2007-09-29(土) 墓参
23日に両親の、仏教式で言う法要(年忌)が終わり、姉一家も去り、いつまで続くかと思われた真夏日もいよいよ終わりを迎えたのか、漸く秋の風を感じる今日、お墓参りをした。前回少しだけ残していたドクダミが気持ち良さそうに増えていた。なかなか可憐でかわいい形の葉っぱやお花なので嫌いではないのだが、お墓を占領されてしまうのもどうかと思い、今度は丁寧に抜かせて貰った。
私がこの家にいられるのもあと僅か、そうそうお墓参りが出来なくなるので、静かに咲いてくれそうな植物(水仙の球根を何種かと万両の実生、スミレ、この時期咲く可憐な白い花)を庭から掘り起こし、お墓の片隅に植えてきた。毎年咲いてくれる事を願いつつ。。。 あと私も母も好きだったクロッカスも植えたかったのだが、庭のどこに球根が植わっているか分からずあきらめた。クロッカスならお墓参りするのも厳しい(実際立地上、真冬は道が凍結して行けない事もある)、雪解けの春先に咲くのでさびしくないかなぁっと思ってしまう。持っていく予定の植木の中からもし生えてきたら、それを今度持っていって植えようと思う。来年のいつになるかは分からないけれど・・・
お墓参りで枯れたお花があったりすると、もの悲しいが、誰かが参ってくれた事を知らせてくれる。両親を偲んでくれる人に感謝する。
このお墓の苗字は私一人になってしまった。奇しくもあと一人分位は入る余裕があったりする。そういえば、御ミサの時、母と一緒に私も写っている写真を、いい写真だからと姉が持ってきて祭壇に飾ってくれたものだから、両親ゆかりの人達が焼香して下さった時、何だか私にも焼香して貰っている様な奇妙な感覚に陥った。
余りに色々な事が起こってきたので、無心に草抜き等をしているうちに、つい物思いにふけってしまった。京都を去る前に、もう一度来ます、といって、お別れしてきた。