2007-09-11 弔い酒
今日は母の命日、あの日から一年経った。母を偲んで花束等が届く。
うまく動かなくなった指でピアノを弾いてみる。母の好きだったモーツァルト「レクイエム」のラクリモサ等2~3曲、たどたどしながら捧げる。
両親の遺影にもお酒をあげ、独り、弔い酒をひと口(15cc)だけ頂く。父が亡くなった時も母とひたすら弔い酒を飲んだ。大酒呑みだった母の死を、大酒を呑んで弔ってあげたかったが、病気で入院中の為、叶わなかった。
先生の許可を得て、本当に久しぶりに口にするお酒である。色んな思いが甦り、まだまだ母の死のショックが残っている事を知り、母の死を実感出来ずにいる自分を見つける。今もまだ大酒は飲めないのだが、もうこの家で弔う事が出来ないので、ひと口だけでも飲んで弔えて、良かったと思いたい。
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