2008-06-21

2008/06/17 (火) 旭山動物園

 2日目は、『旭山動物園(Asahiyama Zoo)』へ札幌から日帰りのバスツアーに参加した。思った以上にこじんまりとした、小さな動物園だった。動物園なんて、何年ぶりだろう。おまけに、今、日本で一番有名な動物園だ。バスガイドさんによると、前日の月曜日は非常に混んでいて、バスツアーの参加者も多く、バスを3台も用意したが、今日は1台で済み、動物園も通常よりすいているという。

 3時間弱の自由時間があり、好きにゆっくり見て回ったが、殆んどの動物舎で色んな工夫がされており、上から、下から、横から、小さな隙間から見学する(覗く)事が出来る様になっていて、一種類の動物を色々な角度で何度も楽しんで眺める事が出来る。人気のアザラシ館では、見に来る人、皆が、垂直に作られたアクリル製のトンネルをアザラシが気まぐれに通過してくれる瞬間を待ち構えており、通過してくれる度に歓声が起こっていた。今日はすいているという事だったので、私はずっとアザラシ館の垂直トンネルの前に貼り付いていて、写真撮影に没頭したが、それでも人が多いので、スッと通り抜けてしまうアザラシの全身を捉えるのはなかなか難しかった(要するに、場所を確保すると、自分のカメラがトンネルに接近し過ぎてしまう為、大人のアザラシだと、ファインダーに納まりきらない)。かなり長いこと居たので、1、2度だけ、茶目っ気たっぷりのアザラシ君が一頭、垂直トンネルの途中にとどまって、私たち観客の様子をじっと見まわして、トンネル内をくるくる回転する様子に遭遇する事が出来た。トンネルを通過するのに一喜一憂するヒトの様子を、逆に観察されてしまっていたのかもしれない。

 空飛ぶペンギン(実は水中を飛ぶ様に泳ぐペンギン)も可愛かった。もちろん、他にトラやキリン、サル、レッサーパンダ等、陸上動物もいたのだが、途中からカメラのバッテリーの調子が悪くなってしまい、撮る気満々で替えのメモリまで持参してきていたのに、写真が一杯撮れなかったのが少し残念であった。

 ツアーに行く前は、ばててしまうのではないかと不安に思っていたが、小さな動物園で、一つの所でじっと見ていても飽きない、いい動物園だったと思う。多分、全部回っても、そんなにばてないのではないだろうかと思う。車椅子で見学されている人も何人も見かけた。テレビでよく取り上げられるせいか、通常はもっと人が多いそうなのだが、体力の弱ってしまっている人(病上がりで体力に自信のない人)でも、人混みにいても大丈夫な人なら、行って生で実物を見る、一見の価値はあると思う。

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