2008-03-24

2008/03/24 (月) 通院記録 アミラーゼの結果の見方

 この一ヶ月の体調は、相変わらず各種関節痛(arthralgia) (指、肩、頸、腰、膝、足等)や筋肉痛(腕、脚等)、最近はずっと足がつり気味なので、芍薬甘草湯を服用する日が多い。常時ではないが、時々ノド痛や歯茎がひどく弱って痛くなったり出血したりする傾向にある。不眠も同様。あまりに毎回同じなので、書き上げるのを止めようかとも思うのだが、これも現時点の記録には違いないので、やはり書き留めておく事にした。血圧(blood pressure)、体温(body temperature)は低めだが正常、体重((body) weight)も著変無し。

 2月初めから始めた階段昇降のリハビリ(rehabilitation) (先ずは降りる方から)は、3月から上りを加えて続けている。まだ上りの階数は少な目にして無理しない様にしているが、ビルの2階分は平気だったのだが、4階分に増やしたら、これが結構息が上がってしまう。殆んど部屋から出ないので、体力維持の為にもと一日一回をいやいやながらも自分に課して実行している。

 さて、今朝も不眠で早く目覚めてしまったのだが、通院の為、高速を飛ばしてK都へ向かった。診察室でのKB先生の第一声は「あれっ、痩せましたか?」だった。入院前と比べると3~4kg減ってしまい、腕なんかは手の指が回る位になっているが、退院後はほぼ安定していると伝える。きっと冬中、モコモコしたセーター姿だったのが、今日はTシャツという薄着姿だったから目立ったのだろうと思う。しかし実際、退院後、更に少し痩せたのか(それでも1kgも減っていないと思うのに)、入院前は腫れぼったい一重まぶただったのに、最近急に目蓋の肉が落ちてしまい、目が落ちくぼんできてしまって、なんだか悲しい。

 話は逸れたが、今日の血液検査の結果は、肝機能(liver function)のGOTとGPTやLDH値は正常値になった。γ-GTPも順調に下がってきて、正常値に近くなってきた。まずまずである。

 アミラーゼ(amylase:AMY、自分の場合基準値は36~129 IU/L)も前回よりは下がってきたのだが、先生は「ちょっと高いですね」と言われる。そこで、前回追加で測定したAMYのアイソザイム(isozyme) の結果について、「S値とP値の割合は基準範囲内だったので問題なしと解釈したのですか?」と訊いてみた。すると、それはAMYの値自体が正常ならばそれで良いのだが、AMY値が高いと、S:Pの各々の値も比例して高くなっているので、と言われた。という事は、AMY値が高い場合は、唾液腺(salivary gland)由来のアイソザイムS値がもっと高い方が良かったのだろうか? どうなんだろうか…。専門家独特の見方があるみたいだ(単純な解釈ではダメな感じである)。この程度の値(※)でも注意しなければならないのかと訊いてみると、そもそも私は入院以来AMYの値は100未満の値が多かったのだが、移植退院後に比較的高い状態(基準値の時も100以上)が続いているので、注意が必要との事。それにしても、何だかややこしそうであるが、AMY値がまだ著高でもないので(『AMY、UA、Pの高値とは』の項参照)、現段階ではそんなに心配しなくても大丈夫だろうと解釈する事にした。但し、次回も要注意で見ていきたいとは思っている。

※ この病気に罹って以来、色んな検査で異常値をさんざん見てきたので、そして私が前回この値は大丈夫なのかと先生に促すまでAMYはノーマークだった事から、自分の頭のどこかで、これ位なら大丈夫なのかな、とか思う様になってきていたので、たいして高く感じなくなってしまっている(基準感覚が少し麻痺しているかもしれない)。実は内心どこかで気にしつつ、大袈裟に考えない様にしているという方が正直な所かもしれない。但し、数値上、確かに高い事は高いので、これを読んだ一般の人は、高くても大したこと無いんだと勘違いされない様に注意して貰いたい。膵臓の病気は見つけ難いし、見つかると難しい病気の事も多いと聞くので、とにかく基準値を第一に考え、それから外れる様なら、お医者さんにしっかり診て貰う様にして欲しい。

 鉄関連はフェリチン(ferritin)が1188.6にまで減少してきたので、こちらもまずまずかなと思ったら、値から行くとまだまだ鉄過剰状態という事である。まあ、それは分かってはいるのだが、今回も1836.8からグンと減ったので、良かったと言って貰えるかと思ったのだが、先生はせめてフェリチンは500以下になるまで、と見ておられる様だ(『2008/02/  25 (月) 通院記録 フェリチンの結果』『Fe、TIBC 、UIBC、フェリチンの値の目安』の項参照)。それでもこんなに減ったのは、最近粗食(??) な生活をしていたから、体内から栄養素の持ち出しが多くなって鉄分も使ってくれたのかな、等と勝手な事を想像してみる。粗食と言ってもカルシウムやタンパク質は不足しない様に気を付けてはいるが。

 ところで、生えてきた髪の毛がカールしている話は以前書いたが、今日、KB先生に初めてその髪を見せてみた(退院してから前回の診察迄、ずっと帽子かカツラを被っていた)。私の見事にくるっくるにカールした頭髪を見て、パーマをあてているのかと思われたそうで、抗癌剤(anti-tumor agent)か何かの影響で髪がカールするという話はご存じない気配であった。患者さんの中で、生えてきた髪の毛がカールするという現象を見た事がないのかを先生に訊いてみると、「奥さんがヘアスタイルを変えても気付かない位」なのだそうだ(その場面を一瞬想像してしまい、内心クスっとなってしまった(^^))。結局、カールした原因は、未だ(自分なりの)推測の域を出ず、真相は闇の中という事か……(ちょっと大袈裟な表現か?!)。

 投薬も変わらず、次回予約も4週間後という事になった。

【血液検査の結果】2008/03/24:
GOT(AST) 34、GPT(ALT) 21、γ-GTP 43、LDH 211、AMY 157、
P 4.7、Fe 270、UIBC 26、フェリチン 1188.6。

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