面で薬の変更を試みて下さったのだが、確かその時は、もう前の薬が表示されなくなっているかなんかで、先生は「変更(元に戻す事が)出来ませんねぇ…。病院側の指示で、新しい薬で統一しているのかもしれないですね」という様な事を言われた。(点数稼ぎ等の為に)高い薬を処方しない様に、また患者さんに安い薬を提供出来る様に病院側が管理しているらしい(これ自体は患者の負担が減るので、非常によろしいシステムなのだろうとは思う)。

 私の場合、気が付いた変更はバクタ錠とゾビラックス錠だが、今回記録するにあたって、追加で薬局に教えて貰ったゾビラックス錠の値段が1錠当たり294.1円と、今飲んでいる同じ薬効というビクロックス錠の2倍以上だと知った。長期通院で薬代もバカにならない事を考えると、これひとつとっても、ジェネリックにすれば、確かに大変負担(支払い)が軽くなる(助かる)のが分かる。今迄『ジェネリックは嫌だ』と思っていたが、今回薬価もまとめてみて、『出来ればジェネリックでない方がいいんだけど……』と、ちょっと、気持ちがぐらついてしまう。。。

 しかし、初めての病気での入院で、知らない事ばかりで、そもそもバクタとゾビラックス自体が先発薬かどうかも知らないが、一旦、「飲み続けるんだ」と思っていた薬をコロコロと他の類似薬に変えられてしまうのは嫌なものである。
※ いずれにせよ、現通院先の病院では、強制的に、と書くと語弊があるかもしれないが、病院指定の薬(適当なジェネリックがあるならばジェネリック)になり、患者からの指定(「元の先発薬に戻して」との指定等)は出来なさそうであった。しかし、何の説明もなく、ある日突然変更されるというのは、ちょっとどうかと思う。

※追記:080519の通院時に先生より訊いたところ、バクタ錠もジェネリックだそうである。

2008-05-07

2008/05/07 (水) 夜間飛行

  4月19日以降、飛行船(airship)が飛んでいるのを何回か見かけ、気になって調べてみたら、連休の終わりの今日、夜間にも飛行する事が分かったので、どんな感じに見えるのか見てみようと、この日を待ち構えていた。最接近するであろう、おおよその時刻に空へ目を凝らすと、夕闇迫る中、ちかちかと点滅する灯りがふわりふわりと近づいてきた。飛行船はそんなに高く飛行していないせいか、それとも思ったよりも早く飛行しているせいか、あっという間に真上を通過してしまう。

 飛行船の胴体には点滅する灯り等が幾つかあるが、赤く点滅しているのもある。きっと夜間に航海する船と同様に、空でも夜飛ぶ時に、同様な決まりがあるに違いない。

 暗くなるに従って眼下に広がる街の明かりも増えていく。この都市の夜景は美しい。飛行船からは宝石を散らした様に綺麗に見えるのやろうなぁ……

2008-05-04

2008/05/04(日) 薔薇が咲いた2

 もう一つ薔薇を。これは父がある晩、どこか馴染みバーへ寄った帰りにママさんから鉢植えで貰って帰ってきた紫のバラだ。父はほろ酔いで、「青薔薇だ」と言ってとてもご機嫌であったのを覚えている。以来、我が家の植物の仲間入りをしていたが、このバラも何故か去年は1輪も咲いてくれなかった。

 今年は1輪、写真の様に咲いてくれた。赤バラの方は、葉っぱに至るまで非常に鋭く痛い棘(とげ)が大小びっしりと出ているのだが、このバラは紫のバラ(青薔薇はバラ作りの人の永遠の夢らしく、現存しない、せいぜい紫どまりの筈である)という位だから、何度も品種改良を経ているのだろう、赤バラと違って、棘が非常に少なく、まばらにある棘もさほど痛くない。温室育ちだと棘も少なくなるのだろうか? 

 ちなみに、余りに薔薇の棘が痛く、1輪挿しにするにも扱いが大変なので、今年のバラは毎日成長を観察していた事もあり、棘が生えてくる度に茎から取ってしまう(生え始めの棘は柔らかいので痛くない)、という事をこまめにしてみた結果、棘無しになって、咲いている。

2008/05/04(日) 薔薇が咲いた……

♪バラが咲いた、バラが咲いた、真っ赤なバラが……♪

 私が幼い頃からS学院の家にあった薔薇が咲いた。実に綺麗で美しい。このバラ、春一番に咲く時は、どす黒い程の濃い(黒い)紅色で、その後に再度咲くバラは明るい赤色になっていた。私はその春先の濃いバラが好きで、いつもその一番咲きを心待ちしていたものだった。

  ここ(ベランダ)へ連れてきたバラはひと冬無事に過ごし、蕾も一杯付け始め、ついに開花の時期を迎えた。しかし、一番咲きのバラはどうした訳か、2度目以降の明るい赤色だ。それでも、去年は何故かとうとう1輪も花を咲かせなかったバラが咲いて、嬉しい。

2008-05-03

2008/05/03 (祝) 血液培養について

 入院中、急に38度を超える発熱(pyrexia、fever)があると、ナースが慌ただしく動き出し、すぐに先生が採血に来られる。毎回このパターンだったので、この緊急採血はナースに任せられない、先生の役目らしいとそのうち理解した。それも、朝の定期的な採血と違って、血液培養の為に必要と言って、たっぷりと(確か)2本も、専用の大きな瓶に採られるのである。そして、即座に抗生剤(antibiotic)等の点滴が追加され、その中には6時間おきに点滴するものもあるので、例えばせっかく治療の点滴から解放されていても、一旦抗生剤点滴が始められてしまうと、その時間には病室にいなければならないので、余分なストレス材料が増えて、嫌なものであった。また、抗生剤が効かず(合わず)、通常の血液検査で調べているCRP(C-反応性蛋白、炎症反応を見る:C-reactive protein)値が全然下がらない時は、抗生剤の種類が途中で変更されたりする事もあった。

 こんな感じで、いつも即座に抗生剤等の点滴を開始しているのに、すぐに結果が出ない血液培養(ナース達は『血培(けつばい)』と短縮して呼んでいる)を何故するのだろう、培養(culture)というのに何故こんなに血液を一杯採られるのだろう(培養なら血液も少しで十分じゃないのか)と、不思議に思っていた。そして、自分の場合、大抵数日後に、何も検出されなかった等と言われていたと思うが、それでも一旦、抗生剤の点滴が開始されると、ある一定期間は点滴を続けなければならなかった。

 これに対する回答にあたる内容が、ある医学新聞に出ていた。これは血培の検査基準というか、ガイドラインの事とかが書かれた記事である。

 まず、血液培養は、菌血症(bacteriemia、bacteremia、bacteraemia)の正しい診断の為に必要で、それによって血液内の菌(bacteria)が何かを調べて適切な治療を行なうものだそうだ。この血培から菌を検出する為に最も重要なポイントは、血液量で、多ければ多いほど菌の検出率が高くなる、とあった。ここで初めて、自分の勘違いに気が付いた。つまり、血培という言葉だけのイメージから、血液を培養するのだと思い込んでいたが、血液の中にいるだろう菌(発熱を引き起こす原因になった菌)を培養して増やし、それが何かを調べる検査だったのだ(…だと思う…)。つまり、血液量は血培の検出感度を最大化する為の唯一、かつ最大の重要要素で、2セットの血液合計量は少なくとも20ml、出来れば40ml欲しいだそうだ。

 次は、何故、何本も採血するのかという点だが、これは皮膚に常に存在する菌等が採血時に間違って血液培養の血液に混じってしまう危険性がある為、もし培養結果が陽性と出ても、1ヶ所から採血しただけの結果では、間違って混入してしまった菌なのか、本当に血液内にいた菌なのか分からない。その誤判断を避ける為にも別々の部位(出来れば3か所)から採血して、調べる必要があるのだそうだ。

 それから、血液内の菌とか微生物は、発熱後、時間が経つほど検出率が低下するのだそうだ。菌血症には3タイプあり、「一過性の菌血症」(一般に15-30分以内に解消される)、「持続性の菌血症」(これは常に菌が流入する為比較的発見され易い)、そして病院で最も良く扱うのが3つ目の「間欠性の菌血症」で、血液に予測不能な菌の流入があるらしい。これも15-30分以内に菌の排除があるというから、体温が上昇し始めてから1時間や2時間も経っていては検出率も落ちてしまうという事だ。体温が38度以上になってから血培というは遅いとも書いてあった(ただ病院のシステム上、38度以上と規定している所が多いらしい)。発熱したとわかったら間髪入れずに先生が採血に来られる理由は、この事から理解出来た。

 私は幸いにも、急な発熱から重篤になる事はなかったので、何故先生達は大騒ぎするのかと漠然と見ていた記憶があるが、場合によっては命にかかわる事もあるという。死亡リスクに関しては、先ずは総合的な諸症状等から判断して初期治療(点滴等)を実施し、次に血液培養の結果に基づいて、もし初期治療の種類が不適切と判明すれば、そこで適切な治療に変更するだけで、死亡率がグッと減るのだそうだ。その新聞に出ていたグラフを見ても、初期治療の判断が実は不適切であるのに、それに気がつかない(血培も行なわない)場合は、死亡リスクが約2倍以上に増えていた。

 あと、採血の至適タイミングという所に書かれていた事を参考までに転記しておく。
・ 血培の採血は悪寒(chill)や発熱が認められたら出来るだけ早期に行なう事。決して遅れない事(発熱後の時間経過が長い程、微生物検出率が低下する)。
・ 血培は5分以内の間隔で採取すべき。細網内皮系により一過性及び間欠性の菌血症の状態は15-30分で処理される。
参考:CLSI (Clinical and Laboratory Standards Institute)


  入院中は血を採られ続ける事にうんざりしていて、発熱しても血を採られる事にかなりストレス(stress)を感じていたが、全てにちゃんと理由があって、患者を守ってくれていたんだと、改めて感謝である(とはいえ、再度同じ状況に遭遇して血を採られる事になったら、きっとストレスを感じるだろうなとも思う)。

今回再認識した事は、たかが発熱と侮るなかれ、であるか。

2008-05-01

2008/05/01(木) アイスで当たりました

 もともとアイスクリームが好きだったが、大きくなってからは、時々食べる程度だった。しかし、入院中の食事制限や味覚(taste sense)異常の経験も経て、退院後は食べられる時に食べておこうという気持ちが働いて、ついつい色々と買う様になった。引っ越してからは1階がコンビニである事もあり、こまめに買って、時には1日に1個の割合で、毎日食べている日もある。

 退院後、体重が減り出した事があり、その時、大好物のアイスクリームなら乳製品で吸収率もいいし、栄養補給にもなると考えて、食べ始めたら久々に止まらなくなってしまった。

 しかし、こんな頻繁に食べるのって、小学生以来かもしれない。あの頃はよく当たり付きのアイスを買っていたが、比較的良く当たっていたと思う。一番の記憶は、当たりバーを持って行って交換したら、それがまた当たりで、それを交換したのも当たりだった時がある。引っ越しの時、交換し忘れた昔々のアイスの当たりバーが1~2本出てきたっけ。。。また、当たり付きのアイスの種類により『あたり』の刻印が違った様に思うが、ある時、『あたり』と刻印されているバーの裏面にも何か書いてあるアイスに出合った時は、かなり新鮮に驚いて得した気分になったものだった。

  さて、最近の牛乳値上げのあおりか、アイスにも値上げの波が押し寄せている。当たり付きのアイスも時々買っていたが、少しだけ買う頻度が多くなったか。それでも当たった事がないので、昔ほど当たりバーの数は入れていないのかな、等と思っていたら…、当たりました☆ 『○□△ 1本あたり』と刻印されているバーが徐々に見え始め、そして裏面にも刻印が。。。『買ったお店で交換してください』と。

 当たり付きアイスのファンにとっては、このドキドキ感も楽しみの一つである。