2008-04-01

080401(火) アッツザクラ

 2つ隣の町に住んでおられる伯母(母のすぐ上の姉)に、日曜日に貰ったお菓子等をおすそ分けしに行こうと思い立ち、今年最初に咲いた、亡き母の育てていた蘭の花も切り花にして車に乗り込んだ。

 取り敢えず目的地の近くまで、まだ馴染んでいないこの土地の風景を眺めながら、運転していく事にした。あちらこちらで桜が結構綺麗に咲いている。面白そうなお店も発見する。ちょっと渋滞していて、ちょっと迷って、小一時間程かかってようやく伯母の家にたどりつく。出発前に電話をしたが、その時は不在だった。もしお留守でも、玄関先にお花とお菓子を置いて帰ろうと思っていた。しかし幸運にも帰宅したばかりという伯母に会え、伯母も喜んで下さった。

 この伯母はとても優しい人で、私の退院後も未だに『元気にしている?』と何週間に一回か、電話をかけてきて下さり、それがとてもうれしく、どれだけ励まされている事か(伯母様もご主人の具合が悪く、色々大変と聞いているのだが)。亡き母も、この伯母の事は、本当に心優しい人と口癖の様に言っていたのを思い出す。いつも励まされてばかりなので、今日は母の蘭の花を届けたく、訪ねてみたのだった。

 本当に久しぶりにおとずれた伯母の家(母と一緒に車で行った記憶しかないから、前回訪問からもう随分と経つ事になる)の前には小さな白いお花が一面に咲いていた。余りに可愛らしいので何という名前かと聞くと『アッツザクラ』という。名前は聞いた事があるが、それがこの花の事とは知らなかった。見れば見る程、可憐な草花なので、ベランダの植物の仲間に加えたく思い、伯母にお願いして、その株を分けて貰う事にした。伯母は日陰に生えている、まだ花の咲いていない株を掘ってくれ、ついでに桜やレンギョウの枝も数本折って下さった。


  立ち話少々だけで失礼したのだが、ビルに戻った後、瓶に桜とレンギョウを生けたら、台所が一気に春爛漫。またまた叔母から元気を頂いてしまった。

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