2009年01月10日 観劇で感激?!
このお正月、友人に誘われ、K都の南座で観劇する機会があった。何でも、招待券が手に入ったとの事で、本格的な歌舞伎ではないが、歌舞伎を題材にしたもので、お弁当付きという。
南座なんて、久しぶりだ。大人数の集まる場所で長時間の観劇は、風邪とかの感染のリスクがあったが、K都でインフルエンザ流行のニュースはまだなさそうであったので、行ってみる事にした。それに自分は日本の伝統芸能が嫌いではない。
原作は有吉佐和子。自分は見ていないが、何年か前にNHKでドラマ化された『出雲の阿国』だという。どんな風にアレンジされているのだろうと、ドキドキワクワクしつつ、友人と南座へ向かった。
入り口でお弁当を貰い、中に入る。せっかくデジカメを持ってきていたので、場内も記念撮影。そしていよいよ舞台が始まった。南座で行われるとあって、歌舞伎仕立てなのかと思い込んでいたが、すぐに我々の勘違いである事が分かった。分類するのなら、演劇であった。しかし、内容は三幕構成の大作で、歌舞伎誕生の歴史を知る事が出来、とても見ごたえのある劇であった。
ところで、第一幕終了後に30分の休憩があり、観客は自分の座席で幕の内弁当を食べる様になっていた。入り口で渡された、その小振りのお弁当は、普通だろうと思っていたが、お正月仕立てで黒豆やカズノコも付いた、結構豪華版。しかも、味も良かった。
今年は特におせち料理を用意せず、単に餅を入れただけのおすましやおみそ汁をお雑煮代わりにして、気持ちだけお正月の祝いをしていた。今年はこれでおしまいと思っていたのだから、思わぬ形でお正月料理を味わう事が出来、その意味でも非常に満足な観劇となった。
出不精であるが、たまに外へ出かけるのも悪くない。
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