2008/12/ 02 (火) 通院記録2 骨粗鬆症の検査
午後は骨粗鬆症(osteoporosis)検査である。昨年末に詳しく検査して貰って、丁度丸1年経過している。腰(腰椎)と大腿骨頸部の2か所をX線撮影したのだが、その時の結果は、自分の予想外に骨量が減少していた(同年齢の基準値内ではあったが、どちらも平均よりも少なく、大腿骨頸部の値は下限に近かった)。この年齢で既にこれだけ減少している事に危機感を覚え、先生に相談して、骨粗鬆症治療薬を飲んで様子を見る事になったのだった(参照:『2007-12-04 (火) 骨粗鬆症の薬:フォサマックについて』)。
ちなみに、大腿骨頸部(femur neck)の骨折(fracture)は、治り難い部位らしく、骨量の減ったお年寄りが転倒してここを骨折すると、寝たきりになってしまう事が多いと聞いた事がある。また、私の場合は、骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を受ける為に放射線(radiation)の全身照射を受けているのだが、これも骨粗鬆症の原因の一つなのだそうだ。
ところで、骨密度(bone density)を増やす為には食事もさることながら、適度な運動と軽い日光浴(紫外線)等が有効とされている。そしてカルシウム吸収に必要なビタミンD(vitamin D)は食事から摂る他に、日光浴によっても人体で作られるという。しかし、全身放射線治療を受けた私は、直接日光にあたるのは避ける様にと指導されている。これはどうやら、皮膚癌のリスクが高くなっているせいらしい。
処方された骨粗鬆症予防薬はフォサマック錠(Fosamac) 35mgで、1週間に1度服用するタイプのものである(毎日服用するタイプのフォサマックは1錠5mg)。昨年末の肝機能(liver function)の異常上昇時に、短期間中止した時もあったが、ほぼ1年経つ12月に再検査をお願いしていた。果たして改善している(骨密度が増加している)かどうかが、気になる所である。
どんな検査だったかというと、検査着に着替え、先ずは腰の骨の撮影という事で、検査台に仰向けに寝る。次に大きな立方体のクッションを持ってこられ、脚(太もも)は寝台に対し垂直に、その先のふくらはぎは90度(つまり寝台に対してほぼ平行)になる様に、そのクッションの上に載せた姿勢である。丁度背もたれつきの椅子に座った格好で、そのまま椅子の背を後ろに倒した形である。 後は1分位で、撮影が終わるまで、じっとしているだけである。
検査時は丁度こんな感じの姿勢→ ○__I ̄
次に、大腿骨の付け根付近(大腿骨頸)の撮影は右脚側だけ行なわれた。引き続き仰向けに真っ直ぐ寝た状態で、検査する方の右足首を45度程内側に傾けた状態で、その足が動かない様に固定され、その姿勢のままで撮影が行なわれ、検査はすぐ終わった。
今日は主治医のKB先生の診察がない日の為、この結果を訊くのは次回年末の通院日まで待つ事になる。
以前なら、検査台に仰向けに寝るだけでも、背中や腰が痛かったが、苦痛無く検査を受ける事が出来た。こんなところにも、体力の回復を感じている。
0 件のコメント:
コメントを投稿