2009-12-27

2009/12/27 (日) ALLのBMT後の再発率について

 ずっと以前、急性リンパ性白血病((acute lymphocytic leukemia;ALL)で骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)後の再発(recidivation)率ってどれ位なのだろう、と思って調べて、結局いいページが見つからなかった記憶がある。今日、ふと思い立ち、検索してみて、ちょっと気に入った記事を見つけたので、紹介しておく。

 ALLのBMT後の再発率が載っている記事は、『同種造血幹細胞移植についての説明(急性リンパ性白血病)』というPDFファイルである。これは、患者等を対象として作られたものらしく、病気や治療法、生存率(survival rate)、GVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)の事等も説明してくれている。

 漠然とだが、自分は、5年は大丈夫と感じているが、改めて、ALLの生存率は低めだな~云々……と言う感想。きっと自分は非常に順調に経過している部類なのだと思う。有り難い事だ。

 グラフの中にちょっと分からない略語や英語があったので調べてみた。
・cumulative incidence:累積発生率
・TRM:treatment related mortality:治療関連死
・CR :complete remission:完全寛解

 自分はALL(急性リンパ性白血病)なので、ここに紹介したPDFファイルの記事もALLに関してのものだが、『患者の皆様へ』というページに、急性骨髄性白血病(acute myelocytic leukemia;AML)やその他の血液疾患患者向けの、同様の説明書があるので、他の病気でこのブログに辿り着いた人があるのならば、そちらを参照して貰いたい。

 参考にしたのは、大阪市立大学医学部付属病院血液内科・造血細胞移植科のHPだったので、この病院の治療法は、自分が受けたHyper-CVAD / high dose MTX-Ara-C療法(※)なのか、JALSG(日本成人白血病治療共同研究グループ:Japan Adult Leukemia Study Group)なのか調べてみると、JALSGの様だ。治療法に依って、若干生存率も違っているらしい事も参考にしておいて貰いたい。
※Hyper-CVAD / high dose MTX-Ara-C ((hyperfractionated cyclophosphamide, vincristine, Adriamycin, and dexamethazone / high dose methotrexate and cytarabine)

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