2009-11-24

2009/11/09 (月) 通院記録2 前回(10/19)の蛋白分画の結果

 前回で10回目になる、10月19日の蛋白分画(protein demarcation)の結果について、また先生にグラフ付きの検査結果を印刷して貰う。

 この時点で、右手のこわばり(stiffen)治療の為に処方(prescription)されたステロイド(steroid)のプレドニン(Predonine)を開始して丸8週間経っているが、ステロイドの副作用(side effect)なのか、血液検査値に色々と変化が現われている。そもそもこの蛋白分画検査を始めるきっかけともなった、上限値越えだったIg-G(イムノグロブリンG:immunoglobulin G)の値も、ステロイド開始で急降下しており、次回は基準値の下限を切るかもしれない勢いである。もしかしたら蛋白分画にも何か影響があるのではと思って、結構注目している。で、10/19の検査値結果はと言うと、今迄よりはちょっと変化してきているという感じ。

 変化してきたと言っても、全て基準値内に入っただけで、普通これだけなら何の問題は無く、ハイおしまい、となるのだろうが、肝心のM蛋白(M protein;monoclonal protein)が相変わらず検出されている。グラフ内のノッチ(notch:▼マーク)の所がそれに当たるのだそうだが、少し山の高さが低くなってきたγの辺りに付いていて、【βγグロブリン位にバンドが認められます】とのコメントもある(写真)。

 先生曰く、ノッチはグラフの曲線に角が出来ている所に付くそうなのだが、「グラフに明らかなノッチらしき角は見えないけど、本当にまだあるのかなぁ~?」と言われる。そして先生が推測されるには、全て基準値内でこのグラフの形なら、通常正常という結果が出る所なのだろうが、今迄の検査結果に【バンドが認められる】とあるので、きっと検査員も注意してバンドの有無をじっと眺めるので、普通なら気が付かない位の薄いバンドも見分けているのではないかと言われる。 一方で、プレドニンでIg-Gが下がっているから、ノッチもそのうち消えるかも、とも言われる。

 今年初めに蛋白分画検査が追加された時、蛋白分画について色々と調べたが、余りに難しく、かつ自分の場合、M蛋白が検出される以外は、検査値に目立った特徴が無かった為、詳しく調べるのは検査値に異常が出始めた時でいいやという事にしていたが、ここ2回続けて検査値が全て基準値になっている。益々調べ様が無いし、先生が言われる様に、ほんまにM蛋白が検出されているのだろうか、って感じがしてしまう。先生は次回も例の如くこの検査を入れておられるが、どれだけ微妙であれ、多分M蛋白が検出される限り、この検査は続くのだろう。

【蛋白分画の結果】2009/10/19:
・ALB分画(画像アリ) 66.0% [ 60.2~71.4 ]、
・α1分画 2.6% [ 1.9~3.2 ]、
・α2分画 7.4% [ 5.8~9.6 ]、
・ β分画 9.0% [ 7.0~10.5 ]、
・ γ分画 15.0% [ 10.6~20.5 ]、
・ A/G比 1.9 [ 1.5~2.5 ] 
※ コメント:βγグロブリン位にバンドあり。
※ 関連項目:ラベル【蛋白分画検査

【血液検査の結果】再掲:2009/10/19:Ig-A 98.5、Ig-G 1169、Ig-M 97.1

2009-11-23

2009/11/09 (月) 通院記録1 甲状腺機能に異常無し

 診察では、先ずいつもの様に、この3週間の体調を先生に報告する。

 血圧(blood pressure)は、上が92~108位、下は62~80位の間が多い。体温(body temperature)は36度前後、体重((body) weight)はやや増加傾向。この2ヶ月で、約1~2kg増えてきている。と、ここまで伝えると、先生は「プレドニンの影響でしょうね、2ヶ月で2kgなら大丈夫でしょう」と記録されつつ言われる。プレドニン(Predonine)の副作用(side effect)と言えば、不眠(sleeplessness)傾向も続いている。

 のど、頸、背、腰、肘の痛み、痰(喀痰:sputum)、ムカムカする、こむら返り(twist、leg cramp)や手足の攣り、だるい、しんどいはいつもの通り。背の痛みに関しては、肩甲骨と肩甲骨の間の辺りと具体的に先生に話して、その部位を実際に指で示して先生に確認して貰う。「背中と言うよりは背骨ですね…」と先生。右手をグーッと握る時の痛みは殆んど無くなったのだが、まだ芯の方にごく弱いながら鈍い痛みを感じ、右指先の痺れ(numbness)は少々だがまだある、と話すと、「プレドニンはまだ続けた方が良い様ですね」と、プレドニンの量は現状維持のまま続行となる。

 最近、肛門が渋る感じがずっと続いていると話してみる。具体的に訊かれるので、便通(bowel movement)自体はほぼいつも通りに1日1回あるが、これとは別に、実際に下痢をする訳ではないのに、下痢(diarrhea)でもしそうな肛門の渋る感が一日中あり、ずっと続いていると説明してみる。前回の通院の時点では、まだ気のせいかと思っていたので先生に伝えていなかったのだが、多分この症状が出始めてから1カ月位は経っているのだ。これも最近になって出てきた症状なので、またプレドニンの副作用なのだろうかと思っていたのだが、先生は「確かヘルニアだったですよね、その影響ではないでしょうか?」と言われる。入院前に経験したあの椎間板ヘルニア(disk herniation)の痛みは、現在はおさまっているので、意外だった。真偽の程はさて置き、これも例によって、このまま様子を見る事となる。

 こむら返りや手足の攣りが良く起こるのだが、つい先日、きついこむら返りが連続して何回も起こり一日中苦しんだ話をすると、芍薬甘草湯(こむら返りにと処方されている漢方)を持続して服用した方がいいのかなぁ、と話される。これは私も訊きたかった事である。現在は頓服的に、きつく起こった時に服用しているが、毎日定時的に服用して薬効成分の血中濃度を保った方が、こむら返りをより防げるのかどうか、一度訊いて確かめたかった。それを先生に伝えると、「そうですね……、どうなんでしょうかね~?」との返答に、ちょっとガクッと来る。漢方には余り詳しくないみたいだ。

 実はこのひどいこむら返りの原因に、心当たりがある。最近ちょっと仕事が上手くいかず、数日夜遅く迄頑張ってしまった翌日に起こっている。立ち仕事ではなくデスクワークであったので、つい無理をしてしまったのが祟ってしまったのかもしれない。まだ体力がそこまで追い付いていないらしいと痛感している。これに加え、精神的プレッシャーが追い打ちを掛けていて、最近心身共に参っていると、つい先生に漏らしてしまう。

 その他、嚥下違和感2~3回、全身の筋肉痛(myalgia)で辛い日があった、目に星が飛ぶ事がある、最近良くものが見えない感じの時が多い、脇から汗がどっと出る事がある、等をゆっくり話して先生に伝える。

 血液検査の結果は全般に大きく変わりは無かったので問題無しという事になる。ただ、コレステロール値(cholesterol)は前回より更に少しだけ上昇していた。

 そこで、コレステロール値上昇が、ステロイド(steroid)のプレドニンの副作用なのか甲状腺機能低下(hypothyroidism)が原因なのかを調べる為に、前回追加で検査して貰ったTSH (甲状腺刺激ホルモン;thyroid stimulating hormone)とFree T4 (free thyroxine determination:遊離チロキシン濃度測定・遊離サイロキシン濃度測定)の結果について訊いてみる。もし甲状腺機能低下なら、TSHは高値でFree T4は低値になる(※甲状腺機能亢進症(hyperthyroidism)ならその逆になる)所なのだが、自分の結果は、TSHは0.879で正常値内(基準値は0.5~5.0μl/ml)、Free T4は1.710とやや高めであった(基準値は0.88~1.62ng/dl)ので、甲状腺機能低下ではなく、プレドニンの副作用だろうという結論になる。Free T4が高いのは大丈夫なのかと訊くと、先生曰く、Free T4は日変動がある(1日の時間帯によって値が大きく動くらしい)が、TSHの方はそういう変動が無いので、TSHの結果の方がこの検査の主な指標となるという。TSHが正常値なので、甲状腺機能に異常は無く、Free T4のこの程度の上昇は気にしなくても良いだろうと考えるみたいだ。

 また、善玉コレステロールと言われるHDLコレステロール(HDL cholesterol;high-density lipoprotein cholesterol)が前回に引き続き今回も高かったので、コレステロールの治療はしなくてもいいかもしれないという事になる。

 「昨日で移植後丸3年になりました」と伝えると、「では、満3歳になったんですね」と先生から祝福のお言葉。「ありがとうございます」とお礼を言いつつ、『3歳』という言葉に戸惑いを感じてしまう自分がいた。

 骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を受けた患者の多くは、移植日を第2の誕生日として祝っているのだろうか? ネットではそういうのを良く見つけたので、自分もそういう特別な日になるのだろうと思っていた。が、自分の場合移植前に色々あり、第2の誕生日等と言ってはいけないのではないかという、ある意味トラウマ(trauma)が出来てしまい、第2の誕生日という言い方は一切しない様に気を付け、封印している。骨髄(bone marrow)を提供してくれた次姉には、移植の件は一切触れず、それとなく、毎年グリーティングメール等を送り、心の中で感謝をしているが、母が生きていたら、きっと毎年、お祝いの酒盛りでもしていただろうと思うと、やはり少し寂しい。

 最後に、いつもの様に今回の主な血液検査結果を挙げておく。

【血液検査の結果】2009/11/09:
WBC(白血球数) 10.1(高)、HGB(ヘモグロビン) 13.1、PLT(血小板数) 187、
Neutrophil(好中球) 78%(高) [46-62%]、Lymphocyte(リンパ球) 14%(低) [30-40%]、Monocyte(単球) 8%(高) [4-7%]、Eosinophil(好酸球) 0(低)% [3-5%]、Basophil(好塩基球) 0% [0-1%]、
GOT(AST) 21、GPT(ALT) 18、γ-GTP 41(高)、LDH 210、AMY 120、T-cho 349(高) [140-220mg/dl]、TG 116 [34-173mg/dl].Ig-A 86.7(低)、Ig-G 947、Ig-M 86.0

2009-11-09

2009/11/09 (月) 今年のハイビスカス

 ここ数年、殆んど咲かなかったハイビスカス。。。今はもう無くなってしまった実家から持って来たハイビスカス。。。今年は6月25日に、久々に花を咲かせたと喜んでいたら、その後もずっと咲き続けてくれている。大豊作だ。

 ハイビスカスの花は1日でしぼんでしまう。それでも次々と、蕾が付き、膨らみ、真っ赤な花を咲かせる。1輪の日もあれば2輪、3輪と同時に咲いてくれる日もある。

 今年良く花を咲かせるのは、去年、ハイビスカスの剪定をしなかったからかもしれない。近年花を咲かせなかったのは、枝を切る時期とか、剪定位置を間違えていたからなのかもしれない。来年も沢山咲かせるには、一体どの様に剪定すれば良いのだろうか?

 今年は本当に楽しませて貰っている。この調子なら、多分、12月になっても咲いてくれるだろう。ハイビスカスって南国のイメージだが、冬になっても咲いている、って昔思った記憶があるからだ。結構、生命力の強い植物だ。

 一杯楽しませてくれてありがとう、ハイビスカスさん。

2009-11-08

2009/11/08 (日) 移植後丸3年

 今日は骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を受けた日だ。移植後、なんだかんだと色々起こったりするが、それでも自分の場合は無事に丸3年が経過した。

 多くの方々に感謝致します。