2009-10-26

2009/10/19 (月) 通院記録1 ウルソ中止に

 体調は10/18付のブログにアップしたので、ここでは省略。

 今日の血液検査結果で、肝機能(liver function)検査値は今回も正常値まっしぐら。γ-GTPはまだ高いが前回より少し下がっている。それに反して、総コレステロール値(T-cho)は前回より更に上昇している。もともと自分はT-choが少し高めに出る傾向はあったが、最近の上昇は、右手指こわばり(stiffen)治療の為に始めたステロイド(steroid)のプレドニン(Predonine)の副作用(side effect)が原因と、前回先生から言われている。

 プレドニン服用開始丸8週間で、右手の症状も改善し始め、なかなか基準値内迄下がらなかった肝機能検査値迄もが、すんなりと下がったので、ステロイドと言うのはやはり凄いなと実感したが、こわばりのある右手ではなく左手が一度ひどく固まってしまって、きつく痛んだ事があるという話もしたせいなのか、プレドニンの量は今回も変更無し。自分の場合、主な副作用の中の、不眠(sleeplessness)傾向が出ている。それ以外の副作用についてはまだ余り実感は無いのだが、体内の血液の中では、ステロイドの影響はもっとストレートに値となって出ている様だ。

 右手こわばりの改善の話には安堵されて聞いておられたが、「コレステロール(cholesterol)の治療を開始した方が良いかなぁ」と先生、しばし悩まれる。そんな先生の表情を見ながら、前回は60も上昇したので、素人の自分も、これは凄いと思ったのだが、今回の上げ幅は16である。上昇の勢いも減っているし、そんなに悩むレベルなのかなと思ったのだが、先生は過去のT-cho値をグラフにして私に見せて下さり、上昇の勢いがまだある事を理解する(写真)。

  前回コレステロールが急上昇したので、この3週間、殆んど油ものを食べなかったと先生に伝えると、油ものと言うより、肉類を食べるとコレステロールが上がる様な事を今回も言われる。卵も良くないらしいが、卵は栄養バランスもいい事から、良く摂る様にしている。と言っても1日1個は超えていない。肉類も余り摂っていない筈なのだが、やはり自分は人よりコレステロールを溜め込みやすい体質なのだろうか?

 すると先生から「確かお母さんもコレステロールが高かったとか……」と訊かれる。前回の自分の話を覚えておられたのだろう。父の値は知らないが、母の場合、T-choは高かったが、HDLコレステロール(HDL cholesterol;high-density lipoprotein cholesterol:高密度リポ蛋白コレステロール)の値も異常に高かったという話だ。

 HDLとは善玉コレステロールと言われるもので、この値が高いと、悪玉コレステロールと言われるLDLコレステロール(低密度リポタンパク質コレステロール:low-density lipoprotein cholesterol)の影響を打ち消すとかなんとか……。母の場合、HDLが異常と言えるくらい高かったらしいと聞いているが、自分の場合、今迄HDLは基準値しか記録した事が無いとも伝える。ただ、入院後この検査をしたかどうか、先生も自分も良く覚えていない事から、「一度調べてみましょうか……」と先生。

 更に、甲状腺機能検査(thyroid function test)はした事があったかと訊かれる。コレステロール値が高くなると、甲状腺機能低下(hypothyroidism)になる事があるのだという。はっきりと記憶に無いのだが、甲状腺エコー(echo)というのをした事を思い出し、手帳を見て、それが昨年末だった事を先生に伝える(2009/12/22)。更に手帳を繰ってみたが、その血液検査をしたかどうかはすぐに分からない。

 先生は「そうだ、今日の血液検査で追加してみましょう」と言って電話をとり、検査部に私の血液の残りで「HDLとTSHとFree T4の検査の追加をお願いします」と注文される。TSHは甲状腺刺激ホルモン(thyroid stimulating hormone)の事である。FT4は「Free T4(フリー・ティー・フォー)検査を」と電話で言っておられたが、家に帰ってから調べた所、甲状腺の検査には、TSHの他に、甲状腺ホルモンのF3、F4を調べるらしい。ただ一般には、その活性型甲状腺ホルモンである、遊離T3(FT3)、遊離T4(FT4)を測定するそうだ。この結果は次回教えて貰う事になる。
※FT4(free thyroxine:遊離チロキシン、遊離サイロキシン)
※T4(チロキシン:thyroxine、テトラヨードチロニン:tetraiodothyronineとも)
※T3(トリヨードチロニン:triiodothyronine)

 T-cho値が高いと心筋梗塞(myocardial infarction)のリスク(risk)が上がる等という説明を受けたが、血圧(blood pressure)が安定しているので、結局、このまま様子を見て、次回T-choの治療を開始するかどうか決める事になる。

 その他として、前回の診察で、先生からIg値(イムノグロブリン、免疫グロブリン:immunoglobulin)はプレドニンの影響で下がる可能性があると言われていたのだが、Ig-Gは急降下で減少していた。ただ、全てのIg値が下がるのかと思っていたのだが、Ig-AとIg-M値はそれぞれ少しずつ基準値内で上昇している。先生は想定内という判断なのか、「Ig-Gも下がったとはいえ、まだ基準値内ですから」と言われるが、月に1回しか出来ない(この病院ではそう規定されている)というIg検査、来月の検査項目にもまた入れておられた。そんなに頻繁に検査される事は無かったのだが、3カ月連続なんて、退院後初めてである。いつからプレドニンを減薬するかを睨みつつ、気になる動きをする項目はしっかりと追跡する必要があるのだろう。

 最後に、お薬の確認段階になったので、ウルソ錠(Urso)は1ヶ月分位なら残ってしまっていると先生に伝える。肝臓保護の為に、1日2錠×3回を処方されていたが、これ迄、時折飲み忘れた分が手許に溜まっており、前回から1日1錠×3回になったので、丁度1ヶ月分位あるのだ。先生は「肝機能値が今回も正常でしたから、ウルソを中止にしましょう」と言われ、溜まっているウルソ錠は、また再開する事があった場合に残しておく事になる。

 痛み止めのロキソニン(Loxonin)は止められないかと訊かれる。ロキソニンは、私の希望でこの春から1日2錠から3錠に増やして貰っているが、服用期間が長期になってきている事を先生は懸念されておられるのだろう。自分としても、新型インフルエンザ(A H1/N1 influenza)が流行する中、解熱作用(pyretolysis)もあるロキソニンを朝・昼・晩と飲み続け、インフルエンザ感染の徴候(発熱等)を見落としてしまう危険性を感じはしている。それでも体の痛みが少しでも和らぐのならと、最近では3錠飲み続ける日が多くなっているので、社会復帰のリハビリ(rehabilitation)の日以外は1日2錠で我慢する様に努力すると先生に言う。先生も新型の事を思ったのかどうかは不明だが、「プレドニンも熱を下げてしまう事がありますからね……」と付け加えられる。

 全体的にみると、肝機能値も正常化、コレステロール値以外は大して問題ないと分かり、今宵は大いにお酒を楽しめると言う私に、「困りますよ」と言われつつ、先生苦笑い。

  最近は、診察のある日の夜はお酒の解禁日にしているので、自分はとにかく、この通院日を心待ちにしている。

【血液検査の結果】2009/10/19:
WBC(白血球数) 8.6、HGB(ヘモグロビン) 14.1、PLT(血小板数) 203、
Neutrophil(好中球) 82%(高) [46-62%]、Lymphocyte(リンパ球) 11%(低) [30-40%]、Monocyte(単球) 5% [4-7%]、Eosinophil(好酸球) 1(低)% [3-5%]、Basophil(好塩基球) 1% [0-1%]、Pokilocytosis + .
GOT(AST) 23、GPT(ALT) 17、γ-GTP 34(高)、LDH 218、AMY 143(高)、T-cho 340(高) [140-220mg/dl]、TG 172 [34-173mg/dl]、Mg 2.3(上限)、Ca 10.0 [8.5-9.9mg/dl].
Ig-A 98.5(基準値)、Ig-G 1169(基準値)、Ig-M 97.1(基準値)
※以下に、検査値だけはネットから閲覧出来るので、追加の検査値もあげておく。
TSH 0.879 [μU/dl](基準値)、FT4 1.710 [ng/dl] (高)、HDL 110 [mg/dl] (高)

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