2009-02-21

2009年02月16日(月) めまいについて

 実は最近(2月5日)に、今まで経験した事が無い類の変な目眩(めまい:vertigo;dizziness;giddiness)が起こった。それは、不意に立ち上がった時に起こる、いわゆる立ち眩み(たちくらみ)ではなかった。それに、立ち眩み自体、ここしばらく起こった事が全くない。

 どんな感じだったかというと、郵便物を取りに出、玄関へ戻ってきた時に、急に右や左にくらくらと回る様な感じに襲われ、重ねる様に次は気が遠くなり、そして再度ぐらぐらと変な目眩(めまい)に襲われ、廊下を真っ直ぐ歩く事もおぼつかなく、危ないと感じる程のものだった。何故かその時、『このまま倒れてしまっては大変。。。用だけ足しておこう』と思い、トイレに入ったはいいが、そこでも揺れ(目眩)は止まらない。漸く近くの椅子までふらふらしながら辿り着き、座ってみたが、座ってられない位、くらくら目が回るか気絶しそうに気が遠くなるかが、めまぐるしく繰り返され、どうしようかと非常に焦ってしまった。幸いその目眩は、椅子にもたれかかったままぶっ倒れる事もなく、5分か10分位で治まった。

 その2、3日後、病気の症状別のパンフレット(いつもお薬を貰っている薬局に置いてあり、行く度に適当に貰ってきている)を片づけていると、『めまい』についてのパンフレットもあった。全くの偶然とはいえ、気紛れに取ってきたものが大当たりである。早速、目を通してみると、めまいにも色々タイプがあり、その症状によって「耳鼻咽喉科」「神経内科」「内科・循環器科」と受診すべき科が分かれていると知った。

 Kowa(多分コーワ)提供、メディカルレビュー社制作の、そのパンフレットによると、目の前がぐるぐる回るめまい(回転性めまい:systematic vertigo)は「耳鼻咽喉科」へ、グラグラ・ふわふわ揺れるめまい(動揺性、浮動性めまい)の場合は「神経内科」、クラッとする立ち眩みの様なめまい(眼前暗黒感や失神発作を伴なうめまい)は「内科・循環器科」に相談するといいらしい。

 もう少し詳しく見ていくと、次の様になる。
・「耳鼻咽喉科」関連(回転性めまい)での代表的な病気は、内リンパ貯留関係でメニエール病(Meniere disease、Meniere syndrome)、内耳中の浮遊物関係で良性発作性頭位めまい(benign paroxysmal positional vertigo、cupulolithiasis)、前庭神経関係で前庭神経炎(vestibular neuronitis)。
・「神経内科」関連(グラグラ・ふわふわ揺れるめまい)では脳血管障害で、脳卒中(脳出血、脳梗塞)・椎骨脳底動脈循環不全。
・「内科・循環器科」関連(クラッとするめまい)、及び「その他」としては、頸椎(首の骨)関係で、脊柱管狭窄症・後縦靭帯骨化症、血圧関係で、起立性低血圧・高血圧・不整脈、その他では、病名は無いのだが、不安・心配事・低血糖・貧血等が原因の事もあるとある。

 このパンフレットを一通り読んでみたが、色々とあの時の症状と比べてみると「回転性のめまい」という表現がある点で、「耳鼻咽喉科」に訊いてみるのが一番良さそうな気がした。それならばと、2月10日の咽喉科受診の折、耳鼻咽喉科に関係あるかどうかは分からなかったが、先生についでに訊いてみると、めまいの専門の先生に診て貰いましょう、という事になった。その“めまい”専門の先生とは、偶然にも、最初に耳鼻咽喉科を受診した時の先生であった。

  膿栓(Tonsillolith;tonsillar crypt)と知らずに受診した耳鼻咽喉科……、今日は、“めまい”の診断で受診する事となった。(続く)

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