2009-09-24

2009/09/24 (木) 新型インフル どう備え どう覚悟するのか

 パソコンの具合が悪くなり、その対処にへとへとになってしまったり(結局手に負えず修理に出したら、戻ってくるのに10日以上かかってしまった)、学会参加等で、思いのほか体力を消耗してしまいで、疲労蓄積。この連休ずっと体を休めていた。やっと元気になってきたので、久々の更新である。

 延び延びになっていた前回の通院記録をアップしようと漸く記録を入力し始めたのだが、今日のニュースが気になったので、先にこちらを少しだけ書いておこうと思う。

 新型インフルエンザ(A N1/H1)が原因と思われる死亡者が出始めているが、基礎疾患を持った人が多い。そして国内19人目と思われる死亡ニュースが今日報道された。その内容は以下の通り。

 大阪府は、岸和田市内の女性(70)が23日インフルエンザ肺炎で死亡したと発表。府によると、女性は今月14日、咳(cough)の症状がひどくなり受診。15日に肺炎(pneumonia)の疑いがあるとして入院、タミフル(TAMIFLU)投与。16日に遺伝子検査で新型インフルエンザの感染(infection)が判明。集中治療室で治療を受けていたが、23日夜に症状が悪化し死亡。女性は糖尿病(diabetes)と高血圧(hypertension)、白血病(leukemia)の基礎疾患があったという。

 とうとう基礎疾患に、私と同じ白血病患者である人が亡くなられたんだと思い、どの様な状態だったのかを知りたくて色々検索して調べたが、日経ネット関西版の記事に、この患者は『治療の過程で白血病を患っていると分かった』というのが見つかっただけだった。目下、これ以上の情報を検索出来ないでいるが、これが本当ならば、白血病の治療を開始する前の段階だったという事になるのだろうか? 高齢、糖尿、高血圧とハイリスク(high-risk)の上に白血病発症とは。。。

 季節性のインフルエンザ(influenza)でも結構死者は出ているそうなので、現在の報告数はまだ少ない方なのかもしれないが、どの方も、具体的なインフルエンザの症状が出始めてから1週間から10日位で亡くなってしまう例が多い。あっという間という印象だ。ご家族の方の悲しみも大変なものだろう。ご冥福を祈りたい。

 これらの記事を読んでいると、自分がもし新型インフルエンザに罹ってしまった場合、意識がハッキリしているうちにどう行動したら良いのか、悩みどころである。インフルエンザと分かっても、余程でない限り、多分自宅療養になるだろうから、寝込んでしまった時の為にと(それに、近々訪れるであろう全国的大流行のピーク時には、出来るだけ外出せずに済む様にと)、数日前から、冷蔵庫、及び冷凍庫内に直ぐに食べられる様な食料を用意したり、非常食を買い溜めしたりして備えているが、あくまでも《高熱になっても意識はある》状態を想定しての事である。独り暮らしなので、寝込んでいる間に意識不明になってしまったら、もうどうしようもない。姉に知らせると心配してこちらへ来てしまうだろうから、それは避けたい。しかし、最悪のケースが起こらないとは限らない。せめてもの手段として、知り合いに、「もし新型インフルに罹ってしまった場合、毎日『生きてます』というメールを送るから、連絡が途切れた場合は、そちらから電話なりこちらにアクセスして、返事がなければ適切な対応を」と最近お願いした。そして、インフルに罹ったと分かった場合(かつ自宅療養になった場合)、万が一に備えて、自分の住んでいるビルのドアの錠は、外から鍵のみで開けられる部分だけを施錠しておくとも伝えてある。

 インフルエンザ等に罹らないに越した事は無いが、緊急時の連絡先(姉達)のメモを用意して、健康保険証か財布の中にでも入れておいた方がいいかもしれない(或いは枕の下? 玄関のドアに貼る?) と考えている。

 ところで、白血病に限らないだろうが、治療で化学療法(chemotherapy)や骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を受ける時に輸血(blood transfusion)は欠かせない。自分も入院中何度も大変お世話になった。その為に必要な血液もこれから新型インフルエンザがもっと大流行した時、献血する人の減少で確保が難しくなる危険があるとのニュースもある。特に血小板(PLT:platelet)は、保存出来る日数が短い為、不足が懸念されているという。現在の自分が献血(blood donation)出来るのなら、お世話になったお礼になんぼでも献血したい所なのだが、自分の罹った病気が病気だけに(白血病:血液の癌)、献血は断られる状態で、なんとももどかしい気がする。ただ、自分は今入院していないだけ幸せだとも思っている。現在、白血病等で化学療法等を受けながら病気と闘っている人達の気持ちはいかばかりだろうと思う。

 どうか元気な人は、献血にもご協力をお願いします。私達白血病患者の命の綱です。

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