2008-11-27

2008/11/17 (月) 通院記録1 耳鼻咽頭科受診

 体調はいつも通り、こむら返り(leg cramp)や喉痛の他に、喉のイガイガと喉奥から何か白い物が出てくる(2~3日に1回位の割合)のも相変わらず。さすがに気持ち悪いので色々と調べたら、この症状と一致しそうな記事と写真を見つけた。どうやら膿栓(Tonsillolith;tonsillar crypt)というものらしい(Wikipedia『膿栓』)。俗に臭い玉・くさい玉といって、非常に臭いそうだ。私はどんなに鼻を近付けてみてもそんなに臭いとは思わなかったので、試しにまた出てきた時に指で潰してみて嗅いでみたが、確かに少し臭いにおいがした。昔ニキビが潰れた時のあのにおいに似ているかもしれない。ただ、その他色んな記事に書かれているほど強烈に臭い(悪臭がする)と感じないのだが…。

 この実際に喉の奥から白いものがどんな物かを前回の通院記録から再掲すると、『ゴマ粒大の白い塊で、食べカスでもなく、水に入れると、沈み、脂肪分でもなさそうで、余りふやけたリボロボロにほぐれたり水に溶ける事もなく、爪楊枝でつついても変形する訳でなく結構しっかりとしていて、ゆで卵の白味位の固さというのが一番イメージに近いだろうか』

 少し見苦しいが、写真を撮ったので、載せておく。順に喉奥(舌の根元位)に白い物体の頭をのぞかせている所、何度も咳をしてたくさん出てきた時の写真(拡大写真)、指に載せた状態(だいたいこれ位の大きさである)、放置していて乾燥した時の状態(拡大写真:薄茶色で、半透明になる)。

 ちなみに膿栓ならば、健康な人でも普通に持っていて、病気ではないそうだ。それにしても、入院する迄、こんな物が出てきた事もなかったので、膿栓だなんて、ある意味、テンションが下がってしまう。それに、退院前後から気になっていた、『この頃、口臭がする? 少しきつくなってきた??』というのも、もしかしたらこれが原因だったのかもしれない。(匂いに過敏になってきたというのもあるかもしれないのだが……)

 さて、午前中は前回予約して貰っていた耳鼻咽頭科を受診した。お初にお目にかかる女医さんに、喉のイガイガ感が最近少しだけ多くなってきて、時々ゴマ粒位の大きさの白い物体も出てくると説明し、デジカメ写真を見て貰うと、果たして、これは膿栓であった。口臭(halitosis;bad breath)がする様な気がするのにも関連があるという。

 喉を診て貰うと、「ああ、膿んでますね (と聞こえた??) 膿栓に間違いないですが、ご自分で無理に取ったりしないで下さいね」との事。念の為に、膿栓を一部喉奥から採取して、検査して貰う事になる。膿栓対策としては、口をこまめにすすぐとかイソジンでうがいをするのがいいらしい。喉奥から白い物が出てきて以来、なんだか気持悪いので、久々にイソジン(Isodine)のうがいを(自主的に)再開していたが、毎食後に増やす事になった。

 右頬の裏にも白い物が最近出来たというと、触診(palpation)もされ、少し硬いのでこちらは膿栓ではなさそうとの事。こちらは何なのか不明で、取り敢えず、デキサルチン軟膏(Dexaltin Ointment)を塗って様子を見る事になる。この軟膏は入院時に処方された事があるのだが、塗り方が少し面倒である。それもあり、こちらは就寝前に1日1回の塗布でいいと言われ、次回受診時の状態を見て、場合によっては細胞診(cytodiagnosis)をするかもしれないという話になった。

 嚥下異常の話もしたが、耳鼻咽頭科は初診という事もあり、先生にもすぐには原因が分からなそうであった。「私は骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を受けましたが、そのGVHDで粘膜系の障害が出る事が多いそうなので、それが関連しているかもしれないと言われてます」と話すと、興味深そうに話を聞かれ、何やらカルテに書き込まれておられた(PC入力)。

 膿栓はごく普通のものらしいが、私の主治医(血液腫瘍科)には何だかわからず、耳鼻咽頭科の先生はGVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)の一般的だと思われる粘膜系の障害の話を興味深く聞かれる… 患者側からすると、お医者さんは何でも知っていると考えがちだが、案外、専門分野が違うとこういうものらしい。そう自分では分かっているつもりだが、他科を受診する時は、(この先生の診断の参考になったのかどうかは知らないが)念の為に話してみるのも必要だとは感じた。

 話はそれたが、嚥下異常の原因を調べる一つとしてなのか、先生は甲状腺が腫れていないか、首を触診されてから、念の為にエコー検査も受けてみましょうと、予約を取って下さった。甲状腺エコー検査は来月下旬の予約になったが、膿栓の検査結果は来月初めに予約している骨密度(bone density)検査の受診日にはもう出ているので、聞きに来て下さい、との事。甲状腺(thyroid gland)は首の前面中央で、男性なら、喉仏(のどぼとけ)の下あたりと書けばよいだろうか。大切な内分泌腺の一つである。どういう関連があるのか知らないが、またまた不思議な部位のエコー(echo)を受診する事になったものである。

 さて、せっかく耳鼻咽頭科を受診しているので、右耳がボーっとする(数分から数十分持続する、但し最近治まっている)事があったのだが、と話してみたら、ささっと耳の中も覗いて下さり、「綺麗な鼓膜をしてますよ」といわれた。結局、見た目での原因は分からなかったのだが、『自分は鼓膜が綺麗なんだ…』と、内心、意味もなく嬉しく感じている、相変わらず単純な自分がいた。

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