2007-09-30

2007-09-29(土) 墓参 

 23日に両親の、仏教式で言う法要(年忌)が終わり、姉一家も去り、いつまで続くかと思われた真夏日もいよいよ終わりを迎えたのか、漸く秋の風を感じる今日、お墓参りをした。前回少しだけ残していたドクダミが気持ち良さそうに増えていた。なかなか可憐でかわいい形の葉っぱやお花なので嫌いではないのだが、お墓を占領されてしまうのもどうかと思い、今度は丁寧に抜かせて貰った。

 私がこの家にいられるのもあと僅か、そうそうお墓参りが出来なくなるので、静かに咲いてくれそうな植物(水仙の球根を何種かと万両の実生、スミレ、この時期咲く可憐な白い花)を庭から掘り起こし、お墓の片隅に植えてきた。毎年咲いてくれる事を願いつつ。。。 あと私も母も好きだったクロッカスも植えたかったのだが、庭のどこに球根が植わっているか分からずあきらめた。クロッカスならお墓参りするのも厳しい(実際立地上、真冬は道が凍結して行けない事もある)、雪解けの春先に咲くのでさびしくないかなぁっと思ってしまう。持っていく予定の植木の中からもし生えてきたら、それを今度持っていって植えようと思う。来年のいつになるかは分からないけれど・・・

 お墓参りで枯れたお花があったりすると、もの悲しいが、誰かが参ってくれた事を知らせてくれる。両親を偲んでくれる人に感謝する。

 このお墓の苗字は私一人になってしまった。奇しくもあと一人分位は入る余裕があったりする。そういえば、御ミサの時、母と一緒に私も写っている写真を、いい写真だからと姉が持ってきて祭壇に飾ってくれたものだから、両親ゆかりの人達が焼香して下さった時、何だか私にも焼香して貰っている様な奇妙な感覚に陥った。

  余りに色々な事が起こってきたので、無心に草抜き等をしているうちに、つい物思いにふけってしまった。京都を去る前に、もう一度来ます、といって、お別れしてきた。

2007-09-11

2007-09-11 弔い酒

 今日は母の命日、あの日から一年経った。母を偲んで花束等が届く。

 うまく動かなくなった指でピアノを弾いてみる。母の好きだったモーツァルト「レクイエム」のラクリモサ等2~3曲、たどたどしながら捧げる。

 両親の遺影にもお酒をあげ、独り、弔い酒をひと口(15cc)だけ頂く。父が亡くなった時も母とひたすら弔い酒を飲んだ。大酒呑みだった母の死を、大酒を呑んで弔ってあげたかったが、病気で入院中の為、叶わなかった。

  先生の許可を得て、本当に久しぶりに口にするお酒である。色んな思いが甦り、まだまだ母の死のショックが残っている事を知り、母の死を実感出来ずにいる自分を見つける。今もまだ大酒は飲めないのだが、もうこの家で弔う事が出来ないので、ひと口だけでも飲んで弔えて、良かったと思いたい。

2007-09-10

2007-09-10 (月) 通院記録 肝機能横ばい

 この2週間、各種関節痛(arthralgia)は相変わらずで、全身しんどく、だるい日が多かった。また、この1~2ヵ月、便秘(constipation)気味の日が増え、ラキソベロン (Laxoberon)を飲まないと便通が無い傾向が強くなってきた。頸痛(neck pain)、腰痛(lumbago;backache)、歯茎痛でロキソニン(Loxonin)はほぼ毎日2錠服用。血圧は安定している。

 8/27の診察時、シェーグレン症候群(Sjo¨gren syndrome)かもしれないと言われる。何に対して言われたか忘れてしまった。調べてみたが、色々当て嵌まる項目がある。その内のどれに対していわれたのだろうか? リウマチ様関節炎(chronic rheumatoid arthritis)に対してか? 頸痛に関してか? (中略) 

 早速今日先生に確かめてみると、リウマチ様関節炎に対してそうではないかと使ったそうだ。この場合、リウマチ(rheumatism)の様な破壊は無いと言う意味合いもある様だ。 (中略)

 免疫抑制剤(immunosuppressant)のネオーラル(Neoral)の血中濃度を見るシクロスポリン(cyclosporin A;CyA)の濃度は今回下がったが、腎機能(肝機能も)が悪くなると上昇する事があるという。しかし私の場合、腎機能は正常値なので、関係なさそうだ。シクロスポリンには骨の痛みという副作用もあるので、これをゼロにすれば或いは私の痛みも軽減するかもしれないのだが、今回も肝機能の値は横ばい(やや悪化しているの)で心配なので、今回も減量を見送りましょうという事になった。

 先生は前回の私の質問、インフルエンザ(influenza)の予防接種(prophylactic vaccination)について、11月頃にワクチン(vaccine)接種した方が良いとの回答をされた。但し、接種時期もまだネオーラルの服用が続いていると思われるので、予防接種の効き目がしっかりあるかどうかは心配だが、やはりしておいた方が良いともいわれる。かつて小学生の頃、予防接種でひどい反応が出てしまった経験がある話をし、その点は大丈夫だろうかと訊いてみると、それはなんとも言えない(してみなければ分からない)らしい。ちょっと怖い気もする。診察では喉の発赤と歯茎(歯肉:gum;gingivae)の発赤がみられ、糜爛(びらん;erosion:侵蝕,ただれ)は無いとの事。

 骨粗鬆症(osteoporosis)の検査をして貰えないかをお願いすると、放射線治療や移植(transplantation)の結果、女性ホルモンが減少するなど色々あるので、是非それは一度調べておいた方が良いでしょう、との事で、予約をとって貰えたが、12月4日(火)と随分先で、京都にいるうちの予約は叶わなかった。次回診察日は月曜日の祝日が重なる為3週間後の10月1日となった。

 ところで、前回母の命日と一年祭に弔い酒を飲みたく、許可して貰えなければ私の中で母の葬式というか死のケリが永遠に付かないし、暴れるよ、と冗談を交えて話していたのだが、半ばあきらめていた為、その話を私はすっかり忘れていた。その事を覚えておられた先生は診察の終わりに、お酒はごく少々にしておく様に、と言って下さった。思いがけず許可が出たのだ。うれしい。明日は母の命日だ。

【血液検査結果】9/10:
WBC(白血球数) 4.4、HGB(ヘモグロビン) 12.0、PLT(血小板数) 206、
GOT(AST) 83、GPT(ALT) 99、γ-GTP 69、LDH 269、CRP(炎症反応) 0.1、
シクロスポリン(cyclosporin A;CyA) 45

2007-09-07

2007-09-06 (木) H山と夕空の虹

 今月初めから姉達が約1週間、実家に集まり家中の片付けに入った。本や絵画の処分がメインであった。

 そんな日が過ぎた夕暮れ、窓から見える空が紅く、夕空が綺麗な気配がし、窓の外を見に行くと、なんと、夕焼け空に虹が美しくかかっていた。しかもH山から大きく半円を描いて大きな虹が夕焼け色に染まっていた。思わず姉を呼ぶと姉も感激し、しばし、奇跡の様な光景に見とれていた。

  (写真は間に合わず、余り綺麗に撮れなかったのが残念だったが。。。)