2007-08-27 (月) 免疫抑制剤とワクチン
私は退院後の現在も外出時はマスク(mask)をしているが、今回の診察で、もうそろそろマスクを外してもいい位に免疫(immunity)が付いてきただろうかを先生に訊いてみた。
すると、日々の生活で免疫力は徐々に付いてきているが、骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を受けたのだから、最低2年は赤ちゃん並みで感染(infection)し易いと考える様にと説明される。そういえば、退院時にそういった事を言われていたのを思い出した。喉もと過ぎればなんとやら……、今まで無事に過ごして来られていたので、つい忘れていた。移植(transplantation)で、全ての免疫はリセットされ、一度罹ったはしか(rubeola)・風疹(rubella)等もまた罹る可能性があり、各種予防接種(protective inoculation)もしなおさなければならないのだった。要するにマスクはしている方が良さそうだという事か。
免疫抑制剤(immunosuppressant)のネオーラル(Neoral)の量がゼロになったら外してもいい目安になるのかを訊いてみると、ネオーラルがゼロになっても2年は感染し易い事に気を付けなければならない事に変わりはないらしい。
移植後1年位で先ず風邪の予防接種、その他の予防接種については移植後2年以降に順次していくと退院時に訊いていたが、今年の冬はインフルエンザ(influenza)の予防接種を受ける事になるのかを訊いてみると、「あっ、そうでしたね、今度迄に調べておきます」と胸ポケットのメモ帳を取り出して書き込みつつ、ネオーラルは免疫を付き難くさせる薬なので、それまでにゼロになればよいのですが、とつぶやかれた。
退院当初、先生は半年位でネオーラルの量をゼロになる様に順次減らしていこうと思うと話され、1ヶ月毎に減量していた。ところが3月末頃から肝機能(liver function)の値の悪化が始まった為、なかなか減らすに減らせず(途中1回だけネオーラルを減量してみてはいる)、本来なら今頃はゼロになっている筈だったのが、そのまま現在に至っている。やっと肝機能の値が正常値へと動き始めたので、様子をみながら減量をする事になるのだが、この調子だとこの冬迄にゼロに出来るかどうか微妙な感じになってきたのだという。
ネオーラルがゼロにならないまま予防接種を受けるとどうなるのかを訊いてみると、予防接種は(インフルエンザ) ワクチン(vaccine)なのに、ネオーラルで免疫を付き難くさせた状態だと、せっかくのワクチン効果があるかが疑わしい状態となる、と説明された。
話を聞くとなんとなく分かるのだが、免疫抑制剤という名前自体が未だに、私にとってはどんな薬なのかイメージの沸き難い名前である。専門用語は難しい表現のものが多いですね。
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