2009/08/24 (月) 通院記録1 ステロイド開始
この4週間の体調は、血圧や体温等は先月と同じでほぼ変化無し。のど、頸、背中、腰、指、肘等の各種関節痛、だるい・しんどい、のどや鼻奥に痰が絡む感じ等もいつも通り。その他に、膏薬の貼り過ぎが原因なのか、はたまたGVHD(graft versus host disease:移植片対宿主病)が原因なのかどうかは不明だが、頸の後ろや右手の甲等に発疹が(exanthema;eruption)出来て痒い。
これ以外で困った現象は、右手がグーッと握り込めなくなる程こわばり(stiffen)、指も曲げると痛く痺れる(numbness)現象で、日々悪化している感じで、とうとう日常生活にも支障が出始めている。これも骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)後のGVHDの一つだろうと先生から言われたのだが、詳しくは、ブログ内『2009/07/27 (月) 通院記録2 前回(6/22)の蛋白分画の結果』、『09/08/19 (水) 現在の右手の状態』に書いたので、参照して貰いたい。
右手に加えて、両肘の内側もこわばりがあり、朝一番など動かすのがとても痛む。腕自体にも痛みを感じ、更に、左手首の丁度脈を測る所に近いのだが、左親指側の手首に近い骨のあたりにもずっと痛みを感じるのである。解剖学の本で調べてみたが、橈骨(とうこつ:radius)の茎状突起(けいじょうとっき:styloid process;processus styloideus)のふくらみの始まる手前あたりがピンポイント的に痛むのである。関節痛(arthralgia)や筋肉痛(myalgia)は常の事なのだが、この部位に関節は無く、筋肉という感じでも無いのに、何故痛むのだろうか。。。ただ、右手の硬直がきつくなるのに反して、ひどいこむら返り(twist、leg cramp)の起こる回数がすごく減ったのが少々不思議である。
※この1~2週間は、またこむら返りが少し増えているので、単なる偶然だったのかもしれないのだが。。。
さて、今回の通院では、さっそく右手の具合を見て貰った。右手の指はこわばり、曲げると痛くひどい痺れが走り、もう左手を添えても手の平に指先を付ける事が出来ない状態である(軽く曲げる事は出来るのだが)。両肘の内側と、肘から手首にかけて痛みも感じるというと、腱(tendon)に痛みを感じているのかもしれないと先生。左手首近くのピンポイントの痛みについても、骨ではなく、腱のあたりに痛みを感じているのではないかと言われる。GVHDで、関節のみならず、腱も痛むのか??
この治療薬はステロイド(steroid)のプレドニン(predonine)と言われ、1日10mgから始めましょうと言われる。「もし効かなければ?」と訊くと、出来るだけ少な目にした方が良いと言われる。前回の通院ではプレドニゾロン(prednisolone)を1日に15mgと聞いた気がするが(プレドニンもプレドニゾロンもどちらも呼び方が違うだけで同じ薬)、最初は多目にした方がガツンと効くと聞いているので、どうせ始めるのなら前回言われた様に、1日15mg、或いは12.5mgの方がいいのでは、と訊いてみるが、10mgで2週間後にまた通院という事になる。※通院日は、いつもはほぼ月1回なのだが、今回はステロイド開始の為、2週間後に様子を見る事になっている。ステロイドは万能薬的な側面を持つが、やはり服用には慎重を期した方が良いみたいだ。
以前、先生から受けた説明では、初めにガツンと効かない場合、途中から(中途半端に)増やしても劇的な効果が無さそうだという印象を受けていたので、10mgで効かない場合、次回の通院を2週間後ではなくて、1週間後に変更し、プレドニンの量を増やして下さいとお願いした後で、「薬が効いたかどうかの目安は、服用後何日目位で現れますか?」と訊いてみる。「2~3日」と先生。それではその時点で効き目が感じられなかった場合、連絡しますとお願いする。
プレドニンは5mgを1日2錠処方されたのだが、どの様に服用するか訊く。先生は1日1回朝に10mgか、朝・晩の2回に分けるか、しばらく悩まれた後、朝・晩に5mgずつ服用にする事になる。多分、免疫抑制剤のネオーラルを未だ朝・晩と12時間間隔で25mgずつ服用しているので、それに合わせたのかな、と勝手に考えてみたりする。
血液検査結果は、今回も少し肝機能検査値が上昇していたが、先生は気にされておられない模様。昨年6月2日にネオーラルを1日25mgに減薬したが、肝機能値が再度悪化し始めたのに伴い10月6日に元の50mgに量を戻して1年近くが経つ。しかし、どうしても基準値迄下がりきらず、今年(2009年)2月16日にGOT(AST)が44、GPT(ALT)が40を底値に、しばらく足踏みし、4月20日の検査値から、逆に肝機能値が少しずつながら上昇し始めている。私は内心、また肝機能(liver function)の悪化が始まっているのではないかと思っているのだが、先生はステロイドの開始で、この肝機能値も一緒に改善するかもしれないと言っておられる。
もし今回の右手の不調が無くてステロイド服用という事態も起こらなかった場合、肝機能値は今後も増え続けるのか頭打ちするのかは、もう分からなくなってしまうが、ステロイドが効いて右手の症状が改善したら、いずれステロイドの減薬が始まるだろう。そしてステロイド薬が零になった後に、また肝機能値が上がり始める可能性はあるのかも知れないと、自分は考えている。
プレドニン服用開始……。量は少なそうだが、何か副作用(side effect)は出てくるのだろうか? あれだけ敬遠していたステロイドではあるが、始めるからには、どうか良く効きます様に。
【血液検査の結果】2009/08/24:
WBC(白血球数) 5.2、HGB(ヘモグロビン) 12.2、PLT(血小板数) 201、
GOT(AST) 54 (高)、GPT(ALT) 46(高)、γ-GTP 25、LDH 246(高)、AMY 135(高)、T-cho 225(高) [140-220mg/dl]、TG 170 [34-173mg/dl]
0 件のコメント:
コメントを投稿