2008-10-03

2008/10/03 (金) 発疹とネリゾナ軟膏

 通院日の9/22の診察で、慢性(chronic)のGVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)と思われる皮膚発疹(exanthema;eruption)の痒みに良いと言われたネリゾナ軟膏(Nerisona cream)は、自宅にあったので、K都に泊まった月曜日から自宅へ戻る火曜日夜迄は痒さをじっとこらえていた。帰宅後一番にした事は、勿論ネリゾナ軟膏を探し出し、背腹の痒い所に塗る事だった。但し、首の後ろの発疹は未だに湿布を貼っている為のかぶれかGVHDなのか、判断しきれていないので、塗らない様にしているが。

 入院中の骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)後に現われた急性(acute)のGVHDと思われる皮膚発疹やかゆみでは、塗っても効いた感じはしなく、余りの痒さに、塗り薬以外に、確か、かゆみ止めのお薬か何かを点滴して貰っていたと思う。その為、軟膏(ointment)には正直あんまりその効果を期待はしていなかったのだが、今回の発疹にはよく効いた様だ。翌日から薬を塗らなくても痒く無くなったのである。

 その為しばらく軟膏を塗らずに過ごしていたが、9/29頃から再度痒くなってきた。発疹部分も背腹で少し増えている様である。最初はウエストラインの上の背腹に局在されていたが、ウエストラインより下の背腹にも広がり、背中の上部や脇腹、太ももにもポチっと、ひとつふたつ、それらしき発疹が出現しているが、へそやその周りには新たに出てきた発疹が少し多めで痒く、そこにはしっかりネリゾナを塗っている。痒みは、間もなく治まり、このまま1日は痒くないので、ネリゾナ軟膏は1~2日に一回程度、痒くなったら塗っている。

 移植直後に起こったGVHDによる発疹は顔には出なかった。今回のも、幸い、顔には出ていないのでほっとしている。そして、最初に現われた発疹部分は、回復傾向にある。しかし、まだゆっくりではあるが、広がりそうな気配もあるので、どうか顔には出ないで欲しいと、祈っている。顔に出てしまうと、きっと気分も滅入ってしまって、精神衛生上も、よろしくないのではないかと思うからだ。

  それにしても、発疹は急性GVHDと慢性GVHDとでは、発疹の痒みの度合いも薬の効き具合も随分違うらしい。

※ネリゾナ軟膏等、ステロイド入り軟膏を皮膚に塗布する場合、症状が治まれば塗布を止め、長期的に漫然と塗り続ける事は避ける様にされたい。不必要に大量に塗布したり、長期塗布により、深刻な副作用を招く事があるので、勝手な自己判断で塗ったりせず、必ず主治医に相談の上、使用する様にして欲しいお薬である。

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