2008/12/25 (木) クリスマスに狐の嫁入り
今日はクリスマス。何もせず部屋にいたが、外を見ると、かすかに雨が降っている気配。窓際まで行って確かめると、やはり小さな雨がぽそぽそと降っている。ベランダに出てみると、空がかなり明るい。太陽を探すと、雲間から覗こうかどうかと悩むかの如く、ちらちら陽光を射していた。雨に太陽となると虹だ。自分は虹がとっても好きだ。すぐさま太陽とは逆の空に虹を探したが、見つからない。 建物の陰に隠れているらしい。
太陽の位置からして、ベランダとは反対の玄関側から空を見たら、出ている可能性がある。しかし、このところ体がだるいので、まあいいかと、部屋に戻る。
雨の降り方が弱いしなぁ……降りが弱いから、出ていたとしても大した事ないやろうし……等と考えたが、やはり虹が出ているのなら見てみたい……。 雨が止めば虹も消えてしまう……。
決心してデジカメを手にとり玄関を出、空に虹を探した。あった……淡い虹が出ていた。かつて住んでいたK都と違い、見晴らしがいい所なので、途中で途切れることなく、でっかく、大きく、半円の虹が出ていた。デジカメの画面に全部納まりきれない位おっきい。美しいものだ。
「虹が出れば、狐が嫁入りしているんだよ……」昔、祖母が教えてくれた。外は寒く、風がきつく吹いていたが、虹は吹き飛ばされる事もなく、雄大に街に掛っていた。きっと、狐は無事に嫁入りしているんだろうな……
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