2007-07-25

2007-07-25 (水) リウマチ様関節炎について

 NHKの「ためしてガッテン」を見た。『あなたを襲うリウマチ』というテーマだった。退院後、リウマチ様関節痛(chronic rheumatoid arthritis)というかリウマチ様関節痛(rheumatoid arthralgia)が現われ始め、徐々にきつくなってきているが、私の場合GVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)と思われ、移植された血球(免疫細胞)が私自身の関節を攻撃しているという、リウマチ(rheumatism)と同じ現象が起こっている、といった説明を受けた。一向に良くならない(部位によっては悪化してきた)ので、やはり気になって見てみる事にしたのだ。

 TVで紹介されていた、リウマチの分類基準について、同HPから引用すると次の様になる。

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 現在多くの病院では、1987年米国リウマチ学会によって提唱された分類基準を参考にして、関節リウマチ(articular rheumatism)かどうかの診断をくだすのが一般的である。

1. 朝のこわばりが、少なくとも1時間以上にわたってみられる
2. 3つ以上の関節に炎症(inflammation)による腫れ(swelling)がみられる
3. 手首や手指のつけ根の関節、手指の第2関節に炎症による腫れがみられる
4. 左右対称の関節に炎症による腫れがみられる
5. 皮下結節(リウマトイド結節:rheumatoid nodule)が肘や膝などにみられる
6. 血液検査でリウマトイド因子(rheumatoid factor:RF)が陽性(positive)である
7. X線(X-ray)検査で手の関節に骨の萎縮などの変化がみられる
※ 1~4までの症状は6週間以上続くこと

上記の7項目のうち、4項目以上にあてはまる場合を関節リウマチとする、とされている。
※ 一部の病院では、1994年に日本リウマチ学会が提唱した「早期関節リウマチの診断基準」を使っている。
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 私の場合、6、7は検査を行なっていないので不明だが、外見上の腫れは見られないが動かすのも痛い。上記内の「炎症による腫れ」という言葉を「痛み」に置き換えると、1~4はほぼ当て嵌まる状態である。リウマチが世間で正しく理解されていない為に、たいした事は無いではないかとか、怠けているのではないかと誤解され、辛い思いをされているという患者さんのご苦労話が同感として私の心にも響く。

  リウマチは免疫(immunity;immunization)疾患で、原因不明。早期の段階で適切な治療を行なう事によって、現在の医療水準では関節の破壊を食い止めることが可能と言う事であった。私の場合は移植が直接の原因だと思われるが、もしこのまま重症になって関節の変形も起こり得るのならば、一度しっかりと、リウマチなのかそうでないのか等、リウマチの検査もして貰った方が良いのではないかと真剣に考えさせられる内容であった。その一方で、確か以前、リウマチの薬は免疫抑制剤で、今私が徐々に減らしてきているネオーラル(最終的に0にするのが治療の第一の目標)がそれに当たると訊いた。うまい事いかないものだ。

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