2008-03-31

2008/03/30 (日) つらい…

 悲しい。辛い……(後略)

2008-03-30

2008/03/30 (日) ハレ

 今日は身内に慶事があり、久々の正式なお出掛けである。それに備えて、この3週間程、このクルクルヘアをどうしたらまとまるかを考えてきた。退院後一度も散髪をしていない髪の毛はずいぶん伸びてきた。それでも先端は相変わらずクルクル巻いたままだが、今は伸びた髪自身の重みで随分と髪型が落ち着いてきたので、いよいよ脱カツラする時期かなと思い、髪も染めてみた。服装も一度しか着た事がないスーツを引きずり出して用意した。化粧もしてみた。

  桜も咲き始めた。少し雨模様だが、今日は“ハレ”の日。ごくたまにメールは交わす姉達にも会う事になる。なんだか非常に緊張している…

2008-03-28

2008/03/28 (金) オッと、危ない・・・

 何かページをクリックするうちに急に英語のページで《何かに感染した、removeしますか》という感じのページが出て、感染したと思われるヴィルス名が数個リストアップされていた。ビックリしてしまい、”remove”もボタンを押したらいいのかどうか、さんざん悩んでからそれには触らず、PCに入れてあるヴィルス対策のソフトで、毎週行っているヴィルス検索をしてみるといくつか検出され、それは削除してみたが、今出てきたページ関連のヴィルス名は一覧に出ていなかった。実はその2時間程前に検索をして何も検出されなかったのを確認したばかりだったので、確かに今危ない状態というのが感じられ、削除したとはいえ、気になって心配で仕方がなく、購入したPCのサポート先に電話して聞いてみた。

 その結果は、急に出てきた英語のページ自体がヴィルスらしく、”remove”を押したらそれこそ感染してしまう代物だった。危うく押していまうところであった。危ない、危ない…。非常――にやばかった。電話で教えてくれた人の話によると、そもそも急に“英語”のページが出てきたところで、『これは何かおかしい』と疑った方が良いとの事。

 以下に、今回教えて貰った説明のページ(シマンテックのセキュリティーのページ、感染しかけた危ないページではない)を参考までに置いておく。今回のヴィルス名はXPAntivirusであった。
 https://www-secure.symantec.com/ja/jp/smb/security_response/writeup.jsp?docid=2007-101010-0713-99&tabid=2 

2008-03-27

2008/03/27 (木) 初発入院後、丸2年

 ALL(acute lymphocytic leukemia;急性リンパ性白血病)と診断され緊急入院してから、今日で丸2年である。様々な人のお世話になった。お陰さまで無事退院出来、応援し、助けてくれたみんなに感謝している。

 しかし、本当に色んな事が怒涛の如く起こった2年でもある。

 今後は無事平穏に過ごせます様に。。。

2008/03/24 (月) S学院の家の跡地に行く


 診察を終え、歯医者さんへ行く前に、実家の跡地を見にS学院へ立ち寄る。



  庭があったあたりから、黄水仙が一輪、けなげに咲いていた。

2008-03-26

2008/03/24 (月) iPS細胞の件

 今回の診察の折にまたiPS細胞 (induced pluripotent stem cells、人工多能性幹細胞)の事について先生に2、3訊いてみた。iPS細胞のニュースが流れて間もない頃に、初めてこのお話を先生にした時は先生ご自身余りはっきりとその内容をご存じでなかった様で、ES細胞(Embryonic Stem cells:胚性幹細胞)の事かと言われていた様に思う。その時私がiPS細胞は白血病(leukemia)治療にも応用可能ではないのかを訊きたかったのだが、以前急性リンパ性白血病(acute lymphocytic leukemia;ALL)には急性骨髄性白血病(acute myelocytic leukemia;AML)で行われている様な遺伝子的治療が難しいとか何とかいう説明を受けた事があったと思うが、その時同様に無理(適応外)ではないかといった様な事を言われたと思う。何故無理なのかどうしても理解出来ないので、ここでうまく説明する事が出来ないのだが。。。

 先生は当然このiPS細胞研究をされておられるわけではないのでご存じなくても無理はないが、さすがに今日はご存じであった。そこでもし、その研究での組織提供者か何かを募集していたら、場合によっては協力したい旨を先生に伝えた。それというのも3月16日のテレビでiPS特集があり、その中で、将来、患者と正常者とのiPS細胞を作り比較検討もしながら治療応用への研究を進めると言った事が話されていたからだ。iPS研究がされている大学と同じ大学の病院だから、募集の話も真っ先にこの病院で働く先生方の耳に入ってくるのではと単純に考えての、一方的な申し出なのだが、私のイメージとしては、自分の細胞で自分本来の血液を作り、かつ白血病細胞(leukemia cell)を殺す遺伝子か何かを組み込んで戻す事が出来るのではないか(しかもそう難しくはないのではないか)と考えていると先生に話した。更に今後、万が一再発(recidivation)した時に、まだ治験(clinical trial)段階(これはあくまでも、その時せめてそこまで研究が進んでいて欲しいという希望的予測の段階であるが)だったら是非それに協力したいとも考えているとも話してみた(これは1月27日の所にも少し書いた)。

 現在の私の場合、骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)をして自分の血液ではなくなってしまったのだが、こういった方法を使えば自分の血液に戻れるのではないかという事も少し話したのだが、これを聞いて先生は、それをするとGVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)に有効かもしれませんね、といった感じの事を言われた。私も自分の血液に戻れたらGVHDが無くなるのではと思っていたが、もしそれをするとしてどんな感じで血液を戻す事になりますか、と仮定での話しをしてみると、作った自分の血液を今の私の体の中に入れて、血液を混ぜる様な形(共存させる様な形)になるのはないかといった事を言われた。先生の考えでは、移植した骨髄液(血液)でのGVL効果(graft-versus-leukemia effect:ドナーの造血細胞が腫瘍を攻撃する事による抗腫瘍効果)を狙いつつ、自分由来の血液を入れてGVHDを和らげる事が出来る可能性のある方法として言われたのだと思う(そういう感じに聞き取ったのだが、もし勘違いだったら失礼)。先生も私もiPS細胞研究の専門家ではないが、先生はお医者さんである。返ってきた答えの視点は私の思いとは少し違っていた。私は100%自分の血液に戻っても白血病細胞を殺す事がiPS細胞の技術で出来るのではないかと思っているのだが、理論的に無理なのだろうか? また夢ばかり先行して的外れの事を考えてしまっているのだろうか?? 

  それでもiPS細胞研究にはわくわくするものがある。

2008/03/24 (月) 歯医者さん 

 自分は歯並びが悪く、虫歯(carious tooth)になり易かったので、歯が年をとっても抜けずに長持ちしているかどうか(入れ歯になるのは出来れば避けたい)、子供の頃からいつも心配していた。そして、このところ歯茎(歯肉:gum;gingivae)の調子の悪い日が多く、特に体調が良くない時は、歯茎が痩せるのか、歯が抜けてしまうのではないかという不安が一気に増してしまうという状況が続いていた。先生に相談すると、歯科受診の予約を取って下さるのだが、入院時から感じていた事だが、この病院の歯科は私に納得いく診察をしてくれない。決して手抜きとかヘタとか、そういうものではない(と思う)のだが、私が本当に知りたい事がうまく先生に伝わっていないのか、その説明を受ける事が出来ていないのが最大の原因ではないかと思う。

 今日診察の時、先生に(入院以前に行っていた)歯医者さんへ行こうと思う旨を伝えてから、夕刻、飛び込みでKD歯科へ久々に行って診察待ちする事にした。実はこの歯科はいつも混んでいるので、万が一の(待合室での)感染を恐れて避けていたのだが、やはりこのあたりでまた一度しっかりと診て貰った方が安心出来ると思い、やっと決心したのである。予約を取ってから行こうと思って事前に電話を入れていたのだが、この日の予約は全て埋まっていて、あとは当日受付になると聞かされていたので、長期戦覚悟で夕刻18時過ぎに目的の病院に到着した。

 待つ事1時間、先生の診察を受け、前歯の隅の黒ずみは虫歯ではないか(3月9日の項参照)とか、歯周病(periodontosis)は進行しているか、歯槽膿漏(alveolar pyorrhea)になっていないか、それとも大丈夫(年齢相応程度)か等、ずっと気になっていた事を色々と訊いてみた。結局、歯の隅の黒い点は歯石で、黒いのは古い歯石だからという事で、先ずは一安心した。前歯でしかも歯並びが悪い部分なので、ここの治療となるとどんな事になるだろうという不安も一杯あったからだ。それから、歯垢(dental plaque)・歯石(dental calculus)がかなりついてきていて、それが一部、歯肉の腫れに原因しているらしかった。

 次に歯科衛生士の方だろうか、女性の人にかわり、先ず歯周ポケットの深さを測っていかれた。奥歯が3mm、その他は1~2mmというのが殆んどで、大学病院の歯科で以前診て貰った時の値よりは改善している気がした。ポケットの深さは、3mm迄は一応大丈夫な範囲だそうで、これを聞いてまた非常に安心した。歯磨きをしっかりして歯茎をマッサージする事により、このポケットの深さも改善してくると教えてくれる。こういう事を知りたかったのだが、例の大学病院の歯科では、歯周ポケットはいったん出来たらその深さは改善する(小さくなる)事はないと言われた様なイメージしかなく(はっきりと覚えていないのであやふやだが)、これ以上悪くならない様に現状維持を頑張るしかない、と悲しくなった記憶があるのみである。

 その後は下の歯の歯石取りや歯磨き指導等を1時間程かけてじっくりとして貰った。もう夜も20時を回っている。上の歯に歯石は付いていないのかと訊いてみると、なんと、今日はもう時間がないので、日を改めて上の歯の歯石取りをするとの事。丁寧な病院だったという記憶はあったが、恐ろしく丁寧に念入りに取ってくれているのが分かったので、いくら時間がかかったとしても十分納得である。

 ところで、このKD歯科の診察では今回もレントゲン写真(an X-ray; a roentgenograph; a roentgenogram)は撮られなかった。私は歯並びが悪い為、歯医者さんへ行くと必ず歯のレントゲンを撮られるのだと思い込んでいたのだが(それと歯医者さんにとってレントゲンを撮る事は多分利益率が高いのだろうとも思っていた)、この歯科では、レントゲンは必要最小限しか撮っていない様で、私の場合は目視だけで済んでしまうのだ。初めてこの歯科へ行った時はその事だけでも大感激したものだった。レントゲンも出来るだけ浴びる量は少ない方がいいに決まっている、と昔から思っていたからだ。もっと昔からこの歯科を知っていたら、余計なX線を浴びずに済んだだろうに、と思ったものだ。

  取り敢えず、今回の歯科診察で、現在の状態は大丈夫なのだという事が分かり、安心材料が得られて、非常に大収穫であった。今日は安眠出来そうだ。

2008-03-25

YouTubeの動画 ピアノ猫のノラ

 この日記に動画も載せられるらしいとわかり、試しに、お気に入りの動画を載せてみようと思う。
第一号として、ピアノを弾くネコの“ノーラ(Nora)”。 去年初めて見つけた時は驚愕した。やらせでなく、ねこちゃんが自らの意思でピアノを弾いている!!ってね。

題名"NORA: Practice Makes Purr-fect" - Check the sequel too.
URL:   http://www.youtube.com/watch?v=TZ860P4iTaM


 もう一つ、ノーラちゃんの華麗なるピアノ演奏をどうぞ♪
URLは http://jp.youtube.com/watch?v=v0zgQAp7EYw&feature=related
題名は“Nora: The Sequel - Better than the original!

2008-03-24

2008/03/24 (月) 通院記録 アミラーゼの結果の見方

 この一ヶ月の体調は、相変わらず各種関節痛(arthralgia) (指、肩、頸、腰、膝、足等)や筋肉痛(腕、脚等)、最近はずっと足がつり気味なので、芍薬甘草湯を服用する日が多い。常時ではないが、時々ノド痛や歯茎がひどく弱って痛くなったり出血したりする傾向にある。不眠も同様。あまりに毎回同じなので、書き上げるのを止めようかとも思うのだが、これも現時点の記録には違いないので、やはり書き留めておく事にした。血圧(blood pressure)、体温(body temperature)は低めだが正常、体重((body) weight)も著変無し。

 2月初めから始めた階段昇降のリハビリ(rehabilitation) (先ずは降りる方から)は、3月から上りを加えて続けている。まだ上りの階数は少な目にして無理しない様にしているが、ビルの2階分は平気だったのだが、4階分に増やしたら、これが結構息が上がってしまう。殆んど部屋から出ないので、体力維持の為にもと一日一回をいやいやながらも自分に課して実行している。

 さて、今朝も不眠で早く目覚めてしまったのだが、通院の為、高速を飛ばしてK都へ向かった。診察室でのKB先生の第一声は「あれっ、痩せましたか?」だった。入院前と比べると3~4kg減ってしまい、腕なんかは手の指が回る位になっているが、退院後はほぼ安定していると伝える。きっと冬中、モコモコしたセーター姿だったのが、今日はTシャツという薄着姿だったから目立ったのだろうと思う。しかし実際、退院後、更に少し痩せたのか(それでも1kgも減っていないと思うのに)、入院前は腫れぼったい一重まぶただったのに、最近急に目蓋の肉が落ちてしまい、目が落ちくぼんできてしまって、なんだか悲しい。

 話は逸れたが、今日の血液検査の結果は、肝機能(liver function)のGOTとGPTやLDH値は正常値になった。γ-GTPも順調に下がってきて、正常値に近くなってきた。まずまずである。

 アミラーゼ(amylase:AMY、自分の場合基準値は36~129 IU/L)も前回よりは下がってきたのだが、先生は「ちょっと高いですね」と言われる。そこで、前回追加で測定したAMYのアイソザイム(isozyme) の結果について、「S値とP値の割合は基準範囲内だったので問題なしと解釈したのですか?」と訊いてみた。すると、それはAMYの値自体が正常ならばそれで良いのだが、AMY値が高いと、S:Pの各々の値も比例して高くなっているので、と言われた。という事は、AMY値が高い場合は、唾液腺(salivary gland)由来のアイソザイムS値がもっと高い方が良かったのだろうか? どうなんだろうか…。専門家独特の見方があるみたいだ(単純な解釈ではダメな感じである)。この程度の値(※)でも注意しなければならないのかと訊いてみると、そもそも私は入院以来AMYの値は100未満の値が多かったのだが、移植退院後に比較的高い状態(基準値の時も100以上)が続いているので、注意が必要との事。それにしても、何だかややこしそうであるが、AMY値がまだ著高でもないので(『AMY、UA、Pの高値とは』の項参照)、現段階ではそんなに心配しなくても大丈夫だろうと解釈する事にした。但し、次回も要注意で見ていきたいとは思っている。

※ この病気に罹って以来、色んな検査で異常値をさんざん見てきたので、そして私が前回この値は大丈夫なのかと先生に促すまでAMYはノーマークだった事から、自分の頭のどこかで、これ位なら大丈夫なのかな、とか思う様になってきていたので、たいして高く感じなくなってしまっている(基準感覚が少し麻痺しているかもしれない)。実は内心どこかで気にしつつ、大袈裟に考えない様にしているという方が正直な所かもしれない。但し、数値上、確かに高い事は高いので、これを読んだ一般の人は、高くても大したこと無いんだと勘違いされない様に注意して貰いたい。膵臓の病気は見つけ難いし、見つかると難しい病気の事も多いと聞くので、とにかく基準値を第一に考え、それから外れる様なら、お医者さんにしっかり診て貰う様にして欲しい。

 鉄関連はフェリチン(ferritin)が1188.6にまで減少してきたので、こちらもまずまずかなと思ったら、値から行くとまだまだ鉄過剰状態という事である。まあ、それは分かってはいるのだが、今回も1836.8からグンと減ったので、良かったと言って貰えるかと思ったのだが、先生はせめてフェリチンは500以下になるまで、と見ておられる様だ(『2008/02/  25 (月) 通院記録 フェリチンの結果』『Fe、TIBC 、UIBC、フェリチンの値の目安』の項参照)。それでもこんなに減ったのは、最近粗食(??) な生活をしていたから、体内から栄養素の持ち出しが多くなって鉄分も使ってくれたのかな、等と勝手な事を想像してみる。粗食と言ってもカルシウムやタンパク質は不足しない様に気を付けてはいるが。

 ところで、生えてきた髪の毛がカールしている話は以前書いたが、今日、KB先生に初めてその髪を見せてみた(退院してから前回の診察迄、ずっと帽子かカツラを被っていた)。私の見事にくるっくるにカールした頭髪を見て、パーマをあてているのかと思われたそうで、抗癌剤(anti-tumor agent)か何かの影響で髪がカールするという話はご存じない気配であった。患者さんの中で、生えてきた髪の毛がカールするという現象を見た事がないのかを先生に訊いてみると、「奥さんがヘアスタイルを変えても気付かない位」なのだそうだ(その場面を一瞬想像してしまい、内心クスっとなってしまった(^^))。結局、カールした原因は、未だ(自分なりの)推測の域を出ず、真相は闇の中という事か……(ちょっと大袈裟な表現か?!)。

 投薬も変わらず、次回予約も4週間後という事になった。

【血液検査の結果】2008/03/24:
GOT(AST) 34、GPT(ALT) 21、γ-GTP 43、LDH 211、AMY 157、
P 4.7、Fe 270、UIBC 26、フェリチン 1188.6。

2008/03/24 (月)  医薬品類似名称検索システム

 なかなか寝付けず、やっと眠れたと思ったら(正確に言うと、眠れたと思った訳ではなく、眠ってしまったんだが)、今度は4時間程で目が覚めてしまい、寝直す事が出来ない。結構こういう事がよくある。こんな時は眠れない、眠れないと時間ばかりが寝床の中で過ぎてしまうので、起きてしまう事にした。

 早朝のテレビでも見てみようかと、スイッチを付けると、「厚生労働省より『医薬品類似名称検索システム( https://www.ruijimeisho.jp/ ) 』というのが公開された」とか何とか言っているのが耳に入った。この検索システムは、似た様な名前の薬の候補が一覧で出てくるものらしく、薬の取り間違い防止にと作られたそうだ。

 早速試してみようとそのHPを見てみたが、業務用? 病院等職員用? あんまり患者や一般の人が使うのに便利そうなものではなかった。まず、検索し難い。検索の仕方が手軽にすぐ分からない。薬の名前が出てくるだけで、具体的に一つ一つの薬の内容まで書いてある訳ではない。全ての薬の名前が網羅されている訳ではなさそうである(そんな気がする)。感想としては、私にはほとんど使う機会はないだろう、ってところか。

 こう言っては、せっかく作られた方々に申し訳ない気もするが、使い難いし、魅力を感じない。こんなのに出会ってしまうと、お役所(厚生労働省)さんが作ったのだからかなと、つい思ってしまう。

2008-03-23

2008/03/23(日) イースター

 今日はキリスト教でいうイースター(御復活祭)。これはクリスマスと違って移動祝日なので、3月の春分頃から4月中旬の間にあるという事はなんとなく知っているが、毎年、日が違う(いつになるのか、計算の仕方はあるらしい)。ただ、こちらはクリスマスと違って必ず日曜日にある。

 ところで、この一カ月ずっとこもっていて、しばらく車を動かしていないので、バッテリーがあがってしまっていないか、確認がてらに小一時間、ミニドライブに出てみた。小雨の降る中であったが、あんなに寒かった今年の冬は何処へやら、黄色や白、それに早咲きの桜なのか、薄桃色の花や桃の花…もうあちこちで春がほほ笑んでいた。

 今の住まいの小さなベランダに持ってきた、プランタに植えた日本水仙は2月に咲き始めたが、これは雪の中でも咲くし、庭から抜いて鉢植えにした椿は、今年は咲かないと思っていたのに今週一つだけ蕾が付いているのを発見し喜んでいたが、いずれも冬(春先)の花という感覚だったので、こんなに春が近づいていたとは全然気がつかなかった。

 『そうや、今日はイースターやった。今年もスヌーピーはイースターのうさちゃんになって卵を配っているのかなぁ。』そんな事をふと考えながら、小雨の曇り空だったのに、一気に気分が晴れやかになったミニミニドライブを満喫した。

2008-03-16

2008/03/16 (日) iPS細胞特集

 今夕、TVでiPS細胞 (induced pluripotent stem cells、人工多能性幹細胞)の特集があった。ヒトの皮膚から万能細胞が出来たという、あの素晴らしい研究の特集である。

 2月15日に流れていたiPS細胞の続報では、ヒト皮膚由来のiPS細胞は癌発生率が高いのが問題点だったそうなのだが、それが、マウスの胃や肝臓細胞から作ったiPS細胞では発癌率が大きく減少する成果を得たという内容だったと思う。まだヒトの細胞ではなくマウスでの実験段階だが、大きな前進と言えよう。

 私がこの研究に非常に期待している話は2008年1月27日にも既に記したが、この時点では漠然としたイメージ(直感)だけで私の病気にも応用可能だと思って書いていたが、今日の放送の中で、将来的に応用可能な病気の中に白血病(leukemia)の名前もちゃんと挙げられていた(書かれている順位は低かったが)。自分の解釈に間違いはなかったのだと安心した。ちなみに、このiPS細胞の医療への利用範囲は広く、心臓を始め、肝臓等の病気治療にも応用出来ると考えられている。

 血液の病気になってしまって、私の場合はもう自分自身の血液では再発(recidivation)の危険性が高いから、骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を等と言われたが、実際、移植後に色んな形で現われるGVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)という、一種の拒絶反応みたいなもの(移植した血球が、自分の体を攻撃する)が、退院後もずっと続き、こんなに痛く辛いものとは思いもしなかった(私のGVHDの症状は多分非常に軽いのだろうと思うので、こんな事を書いたら、もっときついGVHDと闘っている患者さん達に申し訳ない気もするのだが、だるくてしんどいのは真実なのでどうしようもない)。

 そんな中での今回のニュースである。私個人のイメージとしては、iPS細胞で血球を作るのは、他の臓器よりも比較的簡単な部類だと思う。そしてiPS細胞なら、単に自分の血球を作るだけでなく、その血球に、化学療法(chemotherapy)後にもまだ残留しているかもしれない癌化した白血病細胞(leukemia cell)を殺す遺伝子か何かを組み込んだキラー細胞(killer cell)みたいなものも作って他の血球と一緒に患者の体に戻す事で、GVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)の心配もない、体に優しい治療が早期実現可能になるのではないかと期待してしまう。

 iPS細胞の研究には大きなプロジェクトが立ち上がったという。今後ますますの成果を期待する。

2008-03-10

2008/03/10(月) へパリンNa製剤で死者?

 米国で、血液の凝固を防ぐヘパリンナトリウム製剤(米国バクスター社製)を使用した患者に死者が多数出、日本でもその原料供給元が米国バクスター社の場合と同じ企業から作っている製薬会社が、自主回収を始めたというニュースが流れた。『えっ、今なんて言った?!』

 このヘパリンナトリウムヘパリンナトリウム(Heparin Sodium)というのは、入院中は大変お世話になった液状の薬品で、私の場合はIVHカテーテル(intravenous hyperalimentation catheter、中心静脈カテーテル)の管(カテーテル:catheter)内で血液等が固まったりして詰まらない様にと通す液で、点滴前後はもちろんの事、へパフラッシュと称して、点滴のない日でも一日に一回は必ずナースにして貰っていた。半年以上、入院中ほぼ毎日である。人工透析(artificial dialysis)患者の方なら2日に一回はお世話になっているだろう。へパリンは、人体にも普通に含まれる多糖類の一種で、抗癌剤(anti-tumor agent)と違い、通常、どう考えても命にかかわる様な危ない成分とは思われないのに、40人以上が死亡したと聞き、と愕然としたのだ。
 
 これは、米国では昨年12月からアレルギー(allergy)反応や死者が出始めているそうだが、幸い日本ではまだ副作用が増加したという報告が無いと聞いて、一先ず安心したが、それでもニュースで聞いた、自主回収を始めた製薬会社名(扶桑、テルモ、大塚)が気になり、私は入院中どこのが使用されていたのかを調べてみると、見事この中の一社であった。現在自分の体調は何とも無さそうとはいえ、長期にわたって使用されていた者としては、余りいい感じはしない。

 もっと情報が知りたく、検索した結果、『宮崎正弘の国際ニュース・早読み』 というのに辿り着いた。ここに非常に詳しく書かれているので、興味ある方は是非読んで頂きたいが、このヘパリン製剤を作る基となる豚の腸由来成分を、原料供給元の企業は、なんと、中国から輸入しているというのだ。農薬入り餃子じゃないが、何ともやりきれない気分になる。まだそれが原因かどうかは解明されてはいないが、こう相次いで“中国”という言葉をマイナスイメージのニュースで聞くと、一体、昨年末に中国で何が起こったのだと勘ぐりたくなってしまう。

 いずれにせよ、人工透析患者の方々にとってこの製剤は必要不可欠であろうと思われるし、その他入院患者にも非常によく使われる薬剤と思われるので、一刻も早く安全な原材料でヘパリンナトリウム製剤を作って、今回の回収分を補って欲しいと願わずにはいられない。

2008-03-09

2008/03/09(日) 虫歯?

 口をすすいでいて、ふと前歯の隅(生え際の角)が黒くなっているのに気付き、よく鏡で眺めてみた。黒い所といっても本当に小さく“点”位で、何か詰まっているのかと思い、爪楊枝でつついてみたりしたが、どうやら食べカスが詰まっているのではない事は確認出来た。

 最近は、歯茎は余り痛まなくなったとはいえ、骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)後は虫歯になり易くなる人もあると聞いた事もあるので、また一度しっかりと見て貰った方が良い様な気がする。ただし、今通院している病院の歯科はどうも頼りなく感じるので、どこか安心出来る所で見て貰いたい気がするのだが。。。