2009年01月26日(月) 骨粗鬆症改善薬とビタミンDについて
今回の通院でも、主治医にビタミン剤(vitamin)の処方をして貰えないかお願いをしてみたが、やはり、特定な病気以外に処方する事はないと言われた。それでは骨粗鬆症(osteoporosis)の予防にビタミンDを追加しては貰えないかと訊いてみた。食事に含まれるカルシウム(calcium)を効率良く骨に取り込むにはビタミンDをと言う話を良く聞くからだ。
自分は、1昨年末に骨粗鬆症検査を受け、基準値内ではあったが、かなり低くなっている事が分かり(参考:『2007-12-04フォサマックについて』)、骨粗鬆症治療薬のフォサマック(Fosamac)を処方され、現在も服用を続けている。そして、その検査から1年後である昨年末に再検査を受けた所、骨粗鬆症が少し進んでいたのだ。そこで、更に治療の効率を上げる意味を含め、ビタミンDも併用出来ないかと思い、先生に訊いてみたのだ。
すると、現在処方されている骨粗鬆症治療薬が、現在の私にとってベストの処方薬で、この他にビタミンDを処方する必要はないと言われた。どうしてかと尋ねると、通常の生活から得られるビタミンD以外に、必要以上にビタミンDをとると、高カルシウム血症(hypercalcaemia, hypercalcemia)になったり、逆に骨からもカルシウムが出てしまう事もあるからだと教えて貰った。成程そんな事もあるのだと知って、やっと納得した次第だ。
自分なりに解釈したイメージで説明すると、通常の食事から入ってくるカルシウムを効率良く骨に取り入れる手助けの一つとしてビタミンDがあるが、必要以上にビタミンDが体内にあると、カルシウムと結びつこうとして、食事から得られるカルシウムで足りなければ、骨からもカルシウムを動員させてしまう、というイメージかもしれない。人体の仕組みは精密かつ巧妙…、当たり前の事かもしれないが、素人考えで無闇にビタミン剤を飲むのは危険な事だと考えた方がよいのだろう。
先生からは、市販の総合ビタミン剤等を飲む事に関しては、否定する事もなく、自由にしていいと許可を貰っている。そして、骨粗鬆症治療薬を飲んでいる現在の私には、通常の生活から得られるビタミンDで十分であるという事だ。何事もバランスが一番大切、という所と云えようか。
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