2009-03-14

2009年03月09日(月) 通院記録 痛み止め増量のお願い

 体調は、前回通院記録とほぼ同じである。違う所は、右耳がボーっとする事が久々に2回程あった事と嚥下違和感が少し増えたことか。その一方で、むせる事は少なくなった。あ、そうそう、右臀部痛が久しく続いており、首の他に、ここにも膏薬(plaster)を貼っている事が多くなっている。また、首のかぶれ(先月頃からほんの少し発疹(exanthema;eruption)が出来始めたが、これが常時膏薬を貼り続けているせいかどうか不明で、しかも前回より膏薬の種類が変わったので、膏薬が変わったせいかどうかは更に不明)がひどくもならないが、治りもしない、って感じか。ま、変わりないって事が一番っていう所もあるけどね。

 さて、今回の血液検査結果は、肝機能(liver function)検査値はほぼ横ばい、γ-GTPは正常値に突入していた。鉄関連は(まだ正常値に達していないが)全て改善方向に進み、ちょっと不安を残していたIg-Gも正常値に戻っていたので、先生は、「一応順調、と考えられますかね…」という感じである。
※ 肝機能検査値をグラフにしてみると、以前の様にすっと基準値まで戻らなくなっている(回復力が弱くなっている??)。内心この事が不満なのだが、病気治療の為に肝臓に多大なる負担・打撃を与えてしまっている上に、退院後の長期にわたる肝機能値の異常(肝臓に起こったGVHD(移植片対宿主病;graft-versus-host disease)が原因と思われる)で、強いと思っていた私の肝臓もさすがにへばってきているのかもしれない。
※ 前回Ig-Gの上昇で急遽追加されていた蛋白分画(protein demarcation)検査結果については、次回まとめる事にする。

 さて、もう少ししたら、社会復帰に向けてのリハビリ(rehabilitation)を開始しようと思っているのだが、その件について、少しKB先生に色々な質問を兼ねた相談をしてみた。

 先ず、痛み止め(painkiller, anodyne)についてである。退院当初は痛み止めのロキソニン(Loxonin)を1日3錠処方(prescription)して貰っていたが、先生は、免疫抑制剤(immunosuppressant)のネオーラル(Neoral)を含め、薬全般を減らす方針だったので、いつの間にか1日2錠に減量されてしまっていた。以来、何度かお願いしてみているのだが、ロキソニンを1日3錠に戻して貰えていない。そこで、自宅にある手持ちの各種痛み止めを追加で服用しても良いかと訊いてみたのだ。

 自宅に一日ずっといる分には現在処方されている1日2錠で我慢する様にしているが、1日中外出とか1日動き回る事があると、1日2錠では、午後にはどうしてもだるくて痛くて仕方が無くなってしまうので、実はもう既に、そんな時は1回痛み止めを余分に飲む事にしている(即ち、適宜1日3錠服用)。そもそも1日3 錠処方してくれていたのだから、たまに3錠服用してもいいと考えての事だが、そうした方が、出先で会ったまわり(の人)に要らぬ心配を掛けずに済むし(自分の体の痛み等を気付かれずに済む等)、痛みが軽減する分、自分でもかなり無理がきくからだ。しかし、社会復帰となると、常時1日3錠飲み続ける事になってしまうかもしれず、処方されている以外の痛み止めを勝手に追加で飲み続けてもいいのかの許可をとる事にしたのだ。

 先生には、この病気で入院する以前も、椎間板ヘルニア(disk herniation)が良くならない為、毎日何がしかの痛み止め(現在処方されているロキソニンや、セデス錠(Sedis)、ナイキサンカプセル(Naixan)、その他色々)を、多い時は1日に3回飲み続けていたという話を重ねてしてみた。すると先生は、右臀部の痛みは、もしかしたら椎間板ヘルニアのせいかもしれませんね、と言われる。なるほど……、確かに椎間板ヘルニアで痛くて苦労していた頃は、片側の臀部が痛かったり、同側の脚にしびれがあったりした事を思い出した。ただ、あの時は、確か左臀部、又は左脚だった。ヘルニアが原因ではなく、単なる筋違いである事を祈りたい所だ。

 話はそれるが、母も晩年、腰や体の痛みで、痛み止めを飲んでいたのだが、同じ薬を飲み続けているとだんだんと効き難くなってくると言って、色々な種類の痛み止めを処方して貰って、同じ痛み止めを長く飲み続ける事のない様に工夫していた。その当時、自分には、母から分けて貰っていたナイキサン(カプセル)が一番良く効く様に感じていたが、もしこのナイキサン(Naixan)が効かなくなってきたら、それこそ辛いと思い、ナイキサンを飲まない時は他の痛み止めを飲んでみたりしていた。ただ、どの痛み止めを飲むにしても、1日に3回を限度に、それ以上は飲まない様にし、強い痛み止めは、胃が荒れるのを防ぐ意味を兼ねて、胃を守るお薬(痛み止めと一緒に飲む様にと出される事がある胃薬みたいなもの)と一緒に飲んだりしていた。その時の痛み止めが(母が飲んでいた分も含め)自宅にまだいっぱい残っているのだ。
※ 退院後に、ロキソニンが余り効かなくなってきたかも、と思った時もあったが、全く飲まないと、やはり痛みが増してくるので、やはり飲むと効いているのだなと実感した事がある。ただ、ロキソニン等の痛み止めは解熱(pyretolysis)作用もある為、風邪(cold)等の兆候をマスクしてしまう(隠してしまう)危険もあるので、先生は出来れば飲まない様に努力してほしいと言われる。現在は、少しおかしいかもと感じた時等に、発熱(pyrexia、fever)が無いかどうかを確認する意味も兼ねて、1~2日飲まない日を作ってみたりはしているのだが。。。

 話を戻すが、現在自宅にある痛み止めの名前を幾つか挙げてみて、先生に追加服用をしてもいいか、そして許可してくれるのなら、どれがいいのか訊いてみた。すると、ロキソニン、ナイキサンに関しては、確か同じ類(系統)の薬だが、ボルタレン(Voltaren)は痛み止めと言っても、その種類が違う、という話を先生がされた。そして、今後また肝機能検査値異常(痛み止めを含め、薬が原因の時もある。私の場合は今のところ痛み止めが原因ではないが…)等が現われた時、薬の種類が更に増えると、原因を見つけるのがややこしくなる可能性もあるので……、という事で、ロキソニンを1日3錠処方して貰える事になった。

 手持ちの痛み止め追加服用の許可ではなく、晴れて1日3回の痛み止めを先生に処方して貰える事となり、精神的ストレス(stress)がまた一つ少なくなった事に喜んでいる私に、先生は、「飲まなくて済む様な日は、出来るだけ飲まない様に」と念を押された。

 先生は更に、現在私に処方している薬の一覧を見直しながら、何か少しでも薬を減らせないだろうかという感じで、ビクロックス錠(Vicclox)をうんぬんと言われ始めた。ウィルス(virus)予防薬のビクロックス(退院当時はゾビラックス錠(Zovirax)で、後に薬価がより安いビクロックスに変更になっている)は、ヘルペス(herppes)予防薬と以前教えて貰っている。私は慌てて「これだけは最後まで続けて下さい…、ネオーラル他全部のお薬を止めてしまった時も、『これだけはしばらく続けさせて下さい…』と言ってお願いしていたでしょう? これだけは(退院後)今まで一度も中止した事が無いですから……」と、再度、昔、帯状疱疹(herpes zoster)を起こした事があり、帯状疱疹予防薬でもあるこのお薬だけは、今後も最後まで続けて欲しいと懇願した。このヘルペスウィルスはずっと体内に居続け免疫力が落ちると発症するらしいと聞いているからだ。あの痛みはこれまた特別で、もう2度と罹りたくない、本当にイヤな痛みだ。

 さて、免疫抑制剤のネオーラルを元の量(25mg/日→50mg/日)に戻してから、丸5ケ月。肝機能値がやっとほぼ正常値になったのだが、もう一度、どういう予定でネオーラルを減らしていきますか、と改めて訊いてみた。私に対する免疫抑制剤減量が、退院当初に先生が考えておられた、半年位でゼロにまで減らす、という希望的観測通りにうまく行かなかったのは、度重なる肝機能値異常が起こった事から明らかである(これも個人差があるのだと思う)。

 先生は、今回肝機能値がほぼ正常値になったけれど、私の場合、免疫抑制剤を減らすとすぐに肝機能に異常が現われる(GVHDが原因と思われる)ので、このまま半年程この状態(現在の免疫抑制剤の量)を続け、それで安定していたら、少し減らして様子を見る。また半年して少し減らす、を繰り返し、今から2年後位に免疫抑制剤がゼロになればいいかなぁ~っという感じだという。私も減量はゆっくりの方がいいと、かねてから思っているので、時間はかかるのは、仕方がないと考えている。というより、通常の臓器移植(organ transplantation)では、確か一生免疫抑制剤を飲み続けなければならないという話をどこかで聞いた覚えがあるので、いずれゼロに出来る日が来ると思えるのは恵まれていると思う。物事は考え様だ。

 という訳で、ロキソニンの量以外は、処方薬に変化無しである。ただ、免疫抑制剤がゼロになる日迄、大好きなお酒を大っぴらに飲める日がまた遠のくのが、ちょっと残念……。

 なにせ、退院したら、昔の様に毎日お酒が飲める日が、すぐに訪れると思っていたのでね☆

参照:『2009年01月16日(金) 退院丸2年 現在処方されている薬

【血液検査の結果】2009/03/09:
WBC(白血球数) 3.6、HGB(ヘモグロビン) 12.1、PLT(血小板数) 173、
GOT(AST) 45(高)、GPT(ALT) 41(高)、γ-GTP 29、LDH 207、AMY 141(高)、
Fe 204 (高) [40~148]、UIBC 70(低) [129~316]、フェリチン 362(高) [150未満]、 
※私の場合、Feとフェリチンは基準値より高い程、またUIBCは基準値より低い程、悪い事を示す。[ ]内は私の性別・年齢での基準値。
Ig-A 66.6(低)、Ig-G 1699(基準値)、Ig-M 77.8(基準値)
【蛋白分画の結果】
ALB分画(画像アリ) 60.9% [60.2-71.4]、α1分画 2.4% [1.9-3.2]、α2分画 6.5% [5.8-9.6]、β分画 6.9% [7.0-10.5]、γ分画 23.3% [10.6-20.5]、A/G比 1.6 [1.5-2.5]

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