2008-02-05

2008/02/05 (火) 異型リンパ球について

 診察時にまだ出ていなかった白血球の種類の検査結果をネット経由で確認すると、今回、異型リンパ球(atypical lymphocyte)が1%出現していたみたいだ。今までにもたまに出現しているみたいだが、以前、この見慣れない血球名の「異型リンパ球とはなんですか?」と先生に訊いた時、1%とかそういったレベルであったからなのか、この血球は特に心配の必要はない様な感じの説明を受けた覚えがある。

 異型リンパ球を医学系の辞書で調べてみると、ビロサイト(virocyte)ともいうらしいが、「ウイルス性疾患(virus disease)、自己免疫疾患(autoimmune diseases)等で、末梢血中に出現する大単核細胞。特に伝染性単核症(infectious mononucleosis; IM)、風疹(rubella)等で高率に現れる」のだそうだ。辞書には更に、「H. Downeyは異型リンパ球を、『I型:単球様』、『II型:形質細胞様』、『III型:リンパ芽球様幼若型』の3型に分類した。いずれも細胞質の好塩基性(basophile)の増加を伴なう」とあった。ちなみに『大』が付いていない『単核細胞(monocyte)』は単球とも言い、通常の血球分類でも5%前後あり、こちらは体内の免疫機転と密接な関係をもち、慢性感染症等で増加を示すという。

 風疹ではないし、自己免疫疾患に近いかも、とは思うが、こんな名前の血球が出てくる事自体に安心していいのか不安に感じる部類なのかがいまいち良くわからない。そこでネットで少し調べてみた。参考までにそれも少し書いておく。

 『(異型リンパ球)“異型”とは正常のリンパ球(lymphocyte)に比べると“異常にみえる”という意味で腫瘍細胞(tumor cell)の性質をもったリンパ球ではない。即ち反応性の形態変化として捉える。健康小児で10%未満、成人でも3%未満に末梢血にみられるといわれる。抗原刺激を受けたリンパ球は大型化し、細胞質には好塩基性が一面に広がってみえるか放射状に走るようにみえる。』

 非常に高いパーセンテージで現れる場合はいざ知らず、少なくともこの説明なら、そんなに深刻に考えなくても良い様な気がして、私は気に入った。もっとも、こんな変な名前の血球が出てこない方がもっといいと思うのだが。。。

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