2008-10-14

2008/10/06 (月) 血球数について

 通院で毎回血液検査(blood test)をして、その結果を見て診察を受けている。まれに他の検査を受ける事もあるが、例えば尿検査等は退院後1回のみである。まあ、血液の病気になったのだから、ある意味、血液検査結果が全てであるという所がある。

 さて、色々ある検査項目の中で、一番基本的なものの中に、血球数というのがある。WBC(white blood cell;白血球)とか、PLT(platelet:血小板)とかいうものであるが、その中のWBCは、入院前はもう少しあった様に思うのだが、なかなかそこまでにならない。今調べてみたら、2004年7月の健康診断(medical examination)で5,500個、2005年7月4,700個である。退院以降の値はこれ位の時もあるが、3,500前後の時が多い様な気がする。

 私の場合、骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を受けたので、もしかしたら、血球数の分布もドナー(donor:提供者)の血球数比率に依存している(ドナーと同じ比率になる)のだろうかと思い、先生に訊いてみた。

 答えは、血球数については、私の場合、まだ治療経過観察中で、色んな薬も服用しているのも影響があると考え、ドナーの血球数とは無関係と考えるらしい。血球数等は、検査を受けた当人の生活や健康状態に左右され、例えばたばこを吸っている人はWBCが増加する傾向があり、アルコールを良く飲む人は赤血球(RBC:red blood cell)が大きくなる事があるのだとか…(しっかりメモしていなかったから自信がないが、こう聞いたと思う)。

 先生は更に、私のドナーである姉は、「非常に白血球数が多くて、骨髄液もたくさん採れましたね」という話をされた。そういえば、姉のWBCは基準値の上限の9,000位あったと聞いた様な記憶がよみがえる。そうなると、確かに現在の私の白血球数と全然違っている。そして同時に、あの移植(transplantation)時に、先生がとても嬉しそうに「お姉さんの骨髄、すごくたくさん採れましたよ」と言って、骨髄液(bone marrow aspirate)が入ったバックを持ってきたのを思い出してしまった。ドナーが女性の場合、男性の場合と違って、余りたくさんの骨髄液が採れない事もあるらしいが、骨髄移植の場合、移植される骨髄液は多い方が良い(※あくまでも私の場合の事で、全てに当てはまるかどうかは知らない)らしく、小柄な女性である姉から、果たしてどれだけ採れるか、先生方はそれも心配されておられた様だった。
※WBCが多いと骨髄液も多くなるのかどうかは知らないので、今度訊いてみなければならないが……

 姉はヘビースモーカーである。入院前は私もかなり喫煙していた。しかし発病前の私のWBC数は、姉と比べると特に多いわけではなかった。喫煙でWBCが増加するとかいう話にも、きっと個人差があるのだろう。先生から訊いた話は、あくまでも参考事項として、頭の片隅にとどめるとして、血球数の動きはホスト(宿主)、要するに私の体の、現在の状況を表わしていると考えたら、多分、よいのだろうと思う。

 病気になって、ほんまに人体の不思議を感じる事が多い。

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