2008-04-10

2008/04/10(木) 太極拳でストレッチ?!

 NHK教育で昼、“趣味”シリーズの新番組で太極拳の再放送があった。宣伝時から体力や筋力アップにつながるかもと思って気になってはいたが、本放送は見ていなかった。そして今日たまたま第一回目放送が始まるところだったので、試しに一緒にやってみた。移植(transplantation)後に起こった関節痛(arthralgia)は、きつい時は膝の屈伸もままならなかったが、現在は慢性化(chronic)している状態だが、随分とマシになったと感じる日が多くなった。

 さて番組だが、第一回目なので、先ずは太極拳を始める前の準備運動ともいえるストレッチが紹介されていた。関節痛等で体が随分と硬くなってしまっているので、体が付いていかないだろうというのは初めから想像していたので、出来る範囲で徐々に型に近づく様に体や脚等を伸ばしていけばよいと思って見ていた。最初の立った状態からの両脚開脚屈伸で、早くも全然ついていけなかった。そして次のストレッチで、ショックな現実を突きつけられる思いをした。

 そのポーズとは、床に脚を真っ直ぐに伸ばして座る形を思い浮かべて貰いたい(体育座りの様に膝を軽く曲げて両手で抱えて座ったポーズから、両膝を真っ直ぐ伸ばして脚を床につける形)。両手を膝というか太ももに置いたままで、この様に脚を伸ばして座る事自体、かなり辛い事に気付きショックだったのだが(脚を伸ばし、手を体の後ろの床につけて体を支えるのなら楽)、テレビではこの状態で脚を伸ばしたまま出来るだけ開いてから、上体をうつぶせるストレッチだった。バレリーナなら両脚を一直線に広げられるだろうが、TVの参加者も180度近くまで開脚していた。ところが、私にはきつい痛みが走り、情けない事に、90度も開く事が出来ない(頑張ってやっと60度位か)。普段、胡坐(あぐら)をかいて座る事は出来ていたので、もっと開脚出来るイメージがあった。まさかこれ程までに開かないとは、正直、かなりショックである。胡坐の様に脚を曲げた状態と、伸ばした状態ではこうも違うのかと、それも驚きであった。こんな状態で、上体を前へ倒す事等、全く無理で(床と上体の角度はせいぜい90度……全然前へ倒せていない)、少しだけ開脚出来た足の間の床に両手をちょっとだけつけるのが精一杯、しかもそれだけで腕・脚・腰等にひどい痛みが走った。

 昔、思いっきり足首をくじいた事があった。それ以前にも1、2回同じ所をくじいた記憶があるが、くじく度に治りも悪くなってきて、その時は腫れも引き普通に歩けるまで快復しても、正座が出来なかった(正座しようとすると激痛で、そういう方向に足首を伸ばせなかった)。そのまま足首の柔軟性がなくなってしまっては後々大変と思い、腫れがひいてからは湯船の中で徐々にストレッチ(痛みがある方向に無理ない程度に、軽く痛みを我慢しつつ伸ばす)やマッサージ等のリハビリ(rehabilitation)に努めた。いつまで経っても正座は痛くて普通に出来ず、日本にいるのに正座出来ないなんてと焦ったが、続けているうちにいつの間にか、普通に正座出来る様になっていた。その経験から、痛い時は無理せず、主な痛みがひいてからリハビリと思っていたが、この、余りの体の硬さには今回危機感を覚えてしまった。

  4月に入って体調が良いと感じる日も多くなってきている。今日から階段リハビリの上りの階段数を4階分から8階分にしてみた。これは脚力や骨の為にいいかと思って、今年2月から始めてみたものである。急に色々やって、足腰を痛めてもいけないと思うのだが、これからはストレッチも加えてみようかと思う。果たして少しは柔らかくなるのかどうか、やってみなければ分からないが、やらないよりはましだろう。少しずつ様子を見ながら無理のない程度に騙しだましストレッチをして、体もほぐしていかねばならないと、何故かそう感じるのである。太極拳は体がもう少し柔らかくなってからか……

0 件のコメント:

コメントを投稿