2009年02月10日(火) 歯科にも行く
今日は夕方に町の歯科医にも予約をしていた。歯の検診を兼ねた歯石(dental calculus)取りが目的である。
前回の診察で、歯石は半年から1年に1回、定期的に取りに来る様にと言われ、丁度1年位経つ事から、歯槽膿漏(alveolar pyorrhea)になっていないかも確認する為に、見て貰いに行ったのだ。
歯並びの悪い自分は、小さい頃から虫歯(carious tooth)になり易く、1年に1回は虫歯が出来ていないかを診てもらいに歯医者さんに通っていた。成人になってからは、新たな虫歯の出来る事が無くなったが、年に1回は自主的に行って診て貰う様にしていた。それなのにある時、突然、初期の歯槽膿漏だと言われた時は目の前が真っ暗になる位のショックを受けた記憶がある。虫歯も歯茎(歯肉:gum;gingivae)の痛みも無く、全く自覚症状も無かったからである。しかも当時の自分の中では、「歯槽膿漏」=「あっという間に歯が全部抜けてしまって入れ歯になってしまう」のイメージが強かったからだ。幸い、歯磨き指導を受け、進行する事なく済んでいるが、定期的に歯医者に通っていて本当に良かったと思ったものだった。
それから、もう10年位経つと思うのだが、『成人にもなれば、程度の差こそあれ、殆どの人が年と共に歯槽膿漏になっている』という話を聞いてからは、かつての絶望的な悲壮感は薄らいでいる。それでもやはり、ごく初期の歯槽膿漏のままで止まっていて欲しいと思っている。
さて、歯科衛生士のお姉さんは、先ず歯槽ポケットという所の深さを専用の細い棒みたいなものを差し込みながら1本1本測って調べてくれた。上下の歯の裏側、表側を順に測りながら、「1」とか「3」とか言っているのを、傍らに立つ助手さんが記録している。多分前回と余り変わってなさそうとは思ったが、「3」と言われると少しビクついてしまう。全て終わってから、歯科衛生士さんに「その数字は、一体どれ位まであるのですか?」と訊いてみた。すると、「本当に悪い人になると10とか15とかになる事もありますよ」と言って、私のは初期のままで進行していないから大丈夫ですと言って貰えた。あとは歯石等を丁寧に取って貰い、先生による最終点検(虫歯の有無等のチェック)で終わりとなった。
歯槽膿漏予防の為にも、歯石は定期的に取るのが望ましい、という事なので、自前の歯を長持ちさせたいと思っている人は、歯の具合が悪くなくても、歯の定期健診に行く事をお勧めしたいと思う。
今回、歯石もそれほど付いていなかった様だ。まずまず、合格点であろう。小さい時から歯に不安を持つ(自信が無い)自分にとっては、これで、またしばらく精神的にも安心である。億劫で、歯医者さんに行くのをつい躊躇してしまうのだが、やはり行って良かったと思う。
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