2008-03-26

2008/03/24 (月) 歯医者さん 

 自分は歯並びが悪く、虫歯(carious tooth)になり易かったので、歯が年をとっても抜けずに長持ちしているかどうか(入れ歯になるのは出来れば避けたい)、子供の頃からいつも心配していた。そして、このところ歯茎(歯肉:gum;gingivae)の調子の悪い日が多く、特に体調が良くない時は、歯茎が痩せるのか、歯が抜けてしまうのではないかという不安が一気に増してしまうという状況が続いていた。先生に相談すると、歯科受診の予約を取って下さるのだが、入院時から感じていた事だが、この病院の歯科は私に納得いく診察をしてくれない。決して手抜きとかヘタとか、そういうものではない(と思う)のだが、私が本当に知りたい事がうまく先生に伝わっていないのか、その説明を受ける事が出来ていないのが最大の原因ではないかと思う。

 今日診察の時、先生に(入院以前に行っていた)歯医者さんへ行こうと思う旨を伝えてから、夕刻、飛び込みでKD歯科へ久々に行って診察待ちする事にした。実はこの歯科はいつも混んでいるので、万が一の(待合室での)感染を恐れて避けていたのだが、やはりこのあたりでまた一度しっかりと診て貰った方が安心出来ると思い、やっと決心したのである。予約を取ってから行こうと思って事前に電話を入れていたのだが、この日の予約は全て埋まっていて、あとは当日受付になると聞かされていたので、長期戦覚悟で夕刻18時過ぎに目的の病院に到着した。

 待つ事1時間、先生の診察を受け、前歯の隅の黒ずみは虫歯ではないか(3月9日の項参照)とか、歯周病(periodontosis)は進行しているか、歯槽膿漏(alveolar pyorrhea)になっていないか、それとも大丈夫(年齢相応程度)か等、ずっと気になっていた事を色々と訊いてみた。結局、歯の隅の黒い点は歯石で、黒いのは古い歯石だからという事で、先ずは一安心した。前歯でしかも歯並びが悪い部分なので、ここの治療となるとどんな事になるだろうという不安も一杯あったからだ。それから、歯垢(dental plaque)・歯石(dental calculus)がかなりついてきていて、それが一部、歯肉の腫れに原因しているらしかった。

 次に歯科衛生士の方だろうか、女性の人にかわり、先ず歯周ポケットの深さを測っていかれた。奥歯が3mm、その他は1~2mmというのが殆んどで、大学病院の歯科で以前診て貰った時の値よりは改善している気がした。ポケットの深さは、3mm迄は一応大丈夫な範囲だそうで、これを聞いてまた非常に安心した。歯磨きをしっかりして歯茎をマッサージする事により、このポケットの深さも改善してくると教えてくれる。こういう事を知りたかったのだが、例の大学病院の歯科では、歯周ポケットはいったん出来たらその深さは改善する(小さくなる)事はないと言われた様なイメージしかなく(はっきりと覚えていないのであやふやだが)、これ以上悪くならない様に現状維持を頑張るしかない、と悲しくなった記憶があるのみである。

 その後は下の歯の歯石取りや歯磨き指導等を1時間程かけてじっくりとして貰った。もう夜も20時を回っている。上の歯に歯石は付いていないのかと訊いてみると、なんと、今日はもう時間がないので、日を改めて上の歯の歯石取りをするとの事。丁寧な病院だったという記憶はあったが、恐ろしく丁寧に念入りに取ってくれているのが分かったので、いくら時間がかかったとしても十分納得である。

 ところで、このKD歯科の診察では今回もレントゲン写真(an X-ray; a roentgenograph; a roentgenogram)は撮られなかった。私は歯並びが悪い為、歯医者さんへ行くと必ず歯のレントゲンを撮られるのだと思い込んでいたのだが(それと歯医者さんにとってレントゲンを撮る事は多分利益率が高いのだろうとも思っていた)、この歯科では、レントゲンは必要最小限しか撮っていない様で、私の場合は目視だけで済んでしまうのだ。初めてこの歯科へ行った時はその事だけでも大感激したものだった。レントゲンも出来るだけ浴びる量は少ない方がいいに決まっている、と昔から思っていたからだ。もっと昔からこの歯科を知っていたら、余計なX線を浴びずに済んだだろうに、と思ったものだ。

  取り敢えず、今回の歯科診察で、現在の状態は大丈夫なのだという事が分かり、安心材料が得られて、非常に大収穫であった。今日は安眠出来そうだ。

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