2008-12-02

2008/12/ 02 (火) 通院記録1 耳鼻咽頭科受診 鼻からファイバースコープ!

 本日午後は骨粗鬆症(osteoporosis)検査があるのだが、前回の耳鼻咽頭科受診(『2008/11/17 (月) 通院記録1  耳鼻咽頭科受診』)で行われた検査結果が出ているので、ついでに結果を聞きに来て下さいと言われていた。2回目の受診である。前回と受診曜日が異なるので結果説明は違う先生になると聞いていたが、順番が来て診察室に入ると、今回は男の先生だった。

 喉奥から出てくる白い物は、一般に誰もが持っている膿栓(Tonsillolith;tonsillar crypt)で、心配ない事が分かったのだが、念の為にと、一部採取して、菌検査に回されていた。結果は、問題なし(要するに、特に珍しい菌は検出されなかったという事)。安心材料は多いに越した事はない。

 次に、口内の診察後、改めて色々と問診があったが、嚥下違和感については、「一度カメラで診てみましょうか」とノートパソコンの電源コードの様な太さのファイバースコープを用意され始めた。「それで喉を見るのですか?」と訊くと、なんと、鼻からそのコードを挿入してみるというのだ。「えっ! そんな太いのを?!」と私がひるむと、「なに、これは細い方で、胃を見るカメラの場合はこれよりもっと太いですよ」と言われる。「そりゃあ、口から挿入するのだから、もっと太くても痛くはないでしょうが、それは鼻の穴から挿入するのでしょう?」と、私には十分太く見えるそのファイバースコープを見つめた。すると先生は、胃を調べる為の、もっと太いファイバースコープも、鼻から挿入するのだと説明され、私はしばし絶句してしまった。

 先生はカメラの付いている先端から順に、コードに経皮麻酔薬であるキシロカイン(Xylocaine)ゼリーをたっぷりと塗り始めたので、「い…、痛くはないですが?」と恐る恐る訊くと、「大した事はないですよ、それに、胃に入れる方のはもっと長いですが、これは喉の所まででいいので短いでしょ」と。大急ぎで覚悟を決め、先生の方を見ると、その頭上にTVがあるのに気が付いた。「あれに映るんですか?」と質問すると「怖くて見たくないという患者さんもいますが、見ますか?」といって、スイッチを入れて下さった。

 先生は私の顔を一瞬ジッと見た後、「左の鼻から入れましょうか…」といわれた。左の方が鼻の穴が大きそうに見えたのだろうか等と考える間もなく、TV画面には私の鼻の穴が近付いてきて、あっという間に鼻腔の奥に進んでいった。と同時に「い、痛い!」と叫んだら、更に痛くなった。「叫ぶと余計痛くなりますよ…」と先生が言われるのを聞きながら、たった今、身を持って体験致しました、と心の中で呻いた。『痛っ!』と緊張すると鼻の穴も縮こまってしまい、余計痛くなるのも無理はない。

 喉に達したカメラ画像を、涙目で見ると、先生が、「三角に開いたり閉じたりしているのが声帯で…」と説明を始められた。結構ピンクで新鮮な色をしているな、と思ったが、鼻からコードが出た状態で、下手にしゃべると痛いので、じっくり見たり質問したりする余裕はなかった。先生も「きれいだし、特に問題は見えませんね」、と言ってすぐにファイバーを抜いてくれた。またまた検査で思いもかけない面白い画像を見る事が出来たものだ。

 嚥下違和感については、喉もとあたりにちょっと居座ってからググッと胃へ下りていくイメージだと説明すると、「喉の位置っていうイメージや感覚は、結構いい加減なもので、本人が喉と思っていても食道だったりする。右が痛いと思っているのに、左に異常が見つかったりというのに似ていますね。ちなみにあなたが指している部分は喉ではなく、もう食道ですよ」と、何やら面白い先生だ。水などを飲んだ時でもつっかえる感じがする時があると話すと、意外にも、液体の方が詰まり易いのだそうだ(??)。先生は「もし嚥下(deglutition)が気になるとか悪くなる様なら、胃カメラを入れて食道の検査をしてみてもいいでしょう…」と説明されるが、今日のファイバースコープより太いのを鼻から入れられるなんて、想像するだけでも痛そうで嫌である。

 その他、最近食べる時にむせ易くなったという話をすると、「むせるのなら心配はいりません」との事。誤飲によって気管に異物が入ってしまうと、肺炎等を起こしてしまうので、むせる事が出来ているのなら問題ないという説明である。どこまで納得したらいいのか悩むところだが、取り敢えずはなるほどと安心してみる事にする。

 以上の様な症状を聞いた先生は、もう一つうがい薬を新たに処方され、「あなたの様な症状を訴える患者さんがこれでうがいすると、人によっては喉の具合が改善されたという患者さんもおられるので、一度試してみて下さい」と言われる。イソジンうがいが口内殺菌をするのに対し、これは粘膜保護の役割をするのだそうだ。起床時と就寝前に各一回使用する事になるが、どちらを先にすべきかを訊くと、余り厳密に考えなくてもいいが、順番を決めるとしたら、イソジンのうがい後、一番最後にすればよく、また、万が一この液を飲み込んでしまっても大丈夫で、なんだったら、喉全体に行き渡らせる様にゆっくりと飲み込んでも良いとの説明を受けた。※診察後、薬局で処方されたそのうがい薬の名前を見ると、アズノールうがい液とあった。アズノール軟膏(Azunol Ointment)は以前処方された事があるが、うがい薬もあるらしい。

 最後に、電子カルテを見て甲状腺検査も受ける事を確認されてから、「甲状腺の異常や病気は男性より女性に多く発見されます」と、甲状腺(thyroid gland)が首前面下方にある事を説明され、「左右ある甲状腺の左側が少し大きくて食道(esophagus;oesophagus)を覆う様にあり、これが腫れたりすると、食道が押されて狭くなり、嚥下の異常感を起こす事もあるので、それを調べる為の検査でしょう」と教えてくれた。この説明で、やっと、何故甲状腺エコー検査なのかという謎が解けた。

  ところでこの説明を聞いていて「食道って首の真ん中を通っているのではないのですか?」と訊いてみた。てっきりど真ん中を通っているのだと信じていた。先生の説明によると、気管支はほぼ真ん中を通っているが、食道は心臓との位置関係もあって、少し左寄りにあるのだそうだ。知らなかった…(ちなみに首を前から見て、甲状腺は気管を覆っており、その後方に食道があるという配置)。でも、よく考えてみると喉には気管も食道も通っているから、どちらもど真ん中を通っている訳ではないのだから、分からないではない。人の感覚というか、思い込みというものは当てにならないものなんだと思った次第だ。

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