2007-04-02

★☆★血液検査項目一覧★☆★

一般的な血液検査項目の一覧。

※ 基準値は男女の別や年齢、検査施設によって、時に大きく変わってくるので要注意。

※ この表の基準値は入院時の作成者(成人:♀)自身の基準値を書いてある。

検査項目

読み方

基準値()

備考

WBC

白血球数

2,800-9,000[ /μL]

炎症、血液疾患の指標。薬物の影響も反映

RBC

赤血球数

359-480 [/μL]

貧血の診断に用いる

HGB

ヘモグロビン、血色素量

10.7-14.5[g/dl]

貧血の診断に用いる

HCT

ヘマトクリット

32.3-43.0[%]

貧血の診断に用いる

MCV

平均赤血球容積

78.7-99.7[fl]

赤血球の大きさや濃さの指標.貧血の種類を調べる

MCH

平均赤血球ヘモグロビン量

26.1-33.6[pg]

赤血球の大きさや濃さの指標.貧血の種類を調べる

MCHC

平均赤血球ヘモグロビン濃度

32.4-34.7[%]

赤血球の大きさや濃さの指標.貧血の種類を調べる

PLT

血小板数

12.8-39.3 [/μL]

血液の止まり易さの診断に用いる

reticulocyte

網赤血球数

7.0-20.0[プロミレン]

幼若赤血球で活発な血球再生のプロセス中に出現する

.

白血球分類

読み方

基準値()

備考

Neutrophil

好中球

46-62[%]

主に感染等の炎症性変化、血液疾患等で増加を示す

Lymphocyte

リンパ球

30-40[%]

主にウィルス性の感染症、リンパ性の血液疾患等で増加を示す

Monocyte

単球

4-7[%]

体内の免疫機転と密接な関係を持ち、慢性感染症等で増加を示す

Eosinophil

好酸球

3-5[%]

アレルギー疾患、寄生虫疾患等で増加を示す

Basophil

好塩基球

0-1[%]

数が少なく生理的に消失する事もある。慢性骨髄性白血病等で増加を示す

Myelocyte

骨髄球

.

高度の炎症や腫瘍等で末梢血液中に出現

好中球数

好中球数

.

下記計算式()参照

.

※【好中球数】

=【白血球(WBC)の個数】×【好中球(Neutrophil) %】×1/100

.

検査項目

読み方

基準値()

備考

AST/GOT

アスパラギン酸アミノ酸トランスフェラーゼ

13-33[IU/L]

肝臓、心臓等の障害の指標

ALT/GPT

アラニンアミノトランスフェラーゼ

6-27[IU/L]

肝臓の障害の指標

LDH

乳酸脱水素酵素

129-241[IU/L]

肝臓、心臓、骨格筋等様々な臓器の障害の指標。溶血で極端に上昇

ALP

アルブミン

115-359[IU/L]

肝臓、骨等様々な臓器の障害の指標。

γ-GTP

ガンマーGTP

7-29[IU/L]

肝臓、胆道の障害の指標。飲酒により高値になる

TP

総蛋白

6.3-8.1[g/dL]

栄養状態、肝機能の指標

ALB

アルブミン

3.9-5.1[g/dL]

栄養状態、肝機能の他、一部の腎障害の指標

Ch-E

コリンエステラーゼ

201-436[IU/L]

肝臓で蛋白を合成する機能の指標。有機リン等薬物中毒の疑いのある時にも必須

T-Bil

総ビリルビン

0.3-1.3[mg/dL]

黄疸の確認に用いる。異常がある時、高値になる

CRE

クレアチニン

0.4-0.8[mg/dL]

腎機能、筋肉量の指標 

UA

尿酸

2.6-6.2[mg/dL]

腎機能や細胞の障害の指標。痛風、糖尿病、腎炎等で高値 ※7以上で要注意、8以上で危険信号。

BUN

尿素窒素

8-22[mg/dL]

腎機能の指標。腎炎等で高値となる

CPK(CK) 

クレアチンキナーゼ

35-141[IU/L]

筋肉(心筋・骨格筋)の障害の指標

血清血糖

血清血糖

78-110[mg/dL]

.

AMY

アミラーゼ

36-129[IU/L]

膵臓、唾液腺の障害の指標

Na

ナトリウム

136-144[mEq/L]

電解質のバランスの指標。水代謝異常の指標

K

カリウム

3.6-4.8[mEq/L]

電解質のバランスの指標。神経伝達や筋伸縮に関与

Cl

クロール

99-109[mEq/L]

電解質のバランスの指標。NaCl比は約140100

Mg

マグネシウム

1.8-2.3[mg/dL]

腎臓や甲状腺の機能の指標。 ※低い時、カマグで補える。 

Ca

カルシウム

8.5-9.9[mg/dL]

骨、腎臓、副甲状腺機能の指標

CRP

C-反応性蛋白

0.2[mg/dL]以下

炎症や組織障害の指標。感染症、自己免疫疾患、心筋梗塞等で高値

.

検査項目

読み方

基準値()

備考

Ig-A

免疫グロブリンA

93-426[mg/dL]

局所免疫。異物排除や感染予防機構に関係。消化管や気道の粘膜に多量に存在

Ig-G

免疫グロブリンG

826-1840[mg/dL]

感染防御に重要な役割を演じる。ヒト血清中では最も多いIg

Ig-M

免疫グロブリンM

54-333[mg/dL]

免疫初期に出現。後、Ig-GIg-Aに転換する

Hp

ハプトグロビン

14-294[mg/dL]

減少は溶血の指標。遊離ヘモグロビンに結合する血清αグロブリン。

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その他、ブログ内の参考ラベル:
●『生亜紫路』の【★血液検査項目★】、
●『生亜紫路2006』の【★血液検査項目★

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