2009-02-27

2009年02月16日(月) 通院記録

 この3週間の体調は、血圧は全体に低め(高い方、即ち収縮期の血圧は76~81又は83~91にピークが、低い方、即ち拡張期も47~52又は54~60にピークがある)で、血圧の上が80未満、下が50未満と、最近かなり低血圧(hypotension)の傾向がある。頸・指関節・腰等の関節痛(arthralgia)、のどの痛みは相変わらずずっと続いている。こむら返り(twist、leg cramp)もほぼ毎日、うち半数以上はかなりきつく何度も起こる。軽い頭痛(headache)の起こる日が少し多く、鼻の奥がごく軽く詰まったり絡んだ様な感じもしばしば。

 奇妙なめまい(vertigo;dizziness;giddiness)については前回等に記述したが、寝る時に自分の心音が少し早くドキドキ鳴っている音が気になって、なかなか寝付けない日も多かった。どうやら復職の時期が近付いてきたらしいという事に対して、ちょっと不安で緊張しているのかもしれない。自分は精神的な事に弱い。。。 変なめまいの原因は、もしかしたら、この精神的な要因か、低血圧気味のせいか、とも考えているのだが…。

 その他には、嚥下時の違和感やむせる事、及び膿栓(Tonsillolith;tonsillar crypt)の出てくる事が殆んど無くなってきた。毎日のうがい(gargle)効果かもしれない。以上、おおむねいつもの通りである。

 さて、午前中に耳鼻咽喉科でのめまいの検査・診察を終え、午後は主治医の診察である。まず、前回の診察時にまだ結果出ていなかった血液検査のうちの、免疫グロブリン(immunoglobulin:Ig)の、Ig-Gの値が基準値[826~1840]よりやや高かった事について先生に訊いてみる。また例の如く、この程度の上昇は気にしなくて良いと言われるのかもと思っていたのだが、先生はこのIg-Gの上昇に関しては気になられたそうで、「今、蛋白の分画検査も追加で出しました」と言われる。

 入院以来、免疫グロブリン関係(Ig-A、Ig-G、Ig-M)は調べるとどれも基準値未満が続いていたが、退院後は最初にIg-Mが、次にIg-Gが基準値に達していた。Ig-Aも少し増えたのだが、未だ基準値に達しておらず、低値安定している感じである。Ig-Mは基準値内で安定しているが、Ig-Gに関してだけ見ると、ゆっくりとではあったが、順調に増えていき(?)、前回(1/26)の検査でついに基準値を超えてしまったのである。
※ 時系列のグラフにすると、Ig-Gは右肩上がりでずっと上昇し続けているグラフになる。
※ この免疫グロブリンの検査は毎回出来る検査ではなく、1ヶ月に1度に制限されており、かつ無意味に(無駄に)毎月検査項目に入れる事のない様にと注意を促されている検査であると、かつて先生が言われておられた。この検査は高いそうで、医療費関係か何か、多分、病院の運営上の方針なのであろう。

 さて、先生が言われた『蛋白分画(protein demarcation)』という聞き慣れない言葉について、どんな検査なのかを訊いてみた。「追加で検査を出した」と言っておられたので、本日採血分の残りで検査を追加された血液検査なのだという事は分かったが、Ig-Gが高い時に追加で調べる検査って、一体何なんだろう? 先生は確か、Ig-Gがクローン性なのかどうかを調べるものと言われた様に思うが、さっぱり分からない。要するに今回のIg-G上昇の原因が悪い物かどうかを判断する為のものらしい(これで腫瘍性か否か等が分かるらしい)。そしてこの検査には数日かかる事から、結果は次回という事となる。
※腫瘍はtumor、新生物はneoplasm、new growthと書くが、どちらも同じ意味。

 血液検査結果を見ながら、「今回もアミラーゼ(AMY)の結果が少し高いですが…?」と訊いてみると、これは気にしなくても大丈夫、との事。丁度1年前になるが、その前頃からアミラーゼ(amylase:AMY)微上昇が始まっていて、172になったが大丈夫なのかを訊いてみた時、先生がAMYアイソザイム(isozyme)の検査というものを追加で調べられた事がある(AMY上昇の原因が唾液腺由来か膵臓由来か、そのどちらが多いかの判断をする検査)。その結果、AMYが上昇しているが、比率は正常で、唾液腺由来の方が多いと分かって以降、160前後の値でも、大して心配はしておられないらしい。それ以降はというと、基準値内に治まる事が殆んど無く、基準値上限より多い、130~165位の間をうろうろしているが、私が敢えて先生に訊いてみない限りは、アミラーゼについて言及される事は無く、たまに訊いてみても、余り問題にされていない(※これはあくまでも私の場合の事である)。まあ、それよりもいつも肝機能(liver function)検査値の方が問題であったからかもしれないが…。

 いつもそんな感じなものだから、今回のIg-Gの上昇は許容範囲かもしれないと思ってしまったのだが、そう簡単に考えてはいけないらしい。やはり総合的に検査結果を見るなんて、素人には難しい。当然と言えば当然の事なのだが、先生はそれまでにない動きをする検査結果に対しては、詳しく検査して確認して下さっているのだと、今これを書いてみていて、感じた次第だ。

 肝機能検査値は順調に下がって、殆んど基準値に近付いてきているので、今回も良しとしよう。

【血液検査の結果】2009/02/16:
WBC(白血球数) 4.6、HGB(ヘモグロビン) 11.8、PLT(血小板数) 168、
GOT(AST) 44(高)、GPT(ALT) 40(高)、γ-GTP 33(高)、LDH 210、AMY 160(高)、T-cho 235(高) [140-220mg/dl]、TG 115 [34-173mg/dl]、
ちなみに前回(1/26)の免疫グロブリンの検査結果は、Ig-A 70.8 (低い) [93-426]、Ig-G 1868(高い) [826-1840]、 Ig-M 78.6 (基準値) [54-333]。
【後日入手した蛋白分画の結果】
ALB分画(画像アリ) 61।3%、α1分画 2।4%、α2分画 6।4%、β分画 6.6%、γ分画 23.3%、A/G比 1.6 ※これら分画の基準値はまだ知らない。

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