2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等
去年10月末に免疫抑制剤(immunosuppressant)のネオーラル(Neoral)がゼロになった時、それに伴なうお薬も同時に中止なり、飲み薬が殆んど無くなっていたのだが、肝臓にGVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)が起きた為、年末からネオーラルを再開する事になり、それに伴ない、また他のお薬も去年9月以前の状態に復活している。
現在処方(prescription)されている薬について、久しぶりに書きあげておく。また以前、薬局で各薬の薬価を教えて貰った事があるので、その単価も記録しておこうと思う。1錠当たりとか、1カプセル当たりの値段で、Capとあるのはカプセル(capsule)の略である。この薬価は10割の価格で、3割負担の人ならば、窓口での支払いは3分の1の値段になるが、あくまでも薬だけの価格なので、薬局での調剤技術料とか薬学管理料とかが別途かかる事に注意。 写真は、朝飲む1回分である。朝が一番お薬の種類が多い。
★『ネオーラル25mgカプセル(軟カプセル)』
・ 9時、21時に各1カプセル (total 50mg/日)
・ 免疫抑制剤
・ 薬価:323.70円 / Cap
・ 写真右のラクビー型の黄土色カプセルで、[NVR 25mg]と印字されている。
★『ミコシスト(Mycosyst)カプセル100mg』
・ 朝食後2カプセル (200mg/日)
・ 薬価:744.20円 / Cap
・ 写真中央、[TTS 355]と印字されている、白と薄緑色のカプセル。
★『ビクロックス錠200 (Vicclox Tab. 200)、200mg』
・ 朝食後1錠
・ 薬価:118.00円 / 錠
・ 写真中央カプセルの上にある、[MK 03]と刻印されている白色錠剤。
★『バクトラミン錠 (Bactramin)』
・ 朝食後1錠
・ 薬価:71.60円 / 錠
・ 写真左上、[ROCHE]と刻印されている白色錠剤。
★『ウルソ錠 (Urso 100mg)』
・ 朝・昼・晩の食後に、各2錠 (600mg/日)
・ 薬価:14.30円 / 錠
・ 写真では[235]と刻印されているのがこれで、その右隣りがその裏面である。
※肝臓を守る薬として処方された。肝機能(liver function)の値が正常値になったので、各1錠に減量するか、または終了になるかと思ったのだが、きついお薬(&高い薬)でもないので、念の為にまだ続けましょうといわれ、続けている。
★『ロキソニン(Loxonin)錠60mg』
・ 朝・夕食後、各1錠 (120mg/日)
・ 薬価:23.30円 / 錠
・ 写真では[157]と刻印されている薄桃色の錠剤である。
※ 痛み止めとして、ロキソニン、又はナイキサンを服用
これは入院以前からよくお世話になっていた。主に椎間板ヘルニア(disk herniation)による腰痛(lumbago;backache)に服用していた。余談になるが、O-157(オー・イチ・ゴウ・ナナ)が流行った時、このロキソニン錠に刻印されている数字が一緒だったので、なんとなく覚えやすい。
★『酸化マグネシウム(magnesium oxide)、0.5g』(散薬)
・ 適宜。現在、1日3回(袋)服用している。白色の粉薬。別名『カマグ』とも呼ぶ。
・ 薬価:9.7円 / 10g.
・ 写真、錠剤の下に見える白い袋がこれ。
※これは0.5g入りの散薬なので、一袋当たりに換算すると0.485円となる。
★『ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒(医療用、顆粒剤)、No.68 (2.5g)』
・ 適宜(こむら返りが起こった時等)。1日2~3回(袋)、食前又は食間に服用。
・ 薬価:8.4円 / g
※2.5g入りの顆粒なので、1袋当たり21円となる。
★『フォサマック錠(Fosamac Tablet)35mg』
・ 毎木曜日(週1回)の起床時に1錠 (35mg/週)飲む。フォサマックを飲む日は服用後30分経ってから、朝食を取り、それからいつものお薬を飲む事になる。
・ 薬価:847.80円 / 錠
免疫抑制剤のネオーラルが、値段の高い薬と退院前に聞いた事はあったのだが、初めて具体的な値段を薬局で教えて貰った時は、予想より高くて驚いてしまった。かつて入院時、点滴から飲み薬のネオーラルに変更になった時、1日175mg位服用していたので、確かに高いお薬である。ちなみに、ネオーラルには50mg入りカプセルもあり、25mgの値段を単純に倍にしたよりは割安になっている(下記参照)。それとは別に、ミコシストカプセルもこんなに高いお薬とは知らなかった。1カプセル744.20円で、しかも毎日2カプセル服用しているのだから、2倍の値段になる(支払いは3割負担だから、その30%の値段になる)。現在のネオーラルより高く付いているではないか。去年11月に一旦お薬が殆んど終了になった時、薬代が恐ろしく安くなって驚いたが、個々の単価をこうして見ていると無理はない、と改めて感じた次第だ。
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【参考】以下に、かつて処方されていた薬等も記録しておく。薬価は同様に10割の値段が書いてあり、3割負担の患者ならば、各価格の3割の額を支払う事になる(この場合、残り7割は保険組合が負担してくれる)。
『ネオーラル50mgカプセル(軟カプセル)』
・ 薬価:569.3円 / Cap
『ナイキサン(Naixan)錠100mg』
・ 朝・昼・晩の食後に、各1錠 (300mg/日)
・ 薬価:9.30円 / 錠
※痛み止めとして、ロキソニン、又はナイキサンを服用
『ハイペン錠(Hypen) 200mg』
・ かつてロキソニンの替わりにごく短期間だが、処方された痛み止め。私にはロキソニンの方がよく効く気がする。
・ 薬価:36.1円 / 錠
『ゾビラックス錠(Zovirax) 200mg』
・ 途中から現在のビクロックス錠に変わる。同じ薬効らしい。
・ 薬価:294.1円 / 錠
『バクタ錠(Baktar)』
・ 途中から現在のバクトラミン錠に変わる。同じ薬効らしい。
・ 薬価:94円 / 錠
『プリンペラン(Primperan) 5mg』
・ 吐き気(nausea)止め
・ 薬価:6.4円 / 錠
『イソジンガーグル(Isodine gargle)、7%、30ml』
・ うがい薬、適宜
・ 薬価:3.60円 / ml
※30ml入りなので、1瓶108円(10割価格)
『カトレップパップ70mg (5枚 / 袋)』
・ 膏薬(plaster)、貼り薬
・ 外用鎮痛消炎剤
・ 薬価:31.60円 / 枚
『ゲンタシン軟膏(Gentacin Ointment)、0.1%、10g』
・ 塗り薬
・ 薬価:15.9円 / g
『フォサマック錠(Fosamac Tablet) 5mg』
・ これは毎日起床時に1錠服用分(35mg/週)する。
・ 薬価:142.7円 / 錠
最近ジェネリック(generic)医薬品という言葉がCM等でも良く聞かれる様になった。効き目・成分は同じで、値段が安いというが、自分としては『ジェネリック医薬品は極力使いたくない(飲みたくない)派』である(後述)。
退院後、処方される薬の名前が何回か変わり、恐らくジェネリック(generic) 医薬品に変更されたのだと気付いて、ある時、先生に「ジェネリックは嫌なので正規のお薬に戻して貰えないですか」とお願いした事があった。先生は早速PC画面で薬の変更を試みて下さったのだが、確かその時は、もう前の薬が表示されなくなっているかなんかで、先生は「変更(元に戻す事が)出来ませんねぇ…。病院側の指示で、新しい薬で統一しているのかもしれないですね」という様な事を言われた。(点数稼ぎ等の為に)高い薬を処方しない様に、また患者さんに安い薬を提供出来る様に病院側が管理しているらしい(これ自体は患者の負担が減るので、非常によろしいシステムなのだろうとは思う)。
私の場合、気が付いた変更はバクタ錠とゾビラックス錠だが、今回記録するにあたって、追加で薬局に教えて貰ったゾビラックス錠の値段が1錠当たり294.1円と、今飲んでいる同じ薬効というビクロックス錠の2倍以上だと知った。長期通院で薬代もバカにならない事を考えると、これひとつとっても、ジェネリックにすれば、確かに大変負担(支払い)が軽くなる(助かる)のが分かる。今迄『ジェネリックは嫌だ』と思っていたが、今回薬価もまとめてみて、『出来ればジェネリックでない方がいいんだけど……』と、ちょっと、気持ちがぐらついてしまう。。。
しかし、初めての病気での入院で、知らない事ばかりで、そもそもバクタとゾビラックス自体が先発薬かどうかも知らないが、一旦、「飲み続けるんだ」と思っていた薬をコロコロと他の類似薬に変えられてしまうのは嫌なものである。
※ いずれにせよ、現通院先の病院では、強制的に、と書くと語弊があるかもしれないが、病院指定の薬(適当なジェネリックがあるならばジェネリック)になり、患者からの指定(「元の先発薬に戻して」との指定等)は出来なさそうであった。しかし、何の説明もなく、ある日突然変更されるというのは、ちょっとどうかと思う。
※追記:080519の通院時に先生より訊いたところ、バクタ錠もジェネリックだそうである。
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