2009-01-31

2009年01月26日(月) 通院記録

 前回からの体調は、ほぼいつも通り。血圧の上は80~90位(min78~max101)、下は52~62位(min49~max71)で低めが続いている。脈拍は57~62位の間が一番多く、体温も35.7~36.1度と低い日が多く、たまに痛み止め(解熱作用もある)のロキソニン(Loxonin)を2、3日我慢して熱が無いかを確かめたりするが、そんなに変わりはないので、自分は平熱自体、低いらしい。体重もそんなに大きな変化はない。

 のど・首・腰・指の鈍い痛みや、だるい・しんどいは毎日の事で、ひどくなりも良くもなりもしない感じがする。特に首の痛みは一日中持続しており、痛み止めでは余り効いた感じがしないのだが、膏薬(plaster)は良く効き、その間は気持ちがいいので、このところずっと貼り続けている。そのせいかどうかは不明だが、首の左後ろに少し発疹(exanthema;eruption)があり、かぶれてしまっているのかもしれない。その他頻度は少ないが、脚や肘、背中、臀部の痛み、時々頭痛(headache)もある。

 毎朝に頻繁に起こるこむら返り(twist、leg cramp)は、その3分の1位の割合で、きつく何度も起こる事が多い。日中にひどく起こる時もある。処方されている芍薬甘草湯は、かつて1日3回処方されていたが、こむら返りの起こる回数に変化があるとは感じられなかったので、今は就寝前に1回(明け方によく起こるの就寝前に飲むのが一番いいのではないかと思って続けている)と、きつく何度も繰り返しこむら返りが起こる時に頓用で飲んでいる。余り(自分には)効いている様な気がしないのだが、きつく起こった時は痛くて堪らないので、「気休めでもいいから、少しでも効いてくれ」と願いつつ飲んでみている。

 口内の痛みや歯茎の腫れも時々ある。最近は鼻の奥や喉の奥に痰がからんでなかなか取れないといった感じが良く起こる様になった。嚥下違和感と飲食時に不意にむせてしまう事も相変わらず続いている。むせてしまうと、いつまで経ってものど奥に引っ掛かった感じが取れない。

 良くなったと思う所は、口を漱いだりする時に、膿栓(Tonsillolith;tonsillar crypt)の出る回数が減った事と、右頬裏にあった白く小さな塊り(指で触ると硬く感じた)が、触っても硬く感じなくなり、少し小さくなった。また、右耳がボーっとする事は1回も起こらなくなった。何かと関連があるのかないのかはわからない(知らないが)、記録だけはしておく。いちいち書いていると、改めて、退院してからも、本当に様々な症状が起こったり消失したり、また起こったりと、色々忙しい気がする(??)。それでも、何度も書いている事だが、重い感染症(infection)にかかる事もなく今迄無事に過ごせてきた事が一番いい経過だと思っている。

 さて、今日も午前は耳鼻咽頭科の受診である。膿栓の出てくる割合が少なくなったと先生に伝えると、先生は喉の奥を診られながら、膿が少なくなった様ですね、と言われる。「膿んでいるんですか?」と訊き直すと、膿栓の事を指して言っておられる様だ。イソジンガーグル(Isodine gargle)アズノールうがい液(Azunol Gargle liquid)の、ダブルのうがいが効いているらしい。アズノールの方も消毒作用があるという事だ。ついついさぼりがちになっているが、それでも、継続は力なり(?) というから、治るのなら真面目に続けていきたいと思う。しかし、喉の奥に出来た、膿栓が出てくる穴(目で見て分かる位の穴が空いている)は、塞がる事はないだろうとの事。

 右頬裏の白いものについては、先生は確かに小さくなった様だが、「気になりますね……、他に何か気になる事はありませんか」と言われる。最近むせ易くなった事を除けば特にないと答えると、左頬裏の状態も確かめてから、「左もちょっと白っぽいから、そういうものなのかもしれませんが、もっと咽頭の専門の先生に診て貰いましょう」と言われ、予約を取られた。どうしても先生には気になるものに見えるらしい。大病院では専門が細分化されている点が、町医者さんと違う所だとな、等と思いつつ、「では、今回はこの白い部分の生検(biopsy)はされないのですか?」と訊くと、次回の先生に診て貰って、その先生に判断して貰いましょうという事になる。 (※2月10日に続き)

 午後は血液腫瘍内科で主治医による診察である。例によって、先ずは問診(inquiry)。いつもと変わり映えしない事を順に述べていってが、膿栓が余り出なくなった話と右耳の調子もの良くなった所を伝えると、「良くなった所もあるんですね」と少しニコッとされてパソコン入力されておられた。

 診察時に血液検査結果でまだ出ていないものもあったが、フェリチン(ferritin)の値は500を切り、瀉血(bloodletting)は見送る事になった。「500以下で瀉血する事はないですからね」と。瀉血という治療法に興味があったので、残念ではあるが、良くなってきているのだから、それに越した事はない。※細かく見ると、フェリチンだけは改善しているが、いつもはこれと連動して改善方向へ動く鉄FeとUIBCの値が、それぞれ僅かだが悪い方へ数字が振れていた(数字にしてそれぞれ2だけ)。これについて質問はしなかった。

 肝機能(liver function)検査値もまた正常値に近づいていた。昔の様にスッと下がってくれないが、多くを望むのは欲張りかもしれない。今現在、無事である事に感謝しようと思う。
※薬の種類に変更はない。

【血液検査の結果】2009/01/26:
WBC(白血球数) 3.9、HGB(ヘモグロビン) 12.4、PLT(血小板数) 170、
GOT(AST) 55(高)、GPT(ALT) 57(高)、γ-GTP 40(高)、LDH 221、AMY 155(高)、
Fe 250(高) [40~148]、UIBC 20(低) [129~316]、フェリチン 491.7(高) [150未満]、 
※私の場合、Feとフェリチンは基準値より高い程、またUIBCは基準値より低い程、悪い事を示す。[ ]内は私の性別・年齢での基準値。
Ig-A 70.8(低)、Ig-G 1864(少し高い)、Ig-M 78.6(基準値)

2009-01-23

2009年01月18日(日) 爪に細い横縞発見?!

 先日『2009年01月15日(木) 団十郎氏のTV』で、闘病中の團十郎氏の手の爪に横縞を見つけたという話を書いた流れで、久しぶりに自分の爪をじっくりと見てみた。

 自身の入院当初を振り返ると、化学療法(chemotherapy)を終える度に、爪に1本ずつ綺麗に増えていった横縞も、入院後期には、横方向に凹凸、及び筋も出来、爪自体もボロボロに弱くなってきて、はっきり何本あるか判別出来ない様になっていた。しかし今の自分は退院して随分経つので、爪にあった横縞はとうの昔に無くなっている。※爪自体は、昔より弱く(脆く)なっている感じがする。

  ところが、手の爪をよく見てみると、右手親指爪の中腹に、ごく細いのだが、白い横線が入っているのを見つけた。折角なので、写真に撮ってみた(少しピンボケ)。

 よく、爪の状態は健康状態を表し、爪の色や爪半月(そうはんげつ;lunula)、爪の形状等によって、色んな意味があるという。また、爪に白い点として現われる星等の場合、爪に出現した時期に、何か体調に異変があったと考える事が出来るというが、化学療法で出現した横縞の出方・縞の数の増え方を考えると、分かる気がする。

 ところで、入院中の化学療法の時は、両手両足全部の爪に横縞が現われたが、今回は右手の親指だけにごく細く横縞が出ている。縞の位置から考えると、1~2ケ月位経っているのだろうか? その頃は、丁度旅行で、退院後初めてという位たくさん歩き、へとへとになっていた事位しか思い浮かばない。だいたい、退院後、ひどく肝機能(liver function)が悪化した時でも、爪には特に変化はなかった(掌には少し変化が見られたが)。一体、何なんだろう……?

 これは爪からの秘めたお知らせ・警告か? はたまた爪の単なる気まぐれか? 記録魔心をくすぐるネタである。

2009-01-16

2009年01月16日(金) 退院丸2年 現在処方されている薬

 昨年の手帳から、色々と情報を転記しているが、今、処方(prescription)されている薬、時々使っている薬等をここにも記録しておく。尚、処方薬の量や使用限度量等は、あくまでも現在の私の体調等を基準にしたもので、必ずしも、一般的な処方限度ではないかもしれないと思って、見て頂きたい。

・ 『ネオーラル25mgカプセル(軟カプセル)』: 1日計50mg 
※免疫抑制剤(immunosuppressant)で、9時と21時に(つまり12時間おきに)各25mg服用。
※途中、25mgに減薬後、一時止めた時期もあったが、結局、2007年5月中旬に、1日75mgから初めて50mgに減量されていた時のレベルに逆戻りしている。
※ちなみに、現在処方されている薬の種類は、その2007年5月中旬よりも、増えている。

・ 『バクトラミン錠 (Bactramin)』: 毎朝1日1回1錠服用。

・ 『ビクロックス錠200 (Vicclox Tab. 200)、200mg』: 毎朝1日1回1錠服用。
※帯状疱疹(ヘルペス;herpes zoster)予防薬として服用。これだけは1度の中断もなく飲み続けている。

・ 『ウルソ錠 (Urso 100mg)』: 1日計600mg 
※朝・昼・晩に各2錠(200mg)服用。
※GVHDによる肝機能(liver function)検査値悪化に伴ない、肝臓の保護として処方されている。

・ 『マグミット(Magmitt)錠250mg』: 適宜。
※自分の判断(体調等)に任されている。
※便を軟らかくする薬で、1日6錠(計1,500mg)を限度として処方されているが、現在は、1日1回、2錠(500mg)を毎晩服用している。今はそれで丁度いい感じである。
酸化マグネシウム(magnesium oxide) (散薬)と同様の作用をするとの事で、酸化マグネシウムを処方されていた時は、有効性分500mgの粉薬を服用していた。

・ 『ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒(医療用、顆粒剤)、No.68 (2.5g)』: 適宜。
※これも自分の判断に任されている。
※こむら返り(twist、leg cramp)に対して、1日3袋を服用限度として処方されている。
※明け方にこむら返りを起こす事が多いので、現在は、毎晩就寝前に1袋服用している。それに加えて、ひどいこむら返りが日に何度もきつく起こる時等は、その都度、追加で(1日に3袋迄として)服用している。

・ 『フォサマック錠(Fosamac Tablet)35mg』: 1週間に1錠。
※骨粗鬆症(osteoporosis)予防(改善?) 薬で、毎木曜日、起床時1番にコップ1杯の水で服用 (30分間後から朝食をとる様に注意書きがある)。
※フォサマック5mg錠ならば、毎朝、同様に服用するお薬である。

・ 『ロキソニン(Loxonin)錠60mg』: 1日120mg。 
※朝・晩に各1錠服用。※痛み止めとして処方されている。時々違う痛み止めに変わる事がある。

・ 『イソジンガーグル(Isodine gargle)、7%、30ml』うがい液: 基本、1日3回毎食後。外出後等、適宜。
※基本を心がけたいところだが、退院後は、うがい(gargle)がついおろそかになり、1日1回の日も多い。

・ 『アズノールうがい液4%(Azunol Gargle liquid 4%)』: 起床時と就寝前に各1回うがい。
※これも、なかなか習慣づけられず、現在、就寝前の1回だけは何とかする様に心掛けている。

・ 『カトレップ(Catlep)パップ70mg外用薬』: 膏薬(plaster)で、適宜使用。
※主に首に貼っている事が多い。痛み止めのロキソニンより、良く効いているかもしれない。ただ、長期使用(貼り続ける)で皮膚がかぶれてしまう事もあるので、その辺りの加減が難しい。

・ 下剤(cathartic): ラキソベロン (Laxoberon)、ラキソセリン(Laxoselin)等、適宜。
※かつて処方されていたものを使っている。マグミットを服用していても、たまに便秘(constipation;obstipation)気味になる時があり、その時にだけ飲んで便通を調節している。自分の判断で適宜服用する事は、主治医の許可を得ている。

・ (処方されてはいないが) アリナミン(Alinamin)等のビタミン剤(vitamin): 手持ちのビタミン剤を、たまに飲んでいる。
※これらのビタミン剤に関しては、先生に聞いてみた所、現在の処方薬の他に追加して飲んでも大丈夫と、一応お許しを得ている。

 以上、時々服用・使用しているものを含め、思いつく限り書き上げてみたら、まあ、なんと薬の多い事。。。 昨年初めと比べて大きく違う所は、『ミコシスト(Mycosyst)カプセル100mg』(1日2カプセル)が無くなった所くらいだろうか(但し、このおかげで、月々のお薬代はかなり安くなった)。

 自分の中では、必ずしもお薬がゼロになるのを目標としている訳ではない。例えば、骨粗鬆症の進行を食い止める為にも、フォサマックはずっと飲み続けたいと思っているが、主治医が目標としている、免疫抑制剤のネオーラルがなかなか減らせない為、他のお薬も止められないというのが現在の状態といえよう。

 今日で、退院丸2年となる。移植後日数はなんともキリのいいDay 800だ。その間、色んなお薬が減らされてみたり、追加されたりしてきたが、結局、現在の処方で落ち着いてしまっている感じである。私の体(血液検査結果)が、『まだ減薬は無理だ』と警告を発してくれているのだから、それに従うのが一番いいと自分では思っているし、ミコシストが無くなっただけ去年より進歩したと考えようと思う。それに、幸い重い感染症にも罹らず、無事経過してきている事が、亡き母を含め、私の為に祈ってくれている人(私の知っている人、知らない人を含め)に、一番いい報告だと思っている。そして主治医の先生にも感謝している。

 無理は禁物、たとえ減薬ペースがスローでも、今後もこの調子、感謝の気持ちを忘れず、確実に回復の階段を上っていければいいな、と思っている。

参考:『2008/05/08(木) 現在処方されている薬と薬価等

2009-01-15

2009年01月15日(木) 団十郎氏のTV

 昨日、偶然だが、TVで市川團十郎氏が出ている番組を見た。市川氏については2008年7月4日10月19日の2回、当ブログでも既に少し書いているが、TVでは、氏の発病、闘病、最終的に骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を経て現在の復帰までの軌跡を追っていた。その中でとても興味深い映像が幾つかあった。

 團十郎氏は初発入院時から、闘病の様子をビデオ撮りしておられ、主にそれが映し出されていたが、気になった映像の一つは、初発から4ケ月経った頃の体調で、肌の色が“薬焼け”でどす黒くなっているという所である。

 私もこの病気になって以降、肌の色がひどく茶色くなってしまったなあと感じている。紫外線アレルギー(UV allergy)の為、もともと普段から日光に当たらない様にしていたので、入院する迄は日焼けなど全くなく、白い部類の肌色であった。それが緊急入院後、当然太陽に当たる事もないのに、自分の“気のせい”ではなく本当に黒くなっていると気付いて先生に訊いてみた時、主治医は、度重なる輸血(blood transfusion)等で、体内で消費しきれない鉄分が過剰にたまって、皮膚の色が黒くなる事があると教えてくれていた。だから、退院して、体内の鉄分を日々の生活で消費していったら、やがて元通りになると信じていて、今は、少しは薄れてきたかと思っていた。

 しかし、つい最近、写真を撮られ、写っている自分の顔を見てみると、思っていた以上に色が黒く、肌色はそんなに元の色に回復してはいないと再認識せざるを得ず、内心複雑な思いをした。血液検査でも鉄の値がまだ高いからか、等と考えようとしていたが、薬焼けという可能性もあるのかもしれないと、この映像を見て思ったのである。訊いてどうなるという訳でもないのだが、気になるとどうしようもなく知りたくなる。で、次回通院時に先生に質問してみようかな、と思っている。

 もう一つ、気になった映像は、同じく團十郎氏が入院して4ケ月経った頃の映像で、氏が何か紙を手に取って、ビデオ画面に向けていた。番組の中では爪については何も触れてはいなかったが、私はその爪がどうなっているかをとっさに見てみた。すると、やはり化学療法の影響なのか、爪には白く横縞が2~3本見えたのである! 自分の爪以外に実際の映像でこの横縞を見たのはこれが初めてで、ある意味、感慨深いものがあった。 (参考:『2006-07-02 (日) 爪の変化』)

 手の爪に白い横縞が2~3本見えているという事は、この映像での團十郎氏は、既に化学療法(chemotherapy)を2~3クールは終えておられたのだろう(※クール(Kur)とは英語で言うとコースcourse)。また、氏は腕から点滴を受けられている様だったが、治療の為とは言え、点滴される抗癌剤(anti-tumor agent)は毒性の強いものである。薬剤に耐えきれず、使えなくなった血管が幾つかあると、ビデオの中で、少し変色している腕の血管を指さしておられた。そんな抗癌剤の治療の証拠が爪にもしるしとして現われる。人間の体って正直なものなのだなと感心せざるを得ない。

  それにしても、(病気の種類や治療法が違うとはいえ)何度も厳しい治療を乗り越えられ、退院後、すぐに舞台復帰されてしまう市川團十郎氏は、なんと強靭な精神と肉体を持った方なのだろうと、感嘆してしまう。そして、この闘病から復帰までのビデオを公開された事によって、きっと、多くの血液患者に、たくさんの勇気を与えてくれているに違いない。本当にすばらしい人物だと思う。今後益々のご活躍をお祈りしたい。

2009-01-10

2009年01月10日 観劇で感激?!

 このお正月、友人に誘われ、K都の南座で観劇する機会があった。何でも、招待券が手に入ったとの事で、本格的な歌舞伎ではないが、歌舞伎を題材にしたもので、お弁当付きという。

 南座なんて、久しぶりだ。大人数の集まる場所で長時間の観劇は、風邪とかの感染のリスクがあったが、K都でインフルエンザ流行のニュースはまだなさそうであったので、行ってみる事にした。それに自分は日本の伝統芸能が嫌いではない。

 原作は有吉佐和子。自分は見ていないが、何年か前にNHKでドラマ化された『出雲の阿国』だという。どんな風にアレンジされているのだろうと、ドキドキワクワクしつつ、友人と南座へ向かった。

 入り口でお弁当を貰い、中に入る。せっかくデジカメを持ってきていたので、場内も記念撮影。そしていよいよ舞台が始まった。南座で行われるとあって、歌舞伎仕立てなのかと思い込んでいたが、すぐに我々の勘違いである事が分かった。分類するのなら、演劇であった。しかし、内容は三幕構成の大作で、歌舞伎誕生の歴史を知る事が出来、とても見ごたえのある劇であった。

 ところで、第一幕終了後に30分の休憩があり、観客は自分の座席で幕の内弁当を食べる様になっていた。入り口で渡された、その小振りのお弁当は、普通だろうと思っていたが、お正月仕立てで黒豆やカズノコも付いた、結構豪華版。しかも、味も良かった。

 今年は特におせち料理を用意せず、単に餅を入れただけのおすましやおみそ汁をお雑煮代わりにして、気持ちだけお正月の祝いをしていた。今年はこれでおしまいと思っていたのだから、思わぬ形でお正月料理を味わう事が出来、その意味でも非常に満足な観劇となった。

 出不精であるが、たまに外へ出かけるのも悪くない。

2009-01-08

2009年01月08日 今年のビックイベント

 相変わらず、何も出来ずに一日が過ぎていく日が多いが、年末に今年の手帳を探しに、ちょっと出かけた。そしてお正月から、ぼちぼちとその手帳に、去年の手帳から色々必要事項を転記している。

 毎年繰り返される事、今年の予定、その日だけは忘れずに思い出したい日等々……。そして自分の中での、今年のビッグイベントは、皆既日蝕(皆既食 total eclipse:太陽が月の影にすっぽりと隠れる)だろうか? 

 今回完全な皆既日蝕が見られるのは、南の一部の地域のみだそうだが、それでもほぼ皆既に近い所まで、日本各地で日蝕が見られるのだ。日時は2009年7月22日9:50頃から12:20頃までの間だ。だいたい午前11:00過ぎから11:10頃までが、太陽が最大にかける時刻となる様だ。

 次に皆既日蝕が日本で見られるのは、2035年9月2日、北陸とか北関東地方で見る事が出来るという。金環日蝕(金環食 annular eclipse:太陽の中に月の影がすっぽりとおさまる星の位置関係なので、太陽の輪郭だけが月の影に隠れずにリングの様に見える)ならば、2012年5月21日と2030年6月1日に、日本で見る事が出来るそうだ。

 去年や一昨年は、こんな先の事を手帳に覚え書きする気すら起こらなかったが、漠然と楽しみにして待つ気が起こってきた。あんまり目に見えて体調が快復しないので、はっきり認識していなかったが、こんな小さな事からも、元気になってきたんやなぁ、と感じている。

  今年の皆既日蝕、晴れたらいいなぁ~