2007-07-24

2007-07-23 (月) 通院記録 肝炎と免疫グロブリンについて

 この2週間の体調は、各種関節痛、腰痛(lumbago;backache)がきつい日が少し多い。膝・足首等の動かすと痛く動かし難い。特に頸痛(neck pain)は更にきつくなってきている気がする。手の平の角(親指側と小指側)が慢性的に痛くなってきて、当たる(触れる)だけでも痛い。咽喉痛はマシになってきたが、歯茎痛は相変わらず軽くある。この1週間、便通は正常にある様になった。この2~3日、立ち眩み(dizzy)がする。倦怠感(malaise)があり、しんどい日が多い。血圧・体温は安定している。肝臓(右脇腹)はこの2~3日、痛い感覚がある。

 さて、肝臓の値の結果だが、不安をよそに、前回に引き続き今回も下がっており、漸く下がり傾向に転じた様であった。ロキソニン(Loxonin)の服用回数はと訊かれ、今回は頸等痛む事が多く一日に2錠飲む日が多かった(つまり前回より服用回数は増加気味)と答えたのだが、この事からも、ロキソニンは肝臓の値に影響はしていなさそうだという事になる。原因不明のままだが、改善に向かい始めたらしい、と言う事で、今回もこのまま様子をみる事になる。

 各種関節痛がきつくなっている事については、プレドニン(Predonine)等のステロイド(steroid)剤を飲めば、今の肝臓の具合も含め改善するのは確かなのだそうだが、代わりに感染症(infection)にかかる危険性が増加するし、せっかくのGVL効果(graft-versus-leukemia effect)も減じてしまうので、出来るだけ使いたくないといわれる。その為、もう少し我慢して様子を見てみませんか、といわれた。私は、GVL効果というのは理論上の言葉で、実際に起こっているかどうか調べ様がなかったのではないかと尋ねると、それはそうなのですが、との返答。

 ところで、肝臓の値が上昇し始めた頃、肝炎(hepatitis)の検査もして貰った(4/94/23)。B型肝炎(hepatitis B)について、HBs抗体は発病後6ヶ月以上経ってから出現する抗体(antibody)で、これが出来ると2度とB型肝炎には感染しないと本にあったのだが、入院当初(070327)は全て陰性、9月27日では91.7と陽性になっているが、HBs抗原はずっと0.1で陰性である。先の検査で、大丈夫だと一応言われていたのだが、家で数値だけを見ていると、『私は入院中の輸血治療等でB型肝炎になってしまった事があるのか? 或いはB型肝炎のキャリア(carrier)になってしまったのか? もしかして感染者として気を付けなければならないのか? 何故、値が上がったのか?』と色々不安になってきたのでもう一度先生に訊いてみた。

 抗体の値が陽性(positive)になったのは、他人の血液で作られたγ-グロブリンの点滴が原因と思われるという。どうしてそうなるのかと訊くと、B型肝炎の抗体を既に持っている人が献血した場合、それから作られる免疫グロブリン(immunoglobulin:Ig)には一杯その抗体が入っている。その血液製剤の点滴によって、その抗体がまるまる私に入ってきた為、一時的に上昇したと考えられるという。どれ位の期間、体内に留まるのかを訊くと、HBs抗体の半減期は長いそうだ。その為、今も数値上は若干高い値になっているが、HBs抗原(antigen)が一貫して陰性なので感染とは考えられず、全て擬陽性と考えて良いそうだ。それで、私は結局、肝炎に罹った訳でもキャリアでもなく、当然血液とかを介して人に感染させる事等は全く無いと説明して貰え、やっと安心した。

 話の最後に、去年行きたかった御手洗祭に行って神社のあのおいしい湧き水を飲んでみたいと思い、京都の地下水、例えば神社の湧き水等は飲んでも大丈夫かを訊いて見た。ダメと言われるだろうと思っていたのだが、予想に反して、いいんじゃないですか、との事。何故かを訊いてみると、汲み置きとか溜めているとか、よどんでいる水ではなく、湧き水は常に動いていて、新しい水が出ているという事になるからだそうだ。気分が良ければ、出かけてみようかと思う。

【血液検査結果】7/23:
WBC(白血球数) 4.0、HGB(ヘモグロビン) 11.5、PLT(血小板数) 177、
GOT(AST) 116、GPT(ALT) 170、γ-GTP 144、LDH 273、CRP(炎症反応) 0.2

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