2008-01-13

2008/01/11(金) フェリチンの結果

 フェリチン(ferritin)は肝臓(hepar、liver)や脾臓(lien、spleen)に多く存在する鉄貯蔵蛋白である。どんなものなのか調べてみたところ、貯蔵鉄量と無関係に悪性腫瘍(malignancy)、肝炎(hepatitis)では細胞破壊によってフェリチンが異常に放出される為、 腫瘍マーカー(tumor marker)や肝機能検査としても用いられるそうである。

 前回の診察終了時迄に結果が出ていなかったそのフェリチンの値は4440.5と非常に高かった。これは去年5月28日の1800から再び増加して、骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)後の2006年11月29日と同レベルに迄上昇していた。基準値が150ng/ml未満であるから、著高である。これについては、前回の鉄やUIBC(不飽和鉄結合能:Unsaturated Iron Binding Capacity)の結果と合わせると鉄過剰状態で、これも肝臓に負担を与えている原因の一つと考えられるそうだ。瀉血(bloodletting)するとおそらくてきめんに肝機能(liver function)の値は下がると思われると説明されたので、瀉血するのかを訊くと、C型肝炎(hepatitis C)の人には保険適用なのだが、それ以外の人には瀉血をする事が出来ないという。私が保険適用でない場合で瀉血するには幾らかかるかを訊いてみたのだが、むやみに必要以上の事をしてはいけないという様な規定があるらしく、どうやら私が望んでも、すぐにはして貰えるものではないみたいであった。

 ちなみに瀉血とは献血(blood donation)と同じで、単純に血液を抜く(400ml位)だけらしく、強制的に貧血(anemia)状態にさせて赤血球(RBC:red blood cell) (鉄分)を減らすのが目的なのだが、この病気になってしまった以上、もう献血は出来ない。フェリチンの値が値だけに瀉血で急激に値が改善するのか確かめるのには絶好のタイミングに思えるのだが、保険適用外の私が瀉血するには、治験(clinical protocol)という形を取らなければならなく、その為にはそれを受ける患者さんがある程度たくさんおられなければならないとか、申請書類が煩雑だそうだ。という訳で瀉血ではなく、現状維持で肝機能改善を待つ事になった。

 頑固でなかなか肝機能が改善しない日が続くが、薬ではなく瀉血によってそんなに簡単にフェリチンの、そして肝機能の値が劇的に下がる可能性があるというのが分かっていて(そして患者である本人が望んでいるのに)実施して貰えないのは、とても残念な気持ちで一杯であるである。

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